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春夏秋冬 (1/72 Yak-3, Yak-9T, La-5FN, MiG-3) 完成日 2007/5/6〜2010/12/5

作品について
私のメインフィールドは第二次世界大戦終結からソ連邦崩壊までの冷戦期だけれど、大戦中の機体もポツポツ作ります。そうして作り貯めたレシプロ戦闘機が4機揃った段階で何か統一したテーマで飾りたくなり、春夏秋冬・四季のビネット(小規模なジオラマ)に仕立てて見ました。北国のソ連に日本の様な美しい四季があるのかどうかはっきりとは分かりませんが、短いながらも夏は有るだろうし、夏が有るなら冬との間に春と秋もあるだろう・・と言うことで作ってしまいました。設定は、春:タンポポが咲く駐機場のYak-3,夏:草原の飛行場で雑草を抜く整備兵とYak-9T,秋:紅葉の落ち葉が舞う草原で整備を受けるLa-5FN,冬:雪原に駐機するMiG-3の前を通り過ぎる人々・・と言ったところです。それぞれの季節感はまあまあ出せたし、機体とベースのマッチングもそれなりに上手く行ったと思っているのですが、いかがでしょうか。

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当時記
この4部作のきっかけになったのはMiG-3です。冬季迷彩の白に赤い矢印が映えるこの機体は実機写真が残っていて、雪原に駐機している姿がとても印象的でした。その写真を手本にしてMiG-3・冬のビネットが完成したのは2007年5月です。その当時は四季全て揃える計画は無かったけれど、その後3年間で徐々に他の3機の単品が完成。2010年の春に四季のビネットを揃えることに決めて制作を開始しました。その後の経過はまずまず順調で、間に他の作品を挟みながらまず「春・Yak-3」が2010/5月、「夏・Yak-9T」が8月、「秋・La-5FN」が12月に完成しました。MiG-3単品の着工は2005年12月だったので、全巻完成まで丸5年掛かっています。

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素材など
まずそれぞれの機体は「展示場」に単品をUPしてあるので詳細はそちらをご参照ください。次に、「春・Yak-3」を除く各ビネットにはフィギュアが配置してありますが、これらは全てPreiser製です。Preiserのフィギュアは出来が良いので基本的にキットのままだけれど、「冬」の2体はパテを盛り付けてオーバーコートを着せました。その他小物では「夏」のリヤカーと「冬」の車輪止めを自作しています。ベースは板の上に紙粘土を盛り付け、その上に草原シートを貼ったり、スノーパウダーを撒いたりして作りました。特に「春」は枯葉チップと極小ドライフラワーでタンポポを作っていますが、これにはとても苦労しました。今となっては良い思い出です。

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制作記があります。よろしかったらぜひご覧ください。


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