TOPへ戻る Heller 1/72 Yak-3
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これは地上戦への支援なのか、はたまた大空中戦なのか、日没を思わせる空のもと、市街地とも荒野とも見える大地の上空を飛ぶYak-3。遠景には炎上/墜落して行く機体も描かれており、Yak-3が正に大祖国戦争(旧ソ連では第二次世界大戦をそう呼んだ)の主役の一人であったことを強調するような箱絵です。ただし、機体塗装の色調はずいぶんと画家の主観が入っているようなので、この箱絵だけを頼りに塗装するのはあまりお奨めできません。

箱を開けると予想外に多いプラスチックの分量に驚きますがすぐにその大半がランナ-であることに気付きます
。部品は全て同じ寸法の長方形外周ランナ-で保護されており、流通過程で部品の破損を防ぐという、メ-カ-の良心が汲み取れます。プラモデルの製造コストに占める材料費(プラスチック)の割合がどの程度なのか知りませんが、ずいぶん気前の良いランナ-配置のような気がします。部品相互の間隔がかなり空いていてスカスカですが、これはこのキットがCAD/CAM システム(金型の設計や製造にコンピュ-タ-を使用するシステム)が導入される以前に作られた"職人もの"である証左かも知れません。そんな人間臭さのただよう古いキットですが、各パ-ツの合いは(私にとっては)ピッタリで、組み立てにストレスを感じることはありませんでした。部品点数は少なめですが必要十分なディティ-ルはしっかり揃っているし、完成してみると実機の雰囲気が実に良く出ているので、手軽に楽しめる一品です。古いキットですが21世紀でも十分通用します。価格がこなれているのも魅力。

部品点数 36


デカ-ルは箱絵のフランス義勇軍(ノルマンディ-ニ-メン)の使用機をメインにもう一種類、機首に目が入るマ-キングが選べます。もう少しバリエ-ションが欲しい気もしますが、Hellerのお国元はフランスなのでまあ妥当な線でしょう。余白部分は多少黄ばんでいますが、貼り付けた後でカットすれば問題ありません。


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完成作例があります。よろしかったらぜひご覧下さい。左の画像をクリックすると展示場へ移動します。このペ-ジに戻るにはブラウザの戻るボタンを使って下さい。



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