TOPへ戻る ZVEZDA 1/72 Mi-24A
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BOXア-トは山岳砂漠地帯の谷間に沿って飛ぶMi-24Aの2機編隊、ソ連軍機です。谷の底には道路があって、遠景に車列が見えます。手前の機体はロケット弾を発射しているので、前方の敵地上部隊を攻撃しているものと思われます。山岳砂漠地帯という情景から、これはアフガン紛争の一場面でしょう。谷底の道路がはるかに下なので、対地攻撃するにしては高度が高すぎる気もしますが、谷の両側が切り立った崖なので、高速機動するにはこの位の高度が必要なのかも知れません。絵はしっとりと落ち着いた感じがする完全肉筆画で好感が持てます。機体のデッサンはしっかりしているし、メカメカしいディティ-ルも丁寧に描き込んでいます。特筆すべきは同機の特徴であるガラス貼りの温室の様なコクピットが良く描けていて、中の乗員の様子まで手に取る様に分かること。ミリタリ-物のプラモデルの箱絵は多くの場合カッコ良いメカばかりが強調され、そこに乗っている生身の人間には重点が置かれませんが、このア-トでは人間がはっきり描いてあるので、「戦争って人間がやってるんだなぁ」と改めて気付かされます。

さて、このキットはZVEZDAがヘリのキットメ-カ-として広く世の中に認められた出世作です。同社からはMi-24の後期型のV/VP(HIND-E)も出ていて日本での発売は何故かV/VPの方が先だったけれど、メ-カ-通し番号はMi-24A(このキット)が7273、V/VPが7293なので、キットの開発はこのMi-24Aの方が先と思われます。部品割りは機首部が別パ-ツになっていて、これを入れ替えることで型の違いに対応し、その他のパ-ツは出来るだけ共用化する工夫がなされています。各パ-ツの出来は精密そのもの。私のつたない文章でお伝えするよりも、左に掲げた写真が放つオ-ラを感じ取っていただく方が話が速いでしょう。部品点数は一部不使用パ-ツを含むとは言え300に迫る勢いで、完成した時の精密感を容易に想像できます。また乗員(フィギュア)のパ-ツも立派で、流石はZVEZDAのヘリ出世作です。

部品点数 291 (重複パ-ツ含む)

デカ-ルは取説の塗装説明によれば2種類。箱絵の緑系迷彩ともう1種は茶系迷彩となっています。メジャ-なマ-クの他に細かいコ-ションデ-タがびっしり入った豪華なものです。
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