TOPへ戻る Avis 1/72 La-200 with Toriy radar
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BOXア-トは森を切り開いて造成した飛行場の片隅で静かに翼を休めるLa-200、ソ連試作ジェット戦闘機です。背後の森は深い静けさに満ちていて、その霊的なオ-ラが手前の飛行場をも支配しています。そう感じさせるのは全体に暗く落ち着いた雰囲気にまとめ、無彩色の地面の上にこれまたほとんど無彩色の機体を置いて、にぎやかな色彩とは無縁の重厚感溢れる仕上がりにしたためでしょう。耳を澄ませてじっと箱絵を見ていると、私の耳に聞こえて来たのはジェットの轟音ではなく、森の梢を吹き渡る寂しげな風の音でした。そんな感想が漏れるほど精神性に富んだア-トですが、その成り立ちはCG由来だと思います。この構図は同機の実機写真で最も良く見かけるものと同じですが、その写真の背景は広々とした雪原で、ほぼ地平線と言えるほどのはるかかなたに森が見えています。このア-トはその写真を基にして雪原をコンクリ-トに変え、森を手前に引き寄せてCG合成したものではないでしょうか。多少バ-チャルな香りが残っていますが、本当に精神性の高い良く出来たア-トです。

Avisは色々と珍しいアイテムを出しているメ-カ-で、このキットが出る半年ほど前にLa-200の別型(with Korshun radar)をリリ-スしています。こんなマイナ-機がキット化されるとはいよいよ実機のネタ切れでしょうか。さらにレ-ダ-の異なる型(このキット)まで出たのがネタ切れの証拠とも思えます。この調子だと機首全体をレド-ムにした本機の最終型、La-200Bも多分出るでしょう。

さて、肝心の中身ですが、予想通り、先行発売された with Korshun radar と多くのパ-ツを共用しています。主翼のランナ-2枚とタイヤが付いたランナ-および増槽のランナ-の合計4枚と、透明パ-ツが共通。胴体のランナ-は微妙に異なりますが、パ-ツがそっくりなので恐らくコンバ-ジョン金型でしょう。異なるのは機首周りのレド-ムと空気取り入れ口内部の構造体と言ったところなので、パ-ツ詳細は恐れ入りますが同社 La-200 with Korshun radar の記事をご参照ください。

部品点数 130 (不使用パ-ツ含む)

デカ-ルも with Korshun radar と同じもので、赤星が6個だけのシンプルなものですが、実機が試作機なので他のバリエ-ションはありません。


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  la200_2_av72_sp    完成作例があります。よろしかったらぜひご覧下さい。左の画像をクリックすると展示場へ移動します。このペ-ジに戻るにはブラウザの戻るボタンを使って下さい。

 

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