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BOXア-トは着陸か離陸か分かりませんが、開けた草原の直上、高度１m辺りに浮揚しているポ-ランドのMi-２。迷彩してロケット弾で武装しているから、簡易攻撃ヘリと言ったところでしょうか。絵のタッチはアナログ・レトロ調で、細部まで精密に描くと言うよりも、全体をフワッと包み取る感じの画風でなかなか味が有ります。詳しく見て行くとまず背景ですが、地平線は夕焼けに染まっているものの鮮やかな赤ではありません。草原と空もほとんどグレ-に近く、彩度の低い背景となっています。そこに主役のMi-２。迷彩塗装なのでこれも彩度が低いですが、より低彩度のバックに引き立てられ、浮き出して見えますね。夕暮れ時なので明るさも抑えてあります。明度、彩度、ディティ-ルの三者を共に抑えて上手くバランスさせた絵ですが、今一つインパクトに欠ける地味な仕上がり。
intech はあまり馴染のあるメ-カ-ではないので、正直あまり期待していませんでした。ところが箱の中からは実に雰囲気の良いパ-ツが出て来たではありませんか。胴体はテ-ルビ-ムが別パ-ツになっていて、全部で４パ-ツ。筋彫りは凹で特に胴体の筋彫りがとても良い感じです。ただテ-ルビ-ムの筋彫りは深過ぎる上にヨレているので埋め戻して修正すると良いでしょう。その他小部品はバリも少なく標準的な出来で好感が持てます。丁寧に組んでやれば有名メ-カ-の秀作キットにも負けない作品になるかも知れません。
部品点数 １０５
デカ-ルは箱絵のポ-ランド機の他にリトアニアの迷彩塗装機も選べます。 |
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