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MONOGRAM 1/200 Tu-16 完成日 2006年 5月28日

Tu-16 実機について
Tu-16はソ連初のジェット戦略爆撃機です。初飛行は1952年で、同年代のジェット戦闘機と言えばMiG-17やYak-25辺りだから、結構古い機体です。しかしその機体形状は先進的で、胴体に密着した2基のエンジンとスラッとした後退角付きの主翼および尾翼は現在(21世紀)の目で見ても古さを感じさせません。実際の性能も優れていたため成功を収め、ソ連本国で1500機生産された他、中国でもH-6の名でライセンス生産されました。さすがにソ連(ロシア)本国での運用は終わっていますが、アジアや中東・アフリカの各国に輸出された機体や中国のH-6は今でも(2010年台)現役で活躍しています。

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当時記

このキットは2006年4月9日着工・同年5月28日完成と、私にしては異例の速さで作り上げました。当時は Amodel 1/72 La-250 と SKARABEY 1/72 MiG-9UTI に手を焼いていて、長い間完成品が出ない、いわゆる「未完病」に苦しんでいたので、とにかく完成品が欲しくて、仕掛り品を押しのけ、割り込む様にして作りました。飛行姿勢にしたのは前々から大型機の飛行姿勢の美しさに惹かれていたのと、1/200 という小スケールでスタンドで支えるのが容易なことから制作に踏み切った次第です。スタンドへの取付けは十分な強度を確保しつつ、外観への影響を最小限に抑えるため、機体側に雌ネジを仕込むネジ式としています。完成して見るとまずまず思惑通り、いかにも飛んでいる風に仕上がったので満足しています。

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キットについて
[MONOGRAM 1/200 Tu-16] :このキットは 1/200 という希少スケールながら、飛行機プラモ界の老舗、MONOGRAMの製品で、実機の雰囲気を良く捉えた逸品です。ただし、製品化された年代が古いためか、翼端が厚ぼったいのと、筋彫りが凸なので工作で消えてしまう・・と言った弱点があります。特に左右胴体の接合と胴体⇔主翼間の接合はペーパー掛けによる修正が必須なので、消えた凸モールドを事後再生する必要があります。この作例では胴体下面の爆弾槽扉を自作デカールで再生し、胴体⇔主翼間の修正跡はパネルをトーンの異なる銀で塗り分けて何とかカバーしました。また、小スケール故、窓枠の塗装に技術が必要です。作例では筆塗りはムリと判断して銀塗装したデカールを細く切って貼り付けてあります。

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制作記があります。よろしかったらぜひご覧下さい。 


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