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ka29_it72_BOXアート

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BOXア-トは炎上する林を背景に地上スレスレを飛ぶKa-29突撃輸送ヘリコプタ-、ソ連海軍機です。夜なのか火災の煙なのか、空は暗く、燃え盛る炎の中、ロケット弾発射筒を満載したKa-29が不気味に浮かび上がっています。まるでこの山火事はこのKa-29が作り出したと言わんばかり。凄い迫力には違いありませんが、突撃輸送任務で林をまるごと焼き払う必要があるのかどうか、はなはだ疑問です。絵の構図は主役のKa-29を中央に大きく描き、プラモデルの箱絵としての基本をしっかり押さえています。しかしそのために周囲の余白が狭くなって、さてこの狭い余白で突撃ヘリの迫力をどうやって出そうか考えた結果、背景の林を丸ごと焼き払ってしまったのかも知れません。絵の成り立ちは写真やCGとは無縁の完全肉筆画で、デッサンの正確さと細部の描き込みがまずまず良く出来た佳作といったところです。

このキットはZVEZDAの製品をITALERIブランドで販売したもので、箱の右下にきちんとZVAZDAのロゴが印刷されています。ZVAZDAからはKa-27も出ていますが、Ka-27と-29は基本設計が同じだからきっとプラモデルのパ-ツも類縁関係が有るだろうと思って両キットのパ-ツを見比べたところ、左写真上から3枚目のロ-タ-等が成形されたランナ-が丸ごと共通でした。胴体が付いているランナ-は-27/-29でそれぞれ個別です。このキットの胴体は特に良い出来で、基本凹筋彫りながら細かい凸リベットが無数に打たれ、所々浮彫りで表現されたディティ-ルがとても精巧で美しいです。

部品点数 131

デカ-ルは箱絵の機体1種のみで、赤星と番号と海軍の旗のマ-クのみのシンプルな構成。箱絵では機番の209が黒字ですが、デカ-ルでは白字になっています。
 
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