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BOXア-トは山岳砂漠地帯の谷底の平地上空を飛んで行くMi-24V、ソ連軍機です。谷底には小規模な集落があって、左後方には爆炎が上がっています。山岳砂漠地帯という情景から、これはアフガン紛争の一場面でしょう。恐らくこの集落は敵の支配地域で、左後方には軍事施設があったか、地上部隊が集結していたところを、このMi-24が攻撃した直後の光景なのだと思います。絵は鬼気迫るタッチの完全肉筆画で、写真の修整やCG画像では出せない迫力に満ちています。特に上下二段に分かれたキャノピ-や機首のガトリング砲など、Mi-24Vの特徴をしっかり描き出していてプラモデルの箱絵として申し分ありません。
さて、このキットはZVEZDAがヘリのキットメ-カ-として広く世の中に認められた出世作で、BOXア-トの右側にいくつかの賞を受賞したことを示すメダルが印刷されています。同社からは前期型のMi-24A
(HIND-A)も出ていて、メ-カ-通し番号はMi-24Aの方が若いのですが、何故か日本での発売はこのMi-24V/VPが先でした。部品割りは機首部が別パ-ツになっていて、これを入れ替えることで型の違いに対応し、その他のパ-ツは出来るだけ共用化する工夫がなされています。左写真・箱絵直下の3枚が「A」と共通、他のやや小さいランナ-3枚が「V/VP」専用です。パ-ツの出来は流石に賞を取るだけあって優秀の一言。私の様な軟弱モデラ-にはもったいない程の出来栄えです。
部品点数 283
デカ-ルは3種類。いずれも迷彩で、茶系, グレ-系, グリ-ン系のバリエ-ションから選べます。細かいコ-ションデ-タもびっしり入っていて内容に不足はありません。 |
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