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「百里の路を行くときは九十九里をもって半ばとせよ」 という有名な格言がありますね。ウェザリングしてデカール貼ってトップコートまで掛けたので、まさに99里まで来たところでピトー管を折ってしまい、気分は50里に逆戻り。まあ過去の経験からして何事も無くすんなり完成することは希なので、気を取り直してリカバリー開始です。ピトー管が折れたとき、取付け基部は残ったのでここに新しいピトー管を差し込むつもりでした。しかし、差し込み用の穴を開けていたら基部全体が壊れて取れてしまいました。さらに勢い余ったドリルの切っ先で下写真・中央・矢印部分にキズが付き、気分は最悪です。 |
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めげずに作業を続けます。ピトー管は少しの力では折れない様に金属に置換えました。まずは瞬間接着剤で機首に固定、続いてエポキシパテで基部を作ります。基部はエポキシパテが固まらないうちに出来る限り形を整えました。 |
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このリベンジ作業の最後の難関はキズ隠しの再塗装です。上写真・上段・中央の矢印部分の他に、写真では見えませんがキャノピー前にドリルの当りキズがありました。これらのキズの上から目の細かい紙ヤスリを掛けて均した後、新たな銀塗料を小筆で点描してごまかして見ました。これは身近なアルミ製品であるアルミサッシの窓枠に、白っぽい錆が斑点状に浮いているのを見て思い付いたものですが、本物のMiG-21にこんな現象が起きるかどうかは分かりません。
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