TOPへ戻る Amodel 1/72 Yak-50
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BOXア-トはソ連内陸部ののどかな田園地帯、その低空をかすめる様に飛んで行くYak-50。車輪が出たままなので恐らくは離陸直後、下の木立は滑走路の端の先に広がっている雑木林なのかも知れません。絵のタッチはアナログ的かつ、どことなくレトロな感じが漂ういつものAmodel調で、私個人としては好きな画風です。明るい陽光の下、いかにも平和で穏やかな地上を背景に当時(1949)としては最新鋭の試作ジェット戦闘機が飛んで行く様子には、少なからず違和感があって印象に残ります。同社の箱絵にはこのパタ-ン(自然豊かでのどかな地上+最新鋭機)が比較的多いのですが、この「違和感→印象に残る」という効果をねらって描いている可能性があります。

Yak-50は後のYak-25の基になる自転車式降着装置を備えた試作機で、普通ならまずキット化される機体ではありません。しかし近年(2010年台前半)の飛行機模型界を見渡すと、主要な機体はほぼ全てキット化され尽くした感があり、残るはこのYak-50の様な試作だけで終わった機体のキット化が相次いでいます。新興のキットメ-カ-も台頭する中、このYak-50は老舗のAmodelから発売されました。Amodelは昨今の試作機キット化ブ-ムの遥か以前からマイナ-な試作機を出して来たので、このキットが同社から出てくれて何だかホッとしています。さて、肝心の中身はAmodel伝統の簡易インジェクションと思われ、主翼と胴体がガイドのないイモ付けになっているなど、キット化された時期が2010年台前半にしてはレトロな雰囲気満載で、私の様なオ-ルドモデラ-にはたまらない魅力があります。この時期の同社製品には普通、ランナ-にMasterのタグがありますが、なぜかこのキットにはありません。しかしパ-ツ構成や小部品の仕上がりなどはMasterタグ付きの他のAmodel製品とほぼ同じで良い感じです。筋彫りは浅めの凹。プロポ-ションは資料が少ない機体なので正直良く判りませんが、Amodelですから信用して良いと思います。

部品点数 51

デカ-ルは機首の番号違いで2種類から選べますがいずれも銀塗装。実機が試作機ですからこれで十分でしょう。

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