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Yak-9T Photo 1
ICM 1/72 Yak-9T 完成日 2007年 4月07日

Yak-9T 実機について
Yak-9はYak-1からYak-7を経て発展した戦闘機で、Yak-7までは木製だった主翼を金属に替えて軽量化し、性能向上を果たしました。材料を木から金属に替えて軽くなるのは、同じ強度を得るには金属の方が木よりはるかに少量で済むからです。さらにYak-9では軽量化を徹底するため武装が減らされ、プロペラ軸内に20mm機関砲1門、機首上面に12.7mm機銃1丁を装備しましたが、貧弱な武装を少しでも補おうと、Yak-9Tではプロペラ軸内機関砲が37mmに強化されています。Yak-9は1943年末に実戦投入され、各型合計16,000機以上も量産されて大戦後半のソ連主力戦闘機となりました。

fw_yak9t_ic72_2ss 

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当時記
2006年12月、その年のJMC合同クラブ展示にSu-22のスタンドモデル「シドラ湾1981」をなんとか間に合わせた私は、ホッと一息ついていました。さて次は何を作ろうか・・・一応自分の守備範囲を戦後ジェットに絞ってはいるものの、息抜きをしたいときには大戦機にも手が伸びます。そんな時、サイトの掲示板にはるばる四国から「珍さん」がご来訪になり、Yak-9を作っていらっしゃるとのお書き込みをいただきました。My蜜柑山にもちょうどこのICM1/72Yak-9があったので、これをきっかけに私もYak-9を始めることにしました。
 

Yak-9T Photo 4

キットについて
[ICM 1/72 Yak-9] : ICMはウクライナのキットメーカーで、1/72や1/48のソ連機がけっこう充実しています。世間での評判は総体的に良いのですが、流通価格がちょっと高めでしょうか。さて、この1/72Yak-9はひとつのパッケージに前期型と後期型の胴体が入っており、Yak-9のサブタイプが全て作れるコンバーチブルキットです。キット自体の出来は、形状,パーツ精度,ディティールともに高得点で私に言わせれば国産キット並み(国産キット作ったことないですが)。しかし成形技術に劣るのか、各部品とも微妙に歪んでいたり表面が引けていたりするので、ただどんどん組めば良いという訳ではなく、若干の修正も必要です。これがいわゆる「キットの味」になっていて、日頃怪しげなキットばかり作っているDeepマニア(私含む)も十分楽しめる奥の深い一品です。
 

Yak-9T Photo 5

制作記があります。よろしかったらぜひご覧下さい。 


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