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yak9_ic72_BOXアート

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場所はヨ-ロッパの山岳地帯、夕焼けに染まり始めた空の下、一機のJu87が墜落して行きます。そしてその手前には箱の対角線一杯に描かれたYak-9の雄姿。ロシアや東欧圏の少年たちはこのBOXア-トを見てさぞかし胸躍らせることでしょう。

箱のサイズはかなり大きくて、単発大戦機としては1/48が入る大きさ。開けて見ると中はスカスカで、2枚のランナ1に手際よくまとめられたパ-ツが出て来ます。箱が大きいのはほぼA4サイズで2色刷り8ペ-ジという、やたら気合の入った取説が入っているためです。この取説にはサブタイプ別の側面図や塗装図などが多数掲載されており、1/48や1/32キット並に充実しています。パ-ツの方は胴体とキャノピ-が前期型と後期型の2機分、その他機首の銃身と操縦桿などがコンバ-チブルになっていて、Yak-9の全サブタイプが制作可能という豪華な構成。1/72Yak-9の決定版を狙ったメ-カ-の意気込みが伝わってきます。


金型は正規インジェクションもしくは良くできた簡易金型と思われ、バリはあるものの少なめで、まずまずシャ-プな感じ。パネルラインは凹です。このパネルラインが1/72にしては深くて太過ぎる感じがしますが、塗装の過程でほど良く埋まりそう。コクピット内壁や脚庫にもモ-ルドが施されており、脚パ-ツもスケ-ルなりに精密で、ディティ-ルはしっかりしています。私が見る限りプロポ-ションは正確そうです。まあ、前期型と後期型でわざわざ別の胴体パ-ツを入れるくらいだから、メ-カ-を信用していいと思います。

部品総数 47 (重複パ-ツ含む)
部品点数 40 (重複パ-ツ含まず)


デカ-ルは10機分のバリエ-ションから選べる充実したものなので各サブタイプを網羅しているのかと思ったのですが、9機はYak-9(無印)、残り1機はYak-9Tのものでした。箱絵の機首から大口径砲身が突き出た機体はYak-9Kで、この機体のデカ-ルは入っていません。箱絵の機体が作りたくてキットを買うことも多い訳で、少なくとも箱絵に描いてある機体のデカ-ルはセットしておいてもらいたいものです。
実際貼ってみるとフィルムが弱くてプチプチ切れるので要注意です。

yak9_ic72_sp

完成作例があります。よろしかったらぜひご覧下さい。左の画像をクリックすると展示場へ移動します。このペ-ジに戻るにはブラウザの戻るボタンを使って下さい。



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