TOPへ戻る Amodel 1/72 Ka-28
キットたちへ戻る


ka28_am72_BOXアート

ka28_am72_01

ka28_am72_02

ka28_am72_03

ka28_am72_04

ka28_am72_05

ka28_am72_06


BOXア-トは夕闇迫る港の上空を哨戒飛行中と言った趣のKa-28対潜ヘリコプタ-、ユ-ゴスラビア海軍機です。ユ-ゴスラビア(以下ユ-ゴ)と言えば冷戦終結と共に8つの国と地域に分裂してしまいましたが、この箱絵はその前、まだユ-ゴが一つの国としてまとまっていたころの情景と言うことになります。ユ-ゴの海岸線は起伏が激しく、海の間近に山が迫っていると見えて、この箱絵でも港の奥にはほどなく山裾が広がっています。この絵でまず目を引くのは画面右上の赤く染まった空。これは夕日の残照なのか、それとも巨大な火山から吹き上がる熱気でしょうか。もし後者だとすると付近の住民は港から船で緊急避難するはずで、主役のKa-28は火山の動静をリアルタイムで地上に伝える見張り役と考えられます。しかし私がネットでザッと調べた範囲では、ユ-ゴで大規模な火山災害があったとは確認できませんでした。となるとこの赤い空は夕日の残照と言うことになりますが、本当にこんな部分的に真赤に染まるのか、はなはだ疑問です。

このキットのメ-カ-通し番号は7237と若く、Amodel初期の製品群に属すため、中身は正にAmodel炸裂と言った感じです。すなわち形状の正確さは期待できるものの全体にバリが多めでパ-ツには微妙に反りや歪みが有り、組立ては一筋縄では行かない予感。小部品もややモッサリしているので、バリ取りと同時に出来る限りシャ-プにすると良いでしょう。しかしAmodelの、特に初期製品の常として、当時の技術を惜しみなく注ぎ込んで一生懸命真面目に作ってあります。そういうメ-カ-の姿勢に共鳴したモデラ-は同社のファンとなり、いわゆるAモデラ-が誕生するのです。

部品点数 224 (重複パ-ツ含む)

デカ-ルは箱絵のユ-ゴ機の他にインド海軍機も選べて合計2種類。両方ともグレ-塗装なので、箱絵の機体が黄緑色なのは絵画としての演出と理解しましょう。原産国のソ連のマ-クはありませんが、Ka-28はKa-27の輸出型なのでソ連機が無いのはしかたがありません。
 
ka28_am72_07

ka28_am72_08

ka28_am72_09

ka28_am72_dk


TOPへ戻る キットたちへ戻る