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La- 7 | |
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KP 1/72 La-7 | 完成日 2007年 11月23日 |
La-7 実機について La-7は第二次大戦末期に登場した戦闘機で、La-5,La-5FNに続くラボ-チキン設計局の作品です。La-5FNからの変更点は主に空力的洗練で、オイルク-ラ-や補助空気取り入れ口の位置を変えるなどした結果、エンジン(Ash-82FN/1470馬力)は変えていないのに速度や上昇力などの主要な飛行性能がLa-5FNよりもさらに優れたものとなりました。この様に高性能だった本機はエ-スパイロットや親衛連隊での使用が多く、大戦末期の短期間ながら多くの戦果を上げました。また、後世の評価ではヤコブレフのYak-3と共に第二次大戦中の最優秀ソ連戦闘機と位置付けられています。 |
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当時記 このキットを作り始めたのは2007年5月、きっかけは所属している模型サ-クルの秋の展示会テ-マが「エ-ス」だったことです。冷戦期のソ連ジェット戦闘機をメインにしている私にとって、「エ-ス」というテ-マは必ずしも適したものではなく、一時は「エ-スを狙え」の「お蝶婦人」や「岡ひろみ」なんぞ作ろうかと妄想しましたが、アニメ系フィギュアは専門外のため敢え無く挫折。無難な線で第二次大戦のソ連エ-ス機を作ることにしました。機種選定ではまずトップエ-スに敬意を表してこのLa-7、次にインパクトが強い女性エ-スのYak-1と機首に派手なドラゴンマウスを描いたLa-5の合計3機を同時に作り始めました。予定では11月末の展示会に3機が揃うはずだったんですが・・土壇場でデカ-ル貼りに失敗して、結局展示会にはこのLa-7だけ出品しました。 |
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キットについて [KP 1/72 La-7] : このキットは組立て説明書の冒頭に「No.6」と書いてあるので、KPの6番目のキットと思われ、相当な年代ものです。初期のKPと言えば、合いが悪い,リベットがうるさいなど共通した短所が見られますが、このLa-7は実機が木製機のためキットにもさすがにリベットは打ってありません。その代わり胴体側面など要所に凸ながら繊細なパネルラインが彫刻されているし、動翼はきちんと凹で表現されていて、実感は十分です。合いもそれほど酷くなく、この時期のKPにしては優秀な部類でしょう。(もちろん相応の修正は必要ですが。) さて、一番気になるプロポーションは、機首が少しもったりしている感じがします。これはスピナーが微妙に大きいのと、カウリングの先端曲面が単純すぎるためだと思います。あと主翼下面が胴体のラインより下に出てしまいますが、機首から主翼下面にかけて一直線につながっているのがLa系の特徴なので、作例では削り込んで修正しました。 |
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制作記があります。よろしかったらぜひご覧下さい。 |
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