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冷戦秘話 | |
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TAMIYA 1/100 MiG-21(上) F-104(下) | 完成日 2005年 8月7日 |
設定 東西冷戦たけなわの196X年、西独空軍のF-104が計器故障で東独領内に迷い込み東独の空軍基地に強制着陸させられるという事件が発生。パイロットは拘束され、機体はソ連へと持ち去られた。その数日後、今度は極東ソ連軍のMiG-21が函館空港に強行着陸、パイロットはアメリカへ亡命した。ことを荒立てたくない独,ソ,日の3国はアメリカを仲介役として水面下で交渉、西独パイロットは釈放・帰還、機体はソ,日に留め置くことで合意した。その後機体はそれぞれの国籍マークに塗り変えられ、飛行性能のテストなどに活用されたと言う。しかしこの事件は一般国民には一切報道されなかった・・・。 (この物語はフィクションです。登場する国や地域名は実在のものと関係ありません。) |
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当時記 はるか昔の1970年代、タミヤから1/100ミニジェットシリーズが販売されていました。当時中高生だった私にも気軽に買える手頃な価格で、相当数を作っては壊して遊んだ記憶があります。それからしばらくして絶版となり、長らく見掛けませんでしたが20年あまりの時を経た2005年、ついに再販となりました。懐かしさのあまり早速数点買って来ましたが、1/72をメインに手掛けている今となっては1/100をストレートに作る気になれず、フェイク塗装というものを生まれて初めてやって見ました。F-104はかっこいい機体なので、前々から赤星を付けてみたかったんです。これが本当のスターファイター・・・(笑)。MiG-21に日の丸を付けたらどうなるか・・・こっちは予想できなかったんですが、やってみたらほっぺた真っ赤のりんご娘になってしまいました。両機とも一応自分のイメージに近いものが出来たので、自己満足に浸っております。でももう1/100はやめます。1/72と手間(工数)がほとんど変わらなかったので、同じ手間なら1/72の方が良いですから・・・。 |
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キットについて [TAMIYA 1/100 MiG-21PFM & F-104J/G] : MiG-21は2005年に再販されたのですが、F-104の方は再販されませんでした。推測ですが初販当時、F-104は良く売れたので金型が疲弊し再生産できないのではないでしょうか?一方のMiG-21は不人気で金型が健在なのかと・・・。そう言えば当時ラインアップされていた他のソ連機のMiG-19とIl-28もそろって再販されており、この推測はけっこう当たっているかも知れません? さて、キットは当時冷戦真っ只中で資料が乏しかったはずのMiG-21が意外にも実機の雰囲気を良く捕らえており、最近見掛ける実機写真と見比べても全く遜色ありません。これが1/72でないのが残念です。一方F-104は周りにいくらでも実機の資料があったはずなのにあまり似てないそうです。(西側の機体は専門外なもので、伝聞形式で申し訳ありません。)特にコクピット周りのラインが致命的なんだとか・・・。出来上がって赤星マークを付けて見ると、その独特の機体形状と相まって、まるで失敗したソ連の試作機にしか見えません。・・・と言うことは私としては大満足です。こうやって両機を並べて見ると、MiG-21の機体形状がとてもまともに見えます。日の丸もばっちり似合っていて頼もしく感じられます。フェイクマーキングって不思議なものですね。 |
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製作記があります。よろしかったらぜひご覧下さい。 |