ABИA CTEHД 1/72 La-150

これはBOXア-トと言うべきかどうか・銅板エッチング版画と思われるモノクロの線画で、タイルを敷いた様な滑走路に着陸して来るLa-150が描かれています。着陸と言ったのは絵全体に覇気がなく 弱々しい感じがしたからなんですが、目蓋を閉じ気味にして逆に心の目を開いて行くと、ノズルから勢い良く噴射されているジェット炎が見えて来るではないですか！すると今まで土砂降りの雨かと見えた背景が青空と白雲に変わります。さらに前脚左側の遠景にはトラックが居たり、滑走路上には機体の影が落ちていたりとなかなか手の込んだ演出が感じられます。機体形状は他の資料と見比べてもかなり正確にLa-150の特徴を捉えているし、パッと見の貧弱さとは裏腹な奥深さがあります。 これはバキュ-ムキットです。パッケ-ジ右上にあるABИA CTEHДが恐らくメ-カ-名だと思いますが、箱にも取説にも一切英語表記がないので正確なことは分かりません。キットの出来についてはバキュ-ムキットの標準レベルがどの程度なのか知らないので何とも言えないのですが、見た感じ相当行けてます。インジェクションキットに比べればもちろんディティ-ルは劣るけれど、筋彫りはちゃんとパネルラインに見えるし、外形ラインの切れがスッキリしていて、やる気さえあれば完成させられそうな気分にさせてくれます。しかしバキュ-ムの性質上、脚柱などの細いパ-ツは相当厳しいので、自作や他キットからの流用を考えた方が良いでしょう。 部品点数　２８ デカ-ルは赤星6個と機首の番号が入っていましたが、一部切り取られていました。このキットは手元の1品以外見たことないのでこれ以上のことは分からないです。           完成作例があります。よろしかったらぜひご覧下さい。左の画像をクリックすると展示場へ移動します。このペ-ジに戻るにはブラウザの戻るボタンを使って下さい。