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不定期日記 2011年

2011年12月31日(金)
今年を振り返る

 大晦日です。今年も残すところあと半日。色々あった一年でした。私はあまり派手に動き回るのは苦手な方なので平穏無事に静かに暮らして行きたいのですが、周囲の状況がなかなかそれを許してくれません。でもまあ、あと6年頑張れば還暦。それまで健康に気を付けながら自分なりに精一杯働いて社会的責任を全うしたいと思います。それは模型作りでも同じ。ずば抜けた技能を持っている訳ではないけれど真面目にコツコツ作り込んで行く。手の平サイズの小さな完成品に魂を込める。それが私の制作スタイルです。私にとって模型作りは自分との対話、完成品は過去の自分の記録なんです。・・何だか大げさなもの言いになってしまいましたが、もう少し具体的に言うと 「制作過程の苦労が大好きで、完成品をいつまでも大事にするタイプのモデラー」ですね。では今年新たにコレクションに加わった私の宝物を振り返って見ましょう。

2011年の完成品は3機。全て1/72で、I-302P,La-176,そして MiG-17 です。出来はまあまあ写真で見ると綺麗だけれど、現物を直接見たら「アレっ?」なところ満載です。でも良いんです。私にとっては宝物。完成日をチェックするとみな今年の前半ですね。MiG-17以外は2010年からの繰り越し。後半は Il-40 を2機手掛けて途中から息切れしました。やはりAmodelを甘く見てはいけませんね。

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Amodel 1/72 I-302P 2月12日 完成
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SKARABEY 1/72 La-176 4月2日 完成
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BILEK 1/72 MiG-17 5月15日 完成


その Il-40 は全面銀の吹付けが終わったところで2011年終了です。サフの仕上げにはずいぶん気を使ったのだけれど、銀を吹いて初めて出て来るアラもあったので、これで塗装完了とは行きません。このあと手塗りでパネル毎に銀のトーンを変えて行きますが、アラはそのとき個別に対応することにします。まだ先は長い感じです。
 
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さあ、これで今年も終わり。最後になってしまいましたが、当サイト「赤い星」を見てくださった皆様全員に感謝申し上げます。TOPページに設置してあるカウンターはだいたい1日に50HITを記録しています。TOPページをリロードする毎にくるくる回るへぼカウンターなので実質1/5としても1日約10名の方が見に来てくれている計算になります。ありがとうございます。皆様の来年のご多幸・ご清栄を心よりお祈り致します。来年もどうぞよろしく!
 
 

2011年12月29日(木)
Il-40a 第10話 兼 Il-40b 第9話 『サフ』

 今日から年末年始休暇に突入しました。1月4日まで休み。7連休です。休みと言っても家族持ちの一般人だから大掃除や正月用品の買い出し,料理の手伝い,年が明ければ年始まわりなど、いわゆる家事雑用が山ほどあって模型ばかり弄っているわけには行きません。でも今回は制作意欲が高まっているので少しの時間でも積極的に作業に取り組もうと思います。

この前の日曜日、Il-40bの基本工作が終わって遂にIl-40aに追い着きました。右がその証拠写真。ここから先は2機同時制作で行きます。この先サフ掛けに始まって銀塗装やトップコートなど、大面積のスプレー塗装が多くなるので、
エアブラシの用意とあと片付けの手間を考えれば2機同時制作が絶対有利なはずです。

と言う訳でまずはマスキングから。覆った場所はキャノピ-
とエアインティークおよび主脚庫です。どれも大した面積ではないので楽にマスクできました。Il-40b・つちブタのエアインティークにティッシュを詰めているとき、鼻血の手当てみたいで笑ってしまいました。

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サフを2度吹きした後、修整し切れていない部分に溶きパテを筆でタッチアップして4時間乾燥させ、2000番のペーパーで仕上げてからさらに3回目のサフを吹きました。まだ若干接合線が見える部分もありますが、これ以上サフを乗せると筋彫りが無くなりそうなので残りの修正は銀塗装のときに局所的に対応します。

今日は朝のうちにマスキングと前半のサフ吹きを済ませ、その後家事雑用をこなして夕方3回目のサフ吹きと、上手く事が運んでかなり前進しました。この勢いが続けば休み中に2機完成するかも知れません。でもあまり調子に乗ると大きな失敗をすることが良くあるので要注意です。



2011年12月25日(日)
Il-40b 第8話 『準備は整った』

 今日はクリスマス。キリスト教徒でもない私は青年期から自分が結婚して子供ができるまでの間、クリスマスとは全く無縁でした。しかし子供が生まれて幼稚園から小学校にかけての間はクリスマスを始め、正月,節分,ひな祭り,こどもの日,七夕などなど、年中行事が必須になっています。思うに日本の一般家庭における年中行事は学童期の子供を中心に回っているんですね。我が家も第一子(長男)はもう中学生で、「クリスマスのプレゼントはもういらないから現金でちょうだい。」と言い出したところを見ると、彼の精神はすでに学童期を抜けて青年期に入った模様です。第二子(長女)はまだ小4なので、朝目覚めたら枕元にプレゼント・・という状況を楽しみにしています。今朝も無事このイベントを完了することができました。しかしさすがにサンタクロースは彼女の心の中からもいなくなっていて、プレゼントを置いてくれるのは自分の親だと分かっています。あと数年経てば我が家のクリスマスは通常の冬の1日と変わらなくなるでしょう。そして時が流れ、孫が生まれればその子の心の中にサンタクロースが復活し、また盛大に祝う12月25日がやって来るのです。そのとき、私のプラモデルの未完山はどうなっているかなぁ・・。

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さて、今年は天皇誕生日と土日がくっついて三連休。低調期のモヤモヤはどうにか収まってくれたみたいで模型を弄る気力がずいぶんと戻って来ました。Il-40b のキャノピーは普通なら週末1回で片付くところ、今回はおよそ1ヶ月掛けてようやく終了しました。翼端のポールも取付けて遂に昨日、基本工作完了です。 

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波に乗って今日は小物を一気に仕上げました。実機が試作機のため爆弾等のアクセサリー類は無く、脚パーツが中心です。 

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さあこれで Il-40b「つちブタ」が、先行していたIl-40a「深海鮫」に追い着きました。あと三日働けば待ちに待った年末年始休暇がやって来ます。ここで一気にスパートを掛けて正月休み中に2機同時完成なんてできたら最高なんですケド・・、どうなりますやら。

追伸
・「私が出会ったキットたち」に Amodel 1/72 T-49 の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


2011年12月11日(日)
続・続・久しぶりの制作

 12月も中旬に入りました。このところこちら(南関東)の気温はおおむね平年並みで、最低気温がプラス一桁(ひとけた)台です。寒い地方で暮らしている方にとってはどうということもない気温だと思いますが、できるだけ暖房しないで、浮いた光熱費で模型を買おうなどともくろんでいる私にとっては厳しい寒さです。模型を買うのを先延ばしにして暖房費に回すという選択肢はありません。なぜなら先に模型を買ってしまったから。そうです、先週の日記で紹介した Amodel の Mi-10 は送料も入れると1ヶ月分の電気代に近い額だったりします。でもムリにやせ我慢すると風邪をひいて医療費がかさむことになるので、その辺の見極めが大事です。 

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さて、模型制作は引き続き Il-40b の窓枠を チマちまチマちまやってます。部分的にマスキングしては手塗りの繰り返し。これを5回くらいやれば全部の枠線が塗り上がる予定です。次の週末にはこの作業と一緒に低調期のモヤモヤも終わらせて、来る年末年始休暇には本塗装&大ブレークと行きたいですね。

 

2011年12月04日(日)
続・久しぶりの制作

 12月最初の週末がやって来ました。ここ南関東は今月に入って急に寒くなり、1日(木),2日(金)と冬本番の低温に見舞われたので、慌てて冬物衣類を引っ張り出しています。昨日は雨が降って前半寒かったけれど、夕方から空気が入れ替わって暖かくなりました。今日・日曜日は久々の晴天で日の当たる部屋はポカポカです。模型部屋(自室)は日当たりはありませんが、それでも日中は暖房なしでも手がかじかまない程度には暖かいので何とか模型が弄れます。それと低調期のモヤモヤは、ほんの少しですがトンネルの出口の薄明かりが見え始めたので、上手くすれば年末年始にたっぷり模型が弄れるかも知れません。

今日はその日のための準備にと、Il-40b のキャノピーの続きを少しだけ進めました。こうして短時間でも模型にさわることでカンの鈍りを防ぎ、復活に備えます。キャノピーの研ぎ出し/透明度回復はいつも通り上手く行きました。この技を身に付けてから透明部品でもガリガリ削って修整できるようになったので助かってます。

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さて・・、今日は通販で注文してあった大物キットが届きました。Amodel 1/72 Mi-10 です。Mi-10 は以前、Sugarさんが短脚型を作っていらっしゃったのを拝見して感銘を受け、いつかは自分も作りたいものだと密かにキットを狙っていました。少し前にこの長脚型のキットが通販で出ているのを見て早速発注したというわけです。しかしまあこの Mi-10 長脚型のフォルムは私の感性のツボに見事に嵌ってます。妙に流線型の本体に無造作に取付けられた土台。 この土台には何を載せようか。トラック?戦車?象?キリン? 夢は広がります。
 
 
ところで最近、制作が低調な分キット紹介記事に精を出しています。今回はMiG-15三連発。
・「私が出会ったキットたち」に HOBBY BOSS 1/72 MiG-15bis の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に AIRFIX 1/72 MiG-15bis の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に HOBBY BOSS 1/72 MiG-15UTI の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。

 
 

2011年11月27日(日)
久しぶりの制作

 季節は巡り、気が付けば今週の後半はもう12月になろうという今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか? 私はここ2ヶ月ほどスランプで、模型制作に限らず色々と精神的に不活発な状態が続いております。まあ長く人間をやっているおかげで、景気の循環,仕事の浮き沈み,家族サイクル,自分の健康などなど、人生とは様々な好調・不調の繰り返しだと分かって来ました。だから今回の低調期もいずれ好転するだろうことは間違いありません。ただ低調期からの脱出には、時の流れに身を任せて待つべきときと、自分で努力して勝ち取るべきときの両方あって、私にとって今がどちらの時期なのか判断できないでいます。従ってこのモヤモヤした低調期はもうしばらく続く見込みです。
111127_1 111127_2 自分で動くのか寝て待つのか、その迷いは模型制作でも同じで、活発に作るでもなく放置するでもなく、おずおずと進めています。今回は Il-40b のキャノピーを接着しました。模型弄りは3週間ぶりなので随分とカンが鈍ってしまった様です。Il-40a のときはもっとテキパキできたんですが、今回はもたついてしまってなかなか胴体との整合が取れません。

制作が低調な分、せめてキットの紹介記事でカバーしようということで、
・「私が出会ったキットたち」に eduard 1/72 La-7 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に HOBBY BOSS 1/72 La-7 の記事をUPしました。
これで一応手持ちの1/72ラボーチキン機のキット紹介はコンプリートです。
よろしかったらぜひご覧ください。


2011年11月06日(日)
Il-40b 第7話 『ようやく士の字』

 何だか10月はあっという間に終わってしまって、休日に何をやっていたんだかほとんど思い出せません。物的証拠となる Il-40b の進捗は、9月25日に十の字になって、今日・11月6日に士の字。違いは水平尾翼が付いただけだから結局10月は何も進まなかったということです。

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まあ細かいことを言えば水平尾翼以外にもシートを塗装して接着したんですけれど、それも昨日から今日にかけての作業だから10月は本当に何一つ模型弄らなかったんですね。スランプって言うか、気持ちに余裕が無いのが原因と分かっているんだけれど、状況が進展しない限りどうにもならないのでまだしばらくは模型制作は停滞する見込みです。 制作作業には手が出なくてもパソコンは弄れるんですねこれが。気持ちの問題ですから。それでここ最近は「私が出会ったキットたち」の「未開封」キットの「開封」(紹介記事作成)に精を出してます。 

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今回はこの4つを「開封」しました。
 
「私が出会ったキットたち」のページで「未開封」となっているのは、「まだ中身の紹介記事ができていない」・・という意味で、本当に未開封なわけではありません。まあ中にはシュリンクパックを温存していたり、外箱は開けたけど中袋未開封なんていうものも多いですけどね。紹介記事を書くにはパーツやデカールをスキャンして画像データを揃え、パーツを良く見て自分なりの見解や感想を作文するのだから結構な手間なんだけれど、紹介記事をUPすることでキットを買った目的の半分位は達成した感じがして気が楽になるんです。これも私の模型趣味の一環なんです。

・「私が出会ったキットたち」に MPM 1/72 La-9/11 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に GRAN 1/72 La-11 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に RPM 1/72 Be-4 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に Amodel 1/72 Mi-1M の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


 

2011年10月30日(日)
極物(きわもの) ← 造語 

 いやはや・・ちょっと仕事が立て込んでゴタゴタしているうちにあっという間に1か月経ってしまいました。先々週まで海外出張してまして、帰国してから週末が2回も過ぎたというのにいまだ模型制作に復帰できません。自由時間が全くないわけではないのだけれど、気持ちに余裕がなくて手が動かないんです。趣味に没頭できるというのはつくづく恵まれた状態なんだと再認識している今日このごろです。でも制作はできなくても買い物はできます。本当に切羽詰ったときは買い物すらできませんが、今はまだそこまで追い込まれてはいない様です。早く仕事を正常に戻して年末年始は模型弄りに没頭できる様がんばりたいですね。

さて、そんなわけで久々更新の今日の日記は最近買ったキットを2つ紹介させてください。両方ともAmodelの新製品で、72221 E-7PD と 72229 NM-1 です。E-7PDの方は少し前から出てたみたいで、BBSの常連さんのフォージャーさんが確か先月入手されたと書き込んでくださってました。この機体はMiG-21をベースにリフトジェットを追加したSTOL実験機で、この世にAmodelがなかったら恐らく絶対にキット化されることはないマイナー機です。マイナー好きのディープマニアにはたまらないでしょう。・・と思ってたら NM-1 ですって! いやこれには驚きました。まさかこの機体がキット化されるとは。これのキットが出るなら1回でも飛んだ飛行機なら全てキット化されてもおかしくありません。もしかしてAmodelは本当にやる気なんでしょうか?期待したいところです。

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箱の大きさはほぼ同じだがNM-1の方が横に長い。

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キット内容の詳細はいずれ「私が出会ったキットたち」にUPする予定ですが、両キットともAmodelの基本から外れていないので安心して良いと思います。E-7PDはリフトジェットの吸気口や噴射口が良い感じです。NM-1は想像してたよりはるかに大きい機体ですね。この大きさで降着装置がソリと台車っていうんだから萌えさせてくれます。


2011年9月25日(日)
Il-40b 第6話 『十の字』

 秋の飛び石連休「シルバーウィーク」も今日が最終日です。休みに入ったらひたすら模型作ろうと思っていたのに、急遽パソコンの入れ替え作業が入ってすっかり時間を取られてしまいました。新PCが来てから2週間経ちましたが、昨日の土曜日も新PCと無線LANの相性が悪くて何とか使えるようになるまで丸1日、光回線終端装置と無線ルーターと新PCとにらめっこしておりました。64ビットマシンは私のようなシロウトには重荷だったかも知れません。なにしろ周辺機器が64ビットOSに対応していないのでドライバのダウンロードからやり直さなければならず、「昭和」を引きずって生きている私はもう限界です。それでも何とか昨日の夕飯前には無線でネットとつながりました。でもどういうわけか無線では「IPV6通信」っていうのができないんですよ。有線だとできるのに。よっぽど最新の無線ルーター買って来ようかと思ったのですが、こんな生半可な知識で品物だけ最新のを買ってもどうせ失敗するに決まっているのでやめました。

新PCに関してはまだまだやることが残っているけれど、もういいかげん疲れたし、とりあえず使えているのでいったんお休みとし、今日は久しぶりに模型を弄りました。しつこかった残暑は台風15号と共に去り、一昨日の秋分の日からきちんと涼しくなって、何をやるにも良い季節。今日も清々しい秋の晴天が広がり、普通なら家の中で過ごすのがもったいない中で自室に籠もってひたすら模型を作るのは最高の贅沢です。

今日の工程は主翼の取付け。翼と胴体の合いはまずまずで、すき間の修正もそれほどの苦労はありません。苦労したのは境界層制御板で、これは主翼との間にかなりのすき間ができたため、エポパテで埋めています。
 
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境界層制御板は4枚あるので作業量は見た目の地味さに比べて多い。短気を起こさないことが肝心。 
 

久しぶりの模型制作で少しカンが鈍っていたけれど、どうにか十の字にたどり着きました。士の字にしてキャノピーを付ければ先行している Il-40a「深海鮫」に追い着くので、そうしたら2機いっぺんにサフ掛けに進む予定です。

追伸
・「私が出会ったキットたち」に MODELLBAUKASTEN 1/72 An-14 の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


2011年9月23日(金)
パソコン取り替えました

 敬老の日と秋分の日が接近しているおかげで発生する秋の連休は、春のゴールデンウィークに準じ、かつ敬老の日にちなんで「シルバーウィーク」という呼び方が定着しつつありますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 台風15号によって引き起こされた悲喜こもごもや寒暖の変化など、身辺の徒然をめぐる話題が尽きない中、我が家では長年愛用してきたパソコンが遂に寿命に達し、新らしいパソコンに取り替えることとなりました。

下写真の左端、白い筐体のマシンが今まで使って来たパソコンです。これは自分でパーツを買い集めて組み立てたいわゆる「自作パソコン」で、初稼働したのが2003年5月だから、数えるともう8年半も使い続けて来たことになります。途中電源ユニットがオシャカになって取り替えたり、動作が遅くなったのでメモリを増設したりとそれなりに延命処置を講じていたものの、最近では不意に画面が消えたり、ブルーエラーが出たり、フリーズして応答なし などの症状が頻発するに至り、遂に買い替えを決心しました。

中央の写真、ラックに載っている黒いマシンが新しいパソコンです。今回は自作はやめてメーカーの既製品にしました。同じ写真内右下に写っている旧PCからデータを吸い上げましたが、新PCは64ビットマシンでOSも2世代違うため、単純なコピーでは済まないデータもあって移行にひと苦労。シルバーウィーク前半の三連休は新PC立ち上げ作業であっという間に過ぎて行きました。


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どうにかデータの移行が終わり、今日は旧PC内のデータを消去しました。思えば2003年にこれを組み立てたときは本当にワクワクしたよなぁ・・。以来8年以上に渡りずっと私や家族の役に立ってくれました。このサイト「赤い星」も今までのものは全部このパソコンで作ってUPして来たんです。データを消去して、自分で入れたソフトをアンインストールして、最後に自分のユーザーアカウントを消したときには少し目頭が熱くなりました。これで私の人生のページがまた1枚めくれた気がします。写真右端は廊下の隅で廃棄を待つ旧PCの後ろ姿です。ありがとう・旧PC! 君と過ごした8年間は一生忘れないよ・・。


2011年9月11日(日)
Il-40b 第5話 『胴体工作完了!』

 いやいやいや、先週は夏の疲れがドッと出たようで体調不良に見舞われ、一部の皆様にはご心配をお掛けしました。その後大きな病院に行って色々検査もしましたが、特段急を要する病変は無く一安心です。ただし慢性的に血糖値とコレステロールが高いので食事に注意するよう指導されました。まあ歳とって来ると身体にもガタが来ますが、まだまだ作りたい模型は山ほどあるので(本当に山になってますが)健康に注意しながら細く長く模型ライフを楽しんで行くつもりです。

ところで電力不足対応の輪番就労(休日変更)が切り上げ終了しました。本来は9月22日まで継続する予定だったところ、政府の規制解除が前倒しされたのを受けて私の勤め先では9月8日(木)を休んだのを最後に終了。今日の日曜日からカレンダー通りになります。振り返ると水・木休みっていうのは病院通いには都合が良かったですね。その分模型制作は停滞したけれど、どうにか日記にUPできる程度写真が溜まったので今日は久しぶりに日記を更新してみます。

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Il-40b は機首と胴体上部パーツ間にできる段差をエポパテで埋めました。この部分は必ず段差ができるのか、それとも自分の工作の不手際で段差ができたのか今ひとつはっきりしません。胴体下部パーツに胴体上部を乗せた時、しっくり来ないでだいぶすき間が開く感じだったので、このときのすき間がそのまま段差になった可能性があります。でも Il-40a のときはこの部分の段差は気にならなかったから、やはりキット本来の問題かも知れません。

垂直尾翼は後付けなので、胴体との接合部の修正は必須です。下面のフィンは Il-40a と bで微妙に異なる形状が見事に再現されていて好感が持てます。流石はAmodel。

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写真は Il-40b の尾部

涼しくなったらペースを上げて制作しようと思っていた矢先、体調不良で出鼻をくじかれた格好ですが、まだまだ日中は30℃を越える日が続いているので、本格始動はお彼岸を過ぎた辺りですかね。そこから盛り返して何とか年内には Il-40a,b 2機同時完成に持ち込みたいところです。

追伸
・「私が出会ったキットたち」に BILEK 1/72 MiG-21PFM の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


2011年8月25日(木)
Il-40b 第4話 『鼻の穴整形完了!』

 今日は私の夏休みの最終日です。振り返ると天気がパッとしない1週間でした。最後の3日間は最高気温こそ30℃台に乗ったものの、基本曇りで時々雨が降るぐずつき模様。真夏の太陽が照りつける暑い日はこの先またやって来るのでしょうが、私の夏休みはもうおしまいです。

模型制作にとっては、暑さはそこそこだけれど湿度が異様に高いので、塗装には向いてません。士の字になった Il-40a の塗装に入らず、Il-40b を作り始めたのは正解でしたね。

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その Il-40b は休み前からずっと機首の鼻の穴の内側を整形していたところ、ようやく昨日、満足できるレベルに到達しました。100点か?って聞かれれば70点位なんですけど、100点をめざすとあと2年は掛かりそうなのでこの辺でやめておきます。機尾側にはかねてから用意してあった自作パーツを取り付けて、機首前端から鼻の穴を覗き込むと・・奥の方はほとんど見えません。しつこく覗いていると奥まで光が入る特定の角度になったときだけ、チラッとタービンブレードが見えました。一応もくろみ通りできたので満足したけれど、時間対効果を考えるともっと簡便な処理方法もあったと思います。まあ趣味の世界なので自分で満足すればそれでOKでしょう。

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胴体3パーツ、めでたく合体しました。これでやっと少しは飛行機らしくなるかと思ったのですが、まだまだ誰が見ても飛行機と分かるレベルには到達していませんね。ショットガン(猟銃)の模型だって言えばそうとも見えるし、ヤマトに出てきたコスモゼロってこんな感じだったような・・(記憶が曖昧です)。

ところで右写真のごとく、機首と胴体上部パーツ間に目立つ段差ができました。底面やエアダクト上面はほぼピッタリなので、機首パーツを上にずらすわけには行きません。ここはひとつこの位置で固めて、右写真の段差を修正するのが正攻法ですかね。

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さて、9日間続いた夏休みもとうとうあと数時間を残すのみとなりました。家族旅行は良い思い出になったかな? ザコ戦闘員1号(上の子)がそろそろ親と一緒に行動したがらない年頃にさしかかるので、保護者としての親と児童である子供の家族旅行はこれが最後かも知れません。こうやって皆、段々と年取って行くんですね。明日から仕事、1ヶ月後には輪番就労も終わって秋が訪れます。涼しくなったらペース上げて模型制作に打ち込みますのでまた見に来てくださいね。

追伸
・「私が出会ったキットたち」に TOKO 1/72 LaGG-3 type1,5,11 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に RODEN 1/72 LaGG-3 type35 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に 1/72 ヘリコプターの欄(表)を追加しました。

よろしかったらぜひご覧ください。


2011年8月22日(月)
Il-40b 第3話 『試練は続く』

 夏休み後半に入りました。夏なのにここ数日、何だか寒いんですよ。天気はずっと雨です。三日前、家族旅行2日目の午後にマザー牧場の屋外レストランでジンギスカン(焼肉)をつついていた最中に雨が降り出しました。それを境に気温がガクンと下がって朝晩は寒いくらい。天気はときどき止み間はあるものの、基本的にずっと雨です。週間予報によると関東地方の天気は明日から回復し、最高気温も30℃程度まで戻るとのこと。今年の夏は8月初旬も涼しかったし、どうやら暑い期間と涼しい期間が周期的に交代する様です。

メインイベントの家族旅行が無事終わり、その他家事雑用も土日で一区切り付けたので、今日は久しぶりに思い切り模型を弄りました。Il-40b 鼻の穴の整形はいつ終わるとも知れず延々と続いています。並行作業で胴体下部および胴体上部の組立てを済ませました。これらのパーツは難航している機首部より大きいけれど、内面の修正が少ないのではるかに楽です。

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今日1日中作業したものの、鼻の穴の修正を終わらせることはできませんでした。上写真右端↑は、修正が終わったら機首パーツの機尾側に貼り付けようと思って切り出したプラ板です。一緒に写っているエンジン前端のファンは取説では使わないことになっていますが、せっかくなので切り出したプラ板に貼り付けて仕込むつもりです。機首前端から鼻の穴を覗き込むと奥にかすかにエンジンファンが見える・・っていうのを狙っているんですが、そう上手く行きますかどうか。

追伸
「私が出会ったキットたち」に Amodel 1/72 5-1&5-2 の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。



2011年8月18日(木)〜19日(金)
夏休みの思い出 : 『外房周遊の旅』

 サラリーマンの夏休みなんて、5労働日に前後の土日がくっついてトータル9日がMAXでしょう。今年は電力不足による変則休日で水木が休みなので、私の夏休みは8月17日(水)〜25日(木)の9日間となりました。夏休みには家族そろって帰省したり旅行に行かれるご家庭が多いのではないでしょうか。我が家もご多聞にもれず、1泊2日の家族旅行に行って来ました。

行き先は千葉県、房総半島の太平洋側にある「御宿」という小さな町です。ここには会社で加入している健康保険組合の直営保養所があり、とっても割安なお値段で宿泊できるんです。ただし抽選に当たれば。過去何回か応募しては外れてたんですが、今回ようやく当選しました。

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海ほたる 木更津方面 東京湾を眺めるザコ戦闘員2号 海ほたる 川崎方面

18日の朝早く、おんぼろ自家用車に家族4人乗り込んで、私が運転して出発しました。最初の目的地は東京湾アクアラインの海上パーキング「海ほたる」です。アクアラインが開通してもう何年も経つけれど通るのは初めて、当然家族全員「海ほたる」初体験です。我が「赤い星帝国」は世間の流行とは無縁なんです。

午前10時過ぎ、無事御宿に到着しました。強風で海が荒れて海水浴場は遊泳禁止だったけれど、すぐ近くに町営プールがあったのでそこで泳ぎました。宿に着いてからは卓球で汗を流し、大浴場で汚れと疲れを流して、いざ!夕食タイム!

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御宿海岸 月の砂漠記念像

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標準メニュー 特別料理 さざえの刺身

特別料理 から揚げ盛り合わせ
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特別料理 金目鯛の煮付け

この保養所を利用した人は皆、「特別料理をたのんだ方が良い」と口を揃えて言うので、私も3点ほど予約しておきました(特別料理は事前予約制)。結果は大正解です。標準メニューだけでも十分足りるけれど、特別料理はとにかく美味しい!「から揚げ盛りあわせ」なんか何の変哲も無い様に見えますが、イカゲソなどの素材が新鮮で普段食べているスーパーのお惣菜とは全くの別物です。「金目鯛の煮付け」に至っては私のつたない文章力で表現するよりも、上の写真をご覧いただいた方が理解していただけると思います。もし「うちの子は魚を食べないので困っている」というお父さん、お母さんがいらっしゃいましたら、一度きちんとした「金目鯛の煮付け」をお子様に食べさせてあげることをお勧めします。

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勝浦海中公園 水中展望塔

旅行2日目の19日。相変わらず風が強いですが天気は下り坂になって来ました。10時前に宿を出て、やって来たのは「勝浦海中公園」。この施設は千葉県立海洋博物館に隣接していて、海底の自然が観察できる水中展望塔が売りものです。入場は有料だけれど、海が荒れて透明度が悪い場合は割引きになるそうで、この日も当然のごとく割引。海中の眺めは下写真中央をご参照ください。 ところで私、極度の高所恐怖症のため、左写真の海上渡り廊下を歩けず、この水中展望塔に行けませんでした。海中の写真は家族に撮って来てもらったものです。なさけない・・。 

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上写真左は渡り廊下の入り口にあった魚のオブジェです。木製で実物よりはるかに大きいので型取りなどできたはずもなく、それにしてはうろこの1枚1枚まで良く出来ていて感心しました。こういうものを作るプロの人が世の中にはいらっしゃるんですね。もうひとつ感心したのはここのお土産コ-ナ-で売っていた魚型の郵便ハガキです。思わず3種類買ってしまいました。特に「鮭」は焼いて食べたくなるほどリアルです。

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この後も外房の小さな町をたどりながら徐々にアクアラインの千葉県側起点の木更津に接近。「マザー牧場」という酪農テ-マパ-クで遅い昼食を取っている最中にとうとう雨が降り出したので少し早めの帰途に就きました。 

旅の最後にもう一度「海ほたる」に寄ってお土産を揃えます。「海ほたる」は高速道路のパーキングながら観光スポットでもあるので、お土産屋さんが充実しています。中でも食品コーナーは普通のスーパーではなかなか見られない珍しい品が多いですね。今回特に気になったのは写真上の「小鯛の煮干し」です。その名の通り体長数cmの真鯛の稚魚の煮干しなんですが、こんなの初めて見ました。2袋買って来ましたので近いうちに食べて報告しますね。


2011年8月17日(水)
夏休み突入!

 お盆も過ぎ、高校野球が大詰めの今日この頃、みな様いかがお過ごしでしょうか?電力不足のあおりで水・木が変則休日の管理人にもようやく夏休みがやって来ました。今日から来週の木曜日まで、9連休です。とりあえず明日から1泊2日で家族旅行に行って来ます。模型作りが本格化するのは次の日曜日辺りからと思いますが、今日は Il-40b の現状を少しだけ報告させてください。

Il-40b の変態ぶりが際立っているのがこの→機首部分です。機関砲ガスの吸い込みを避けるため、先端まで延長されたエアダクトがブタの鼻を連想させますが、鼻の穴の中が結構奥まで見えるので、接合ギャップを綺麗に消さなくてはなりません。 テキトーな棒に耐水ペーパーを巻き付けて内側をならし始めました。しかし、そうそう簡単には平らになってくれません。
 
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鼻の穴の整形は、一通りならしたら内側に溶きパテを塗り、乾いてからまたペーパー掛けの繰り返しとなりました。一度や二度の繰り返しでは満足できる平滑面は得られないので、相当な長期戦になることは間違いありません。

乾燥待ち時間を利用して他の部分を進めます。今日は主翼の工作が終わりました。やはり Il-40a の経験が鮮明に残っているので、大変効率良く作業を進めることができます。

追伸
・「私が出会ったキットたち」にアントノフ設計局とベリエフ設計局の欄(表)を追加しました。
・「私が出会ったキットたち」に MODELIST 1/72 BI-1 の記事をUPしました。
・「私が出会ったキットたち」に EASTERN EXPRESS 1/72 BI-1 の記事をUPしました。

上記全て「私が出会ったキットたち」のページの最深部にあります。
よろしかったらぜひ、スクロールダウンしてご覧ください。


2011年8月11日(木)
Il-40b 第2話 『出だしから難航もよう』

 ここ南関東ではちょうど1週間前まで最高気温が30℃にとどかず、今年の夏は涼しいのかと思っていたところ、やっぱりきちんと暑くなりました。立秋は過ぎたのでこれから先は残暑ということになりますが、私の勘ではこれから1ヶ月ほどが今年の暑さのピークだと思います。電力不足の折、エアコンを控えめに使うことが奨励されているけれど、模型部屋(自室)には元々エアコンがありません。そこで私は「夜更かし禁止運動」を展開して節電に努めています。以前はパソコンを弄りながら寝込んでしまって、明け方まで照明とパソコンがつきっ放しなんていうことが良くあったケド、今では夜10時には消灯してます。

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さて、Il-40b は機首から作り始めたものの、開始2日目にしてすでに一筋縄では行かない雰囲気が漂い始めました。 
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上の写真は先週接着した内部パーツと機首の上半分の内側接合線を消した状態です。こんな風に直に手が入ればどんな継ぎ目や段差でも修正できますが、順調だったのはここまでで、胴体下半分を接着してからが大変。右の写真では上手く表現できていないけれど、空気ダクト内には長大な接合線が走ってます。

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この接合線とそれにともなう段差はちょっと溶きパテだけで埋まる規模ではなかったので、エポキシパテで塗り固めました。硬化したエポパテは硬いので柔らかいうちにできるだけ成形するのが鉄則ですが管の内側だとそうも行かず、特に管の中ほどががさつになりました。これをどれだけ修正できるのか、開始早々難所に遭遇と言ったところです。


2011年8月04日(木)
Il-40a 第10話 兼 Il-40b 第1話 『輪唱制作開始』

 8月に入りました。夏本番の猛暑を覚悟していましたがこの1週間ほど天候不順で新潟県や東北南部では記録的な大雨が降り、被害が出ています。ここ南関東でも最高気温が30℃に届かず、最低気温も25℃を下回っていわゆる熱帯夜にならないなど、去年の記録的な猛暑とは様変わりです。天気予報の解説によると今年は太平洋高気圧の勢力が弱いそうで、日本列島付近はちょうど寒暖の空気の境い目となり、前線が発達して大雨が降り易いとのことです。真夏の暑さが和らぐのは悪いことではありませんが、大雨の災害はいただけません。今年はもうこれ以上自然災害が起きないことを願うばかりです。

さて、Il-40 試作1号機のことをここでは便宜上Il-40a と呼んでいます。その Il-40a、先週 士の字化工作が完了したので、今週は小物を仕上げました。この級の機体、特に西側の戦闘爆撃機では外部兵装がどっさり付いて小物作りでヒーヒー言うのが普通だけれど、流石はソ連の試作機だけあって外部兵装は一切なし。脚周りもなぜか主脚収納庫の開口が凄く小さいので実にあっさりしています。尾部機銃は他の機体ではまず見ないパーツですね。

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そんなわけで Il-40a の小物作りは無事終了しました。普通ならここで本体のサフ掛け→本塗装と進みますが、今回は Il-40a の制作をここで一旦休止とし、姉妹キットの Il-40 改良試作型(便宜上 Il-40b と呼びます)の制作に取り掛かることにしました。理由はこの姉妹キットの完成品をぜひ2機並べたいと思ったからです。一度片方を完成させてしまうと味が近い姉妹機には食手が伸び難くなるし、先行制作した Il-40a の感触を忘れないうちに Il-40b を作れば失敗し易い箇所の注意点など、経験が活かせるはずです。

早速始めました。特徴ある機首は上下分割で、間に雨どい状の部品を挟んで内部を作ります。

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テールヘビーなのは Il-40a と同じでしょうから、aと同じ感覚で重りを仕込みます。空気ダクトを塞ぐことなく温存しても中央の三角形の部分に結構なスペースがあるので、重りを詰め込む空間に不自由することはありません。それにしてもこの長大な空気ダクトはもう片方の機首パーツを接着した後で管の内面にできる接合線を消すことになります。果たして上手くできますでしょうか。


2011年7月28日(木)
Il-40a 第9話 『基本工作終了』

 前回のUPから1週間経ち、また管理人の輪番週末(=水・木)がやって来ました。水・木が休みなのはこれで4回目ですが、今回からは我が家の子供たちが夏休みに入って家にいるので普段の土・日の感覚に近く、だいぶ違和感が緩和されています。それにしても今日は一日中はっきりしない天気でまるで梅雨の様。最高気温は30℃程度でそれほど暑くはないのですが湿度が異様に高いので不快感も最高レベルです。こんな日のプラモ作りは塗装は避けて工作が吉ですね。

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Il-40a は先々週暫定士の字になって、先週キャノピーを取り付けて、いよいよ今週から本塗装かと期待されたファンの方も多いと思いますが(天の声:いやいやそんな人はいないでしょう。)今日のあまりの湿度の高さでは本格的な塗装を始める気になれません。そこで小物を弄り始めました。プラ質のせいか気温が高いせいか、このキットの細かいパーツは特に弱いみたいでランナーから切り離すときに注意しないとポロポロ壊れます。両翼端に付くピトー管の様なポールも折ってしまったので、金属に置き換えて先に主翼への取付けを済ませました。これで塗装前にやるべき工作は全て終了です。

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来週の水・木はもう8月です。この Il-40a ももう2ヶ月弄っているのでそろそろ何とかしないと読者の方も飽きてしまいますよね。(天の声:だから読者なんていないって・・。)


2011年7月21日(木)
Il-40a 第8話 『窓枠』

 女子サッカーのワールドカップで日本チームが優勝して3日経ちました。私の模型ライフとは全く何の関係もないけれど、とても凄いことらしいので記念として日記に書いておきます。関係ないついでですが台風6号が四国に上陸した後、東に進みながら南下しています。ここ南関東はオホーツク海高気圧から吹いてくる北東の風のおかげで昨夜から今日にかけ、涼しいを通り越して寒い位です。今日の昼ごろ買い物に出たときに見た車の温度計では外気温18℃でした。連日真夏日だの猛暑日だの言ってたのに、急に18℃ってひどいと思いません?・・だいたい私の常識では日本列島に近付いた台風が南下するなんて有り得ません。そして台風が過ぎ去った後は「台風一過」と言って晴れてカッと暑くなるものなのに今回は真逆です。今まだ夕方になる前ですが一段と冷え込んで来ました。今夜は湯豆腐で熱燗でも飲まないと寒くて寝られないかも・・。

さて、Il-40a は透明部品の接着と塗装に集中して一気に進めます。仮組みしたところ透明部品の方が胴体より一回り大きかったので、透明部品の底部を削ってすり合わせを試みましたが調整し切れず、接着してから外側を削って胴体のラインに合わせました。当然透明部品は曇りガラス状態になります。(写真下)この状態から5段階研ぎ出して行って最終的に写真下右の状態まで透明度を回復。

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上の工作で透明部品にほどこされていた窓枠のモールドは完全に消失しました。普通なら後は箱絵を頼りに塗装ということになりますが、今回は幸いにも改良試作型のキットが手元にあるので、それの透明部品の窓枠を参考にして塗装して行きます。

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こう言う作業はマスキングが命です。短気を起こしたら負け(自分に負け)。はやる気持ちを抑えて意識的にゆっくり作業してじっくりねちねちと取り組んだおかげで、不器用な私でも写真上右ほどの完成度に仕上がりました。改良試作型を作るときも透明部品の窓枠は無くなっちゃうと思いますが、そのときは今回作った窓枠を見ながら作るつもりです。


2011年7月14日(木)
Il-40a 第7話 『暫定士の字』

 不定期日記と言いながら、このところ毎週日曜日に更新していたこのコーナーですが、今日からは木曜日の更新になりそうです。理由は電力不足に伴う休日の変更です。勤務先の会社が国が定める大口需要者に該当するため、7月から9月まで平日の消費電力を15%削減しなければならず、手っ取り早い方法として土・日を出勤にして代わりに水・木を休みにするというわけ。先週からスタートしてますが最初の水・木は切り替えのドタバタでほとんど出勤状態。続く土・日も予定通り出勤したので10日連続で働いてしまいました。この水・木やっと休めてます。

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10日間も模型弄ってなかったので多少勘が鈍ってましたが、何とか水平尾翼を取り付けて暫定士の字まで持ってきました。「暫定」と言っているのはキャノピーがまだだからです。

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キャノピーを接着する前にシートを取り付けなければなりません。コックピットの横幅は凄く余裕があって並列複座も可能なほど(写真左端)。シート1つだとスカスカです。実機はサイドコンソールなど有るんでしょうが、キャノピー接着後は良く見えなくなるのが常ですからスカスカのままにしておきます。

明日からまた5日間仕事ですが、金曜から始まって土・日働いて月・火が週の後半・・っていうのは長年染み付いた1週間のパターンと180度違うので慣れるまで大変そうです。



2011年7月03日(日)
Il-40a 第6話 『十の字』

 7月に入りました。関東地方はまだ梅雨明けしていませんが、先週前半は一時的に夏の高気圧に覆われて真夏日続出。ここ南関東では今日も朝から晴れて気温がぐんぐん上がりました。去年の夏は記録的猛暑だったけれど、今年の夏も暑くなりそう。節電もしなきゃいけないし、空調のない模型部屋でどこまでがんばれるかが勝負どころです。

Il-40は弄り出してからもう6週目を数える中、今日の作業でどうにか十の字に到達しました。私としてはなかなか順調なペースだけれど、制作ペースは購入ペースの1/10以下です。

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主翼の取り付けは大仕事になるかと思いきや、すんなりくっ付いてくれたのでほとんどストレスを感じませんでした。この機体、ジェット機とは思えないほど翼が厚く、胴体との接合面積がたっぷり有るのでムリなく接着できたと言う訳です。反対に境界層制御板の取り付けには苦労しました。上の写真では小さくて見えないけれど、制御板と翼の間にすき間があるのでエポキシパテで埋めてあります。制御板自体も厚ぼったいので、パテが乾いたら薄く成形する予定です。


2011年6月26日(日)
貝・あさり病 2011梅雨

 梅雨時は前線の北に位置するか南に入るかで気温が大きく変わります。ここ南関東では先週半ばから3日ほど晴れて真夏日が続き、今日は一転して肌寒い梅雨空に戻りました。

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こういう季節の変わり目は病気が出易いんです。そう・・「貝・あさり病」、今回も派手に炸裂です! きっかけはBILEKのMiG-21PFM(左)でした。BILEKのMiG-21シリーズ中、このキットだけ持っていなかったので、日ごろからネットオークションで網を張ってたんです。そうしたら今回手頃な価格で出品されてたので飛びついたのですが、その出品者(ショップ)が何個買っても送料一定のシステムだったので、「この出品者のその他のオークション」から、An-72P(左下)も同時落札しました。 

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このAn-72PはおりしもSugarさんが制作されていて、またしても影響を受けた私は輸送機の渋さ(かっこ良さ)に目覚めてしまいました。ちょっと見るだけのつもりでネットオークションで「An-」をキーワードに検索したところ、電子戦専用機An-12BK-PPS(右上)に出合ってしまってもうたまりません。これを即決価格で落札した後、An-2(右)とAn-14(右下)にも入札。この2品はけっこう競ったけれども脳内の「欲しいスイッチ」がONになっちゃってますから大人げなく強引に落札しました。まあそれほど高額にはならなかったので良かったです。

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このAn-14は元は東独辺りのキットと思われ、とても充実した内容で作るのが楽しみです。さて、今回の貝・あさり病のとどめは1/48のフォージャー(左)です。出たての新製品で模型店の店頭で見つけました。買おうかどうしようか迷いましたが、ネットで買うと送料がかかるし、どうせいつかは買うんだから・・と思い切って買ってしまいました。オークションのネット決済ではなく、店頭で現金を支払うという行為が今回の発作の治療薬となった様で、「貝・あさり病 2011梅雨」はようやく収まりました。 Amodel のMi-6を買ったのが5月末ですから、この1ヶ月で7個も在庫が増えました。キット置き場はすでに満杯で、この7個は自室の一角に溢れ出し、隠し切れないので女房の頭には角が生えています。また自分の財布は空っぽで、向こう3ヶ月は水を飲んで暮らすしかありません。本当に貝・あさり病は怖い病気です。 
Il-40a 第5話 『こつこつやってます』

 さて、在庫プラモデルの山で生活空間がなくなるのを防ぐには、せっせと作るしかないでしょう。しかしそうすると今度は完成品の山で空間がなくなりそうな気がしますが・・。

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今日は垂直尾翼を取り付けました。コンバージョンでもないこの垂直尾翼が何故別パーツになっているのか? おそらく金型の制約だと思います。Amodel のランナーがみな小ぶりなのは射出能力の少ない成形機しか持っていないからで、そのため時折この様な、「作り手にとって意味の無い分割」が発生するのでしょう。しかしそれがAmodel ですから。私としてはAmodel のキットが他社と見分けが付かなくなってしまうよりも、意味の無い分割やすき間や段差や反りやゆがみや表面荒れに手を焼く方がよっぽど幸せです。


2011年6月19日(日)
Il-40a 第4話 『やっと胴体がくっついた』

 梅雨真っ只中です。家の近くを散歩中にアジサイが綺麗に咲いている場所を見つけたのですが、カメラを持っていなかったので画像はありません。ま、このサイトは「花より模型」ですから、早速今週の進捗をご紹介したいと思います。

Il-40 は先週胴体の上下が出来ました。残る胴体パーツは機首部です。機首部は脚庫の取り付けが曲者で、位置が決まり難い上、取り付け後の強度も不安だったのでエポキシパテで固定。さらに、かなりのテールヘビーが予想されたため、余ったエポキシパテを先端に詰めて直径5mmの鉛玉を3個埋め込みました。これでセロテープで仮組みして重量バランスをチェックしたところ、右下写真のごとく尻餅状態です。
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尾部には機銃や下面の安定板など、まだまだ部品が付くので機首の重りは相当増やさなければなりません。脚の強度を考えると重りは必要最低限にしたいのですが、胴体を組んでしまってから足りないとなると取り返しが付かないのでついつい大目にしてしまいます。今回も相当悩んだのですが結局鉛玉を6個足し、エポキシパテも脚庫の前端まで埋め足しました。持った感じ、かなり重いです。
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いよいよ上下胴体と機首を合体させます。まず下部胴体の上面がコックピットの床になっているのでラダーペダルと操縦桿を取り付けます。続いて計器板を上部胴体の内側に接着。シートは後からでも付けられるので今は塗装だけ。・・で、すき間や段差を一通り修正して、ついに↓の状態まで漕ぎ着けました。やっと飛行機らしくなって来たのでひと段落といったところでしょうか。 え?Mi-1はどうしたって? ま・まあ、おいおい・・。 

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2011年6月12日(日)
Il-40a 第3話 『内側へのこだわり』

 ようやく週末がやって来ました。この1週間は仕事が妙に忙しく、毎日夜遅かったので寝不足気味です。昨日土曜日にたっぷり朝寝したので今日は気分壮快かと思ったのですが、まだまだだるさが残っています。もうムリが利かない歳だっていうことですよね。

さて、Il-40は空気取り入れ口で引っ掛かりました。ここのパーツは右写真のごとく中で左右が繋がってますが実機では絶対そんなことないんで、修正することにしました。修正方法は0.3mmプラ板を適当に切って貼って、エポキシパテで補強、さらに外から見える内壁面は溶きパテとグレーの塗料で表面を整えます。

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空気取り入れ口の修正作業は実は先週から始めていたのだけれど、パテや塗料の乾燥待ちと何層も修正を重ねる関係で、今日になってようやく胴体下部パーツに接着できました。

胴体上部は下部パーツに載る構成で、下面がごっそりえぐれています。接着直後はペナペナで強度が心配でしたが、別パーツになっている操縦席の仕切板3枚を接着したところしっかりしました。胴体と仕切板の接合部にはすき間ができたのでパテ埋めしています。

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以上、今回は空気取り入れ口とコクピットの内側にこだわった工作でした。このあたりは完成するとあまり目立たなくなるため、作った本人が納得したかどうかの問題となります。もちろんこの程度の修正では満足しないモデラーさんも大勢いらっしゃるわけで、私の「内側へのこだわり度」はこの位だということです。

追伸 : 今週は Mi-1 には手が回りませんでした。次回ご期待ください!(←あてになりませんが)


2011年6月05日(日)
Il-40a 第2話 『ひたすら修正』

 一週間のご無沙汰でした、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 早いもので今年ももう6月に入りました。今年は私にしては順調に運んでいてもう3機完成しています。できれば今年中にあと3機作って年間合計6機=2ヶ月に1機ペースに持ち込みたいところです。

さて、My Il-40a は胴体下部の工作、真っ最中です。上下分割のパーツを貼り合わせて断面が長円形の、チューブというか、筆箱というか、蟹の甲羅の様な物が完成しました。後端部左右にはジェットの噴射口があって、魚雷発射口の様に側壁がえぐれていますがこの微妙な側壁の窪みの真ん中にパーティングラインが来るので、ここの修正はなかなかやりがいがあって楽しめます。

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噴射口内部の円柱内壁も上下パーツで芯ズレしている上、面が荒れているので修正は必須です。普通なら溶きパテにサーフェーサーを混ぜたものを厚塗りして乾燥後ペーパー掛けして終わるのですが、今回はそれだけでは収まらず、エポキシパテの出動となりました。飛行機らしからぬパーツ形状や凹部の継ぎ目消しなど、同社(Amodel)のLa-250を髣髴とさせるものがあります。この手の工作は完璧を追及するのは止めて適度に妥協するのが肝心ですね。

 
Mi-1 第2話 『あとさき考えず』

 Il-40a の塗料やパテが乾く間を縫って Mi-1 を進めています。この、「乾く間に別のキット」というパターンは前回の La-176 / MiG-17 から始めました。確かに効率は良いですが、その分手順ミスや作業の失敗などを招き易く、気力が充実していないと危険な面がありますね。

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今回は床板とキャビン背面の壁が胴体接着後でも付けられると思ったのでまず胴体を接着してしまいました。ラジエター開口部(写真アップ)の修正をどうしても先にやりたかったんです。結果、床板は楽勝で入りますが、背面壁が微妙。いざとなったら切り刻んでボトルシップの要領で組み付けるか・・。

2011年5月29日(日)
Il-40a 第1話 『新たなる旅立ち』

 今月最後の週末とは言え、今はまだ「風薫る五月」です。それなのにもう、ここ関東地方は梅雨入りしてしまいました。昨日は「赤い星帝国」(我が家)のザコ戦闘員2号(下の子)が通う小学校の運動会だったのですが、雨天順延となった今日も雨で、とうとう運動会は中止。予定が流れた分、模型を弄る時間が増えたのはありがたいのですが、運動会の練習を一生懸命やっていた子供たちのことを思うとちょっとかわいそうですね。

さて、模型制作は心機一転、Il-40を始めました。試作1号機と改良型がある中の1号機の方です。この日記では便宜上、Il-40aと呼んで行きます。

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この機体はサイドエアインティークの双発ということで、胴体の分割がやや複雑です。そこで翼から手を付けました。不思議なのは主脚収容部で、小さな開口部はあるものの、大きな車輪がここを通って引込まれるとはとうてい思えません。試作1号機は固定脚だったのでしょうか?

Mi-1 第1話 『未知との遭遇』

さてと・・、Sugarさんが作ったMi-6,10,26 を見てしまったおかげで、私もヘリデビューすることにしました。実は前々からぽつりぽつりキットは買っていて、そこそこ在庫はあるんです。でもヘリを作るのは初めてだし、一応年代順ということで、Mi-1 を選びました。小型ヘリで無難な選択のはずなんですが、果たしてどうなりますやら・・。あと速攻で1/72Mi-6を購入。箱絵の左上にある金メダルは2005年にどこかの模型誌で賞を取った証しです。

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Mi-1はとりあえず胴体パーツをランナーから外してバリ取りしました。同じ空もの模型でも固定翼機とは勝手が違いますね。開口部が広いので内部パーツは胴体を接着した後からでも入れられそうです。取説では先に内部パーツを接着する様に指示してありますが、どうしようか思案中。


2011年5月22日(日)
次回作選定

 先週、MiG-17が完成してから次は何を作ろうかずっと考えていましたが、とりあえずAmodelにします。それと言うのも最近お知り合いになったSugarさんは、Amodelのキットを11個連続で完成させるという偉業を達成され、まだまだ記録が伸びそうな勢い。私もあやかることにします。・・で、手元にあるAmodelの在庫から下の8品を選んで次回作候補としました。

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7番は数年前手を付けて以来長期停滞中です。押入れの奥から引張り出してしげしげと眺めた後、そのまましまいました。8番はジョークですからね、ちょっと載せて見たかっただけですからね・・。気が付いたのですが、MiGがないですね。Amodelから出ているMiGはMiG-9とMiG-9L位でしょうか。ここらで満を持してI-75とかYe-152辺り、期待してますよ、Amodelさん!

各キットの中身を見ながら散々考えた挙句、次回作は5番の「Il-40(試作1号機)」に決定しました。6番とどっちにしようか最後まで迷いましたが、一応出現年代順ということで5番です。それほど大きな飛行機ではありませんが今まで自分が作って来た機体に比べるとはるかに大型で、サイドエアインティークの双発機という点も自分としてはチャレンジなんです。6番と同時制作という案もありましたが、混乱しそうなのでやめておきました。

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追伸
・ 「展示場」の MiG-17 のページからのリンクで MiG-17 の制作記をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。



2011年5月15日(日)
MiG-17 第12話 『完成!』

 5月も中旬に入り、初夏と呼ぶに相応しい季節になって来ました。これから梅雨入りまでの短い期間は気温が上がって夏日になる日があっても湿度は低く、蒸し暑さはありません。これが初夏と真夏の違いです。梅雨明け後も今の様な気候ならどんなに楽だろうと思います。

さて、そんな清々しい初夏の休日だった昨日、MiG-17 が完成しました。先週のうちに塗装は全て終わっていたので、脚とアンテナを付けるだけだったのですが、ムリせず独立した作業日を取りました。

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何だか最近疲れが溜まっているのか、長時間の作業ができません。昨日も MiG-17を完成させて、夕飯前には写真を撮り終わったんですが、夕食後に「展示場」のページを作っているうちにだんだんまぶたが重くなって寝てしまいました。若い頃は1機完成するともうその日のうちに次に掛かったものですケドね。・・というわけで、 「展示場」に MiG-17 をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。


2011年5月08日(日)
MiG-17 第11話 『あと少し』

 この週末はGW10連休取った人にとっては連休最後の2日間でしたね。私は5月6日(金)に出勤しましたが、電車や道路がすいていて快適でした。通勤がいつもこの程度楽なら助かるのだけれど、明日からまた通勤地獄が始まると思うとちょっとウンザリですね。

さて、My MiG-17 は前回の予告通り、デカール貼ってトップコートして墨入れして再度トップコートしました。デカールはキット附属のものですが、機首の番号は88番だったものを一部カットして83番にしてあります。88番機は後部胴体に2本の赤帯がありますが、私の好みとして銀色のソ連機は国籍マークと機首の数字だけのマーキングが一番カッコ良いと思うので、番号違いの帯なしにしたわけです。デカールには帯がセットされていないので、帯を自分で塗装する自信がなかったという事実も見逃せませんが、たとえデカールに帯がセットされていたとしても帯なしにしたと思います。

墨入れは油彩にしようかエナメルにしようか迷ったのですが油彩にしました。凸モールドへ油彩で墨入れするとぼかし効果が得られるので今回も期待したのですが、凹モールドだとぼかし効果は出ませんね。


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機首の番号の青が濃すぎるのか、ちょっとイメージと違うけれど、まあ良いことにします。 

ところで、このほど新しく、Sugarさん とおっしゃる方とお知り合いになることができました。私同様、ソ連機がお好きなモデラーさんで、Amodel のキットを次々に制作されていらっしゃいます。前々から 「ソ連機ファンのモデラーさんは結構いらっしゃるのでは?」 と思っていたのですが、その中のお一人と出会えてとても嬉しいです。私も(少しは)制作ペースを上げて頑張って行きますので、世のソ連機ファンモデラーの皆様、どうぞよろしくお願い致します。


2011年5月05日(木)
MiG-17 第10話 『銀トーン塗り分け』

 GW、2回目の3連休も今日の「こどもの日」が最終日です。昨日はザコ戦闘員2号(下の子)の誕生日だったので、ささやかなホームパーティーをやりました。下の子もだいぶ成長して来て昔の様な手間は掛からなくなりましたが、まだあと数年は勉強を見てやる必要が有ります。上の子はすでに中学生で、最近はめっきり親と話しをしなくなりました。私が中学生のころはすでにガンガン模型を作っていたものですが、我が子はさっぱりその気配がありません。やはり自分で貯め込んだ未完山は自分で片付けないとダメってことですね。オっと・・「こどもの日」だったので思わず子供のことを書いてしまいました。この辺で本題の模型の話に戻します。

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家事雑用や子供の勉強の合間を縫って MiG-17は銀ト-ン塗り分け塗装を進めました。 
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上写真2枚、トーン変え塗装が完了した状態です。筋彫りが凹なのでスッキリして見えますが、ラインの本数は結構多いです。今回はクレオスの8番銀を全体に吹いているため、前作 La-176ほどの苦労はしなかったものの、それでも表面の6割ほどは8番以外の銀を塗りました。この後はデカール貼り→トップコート(第一次)→墨入れ→トップコート(最終)→小物付けと進めます。明日出社すればすぐ土日が来るので、次の日曜か遅くとも15日の日曜日には完成させたいです。


2011年5月03日(火)
MiG-17 第9話 『基本塗装』

 GW中盤、私は今日からまた3連休です。この3日間を注ぎ込んで、MiG-17、行けるところまで行くつもりですが、家族サービスもゼロというわけには行かないのでどうなりますことやら。

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サフを掛けました。修正部分にアラが出ないか心配しましたが、問題ありませんでした。やっぱりこのキット、基本がしっかりしているおかげで後工程が楽です。
 
続いて全面に銀をスプレーしました。クレオスの8番をボトルストレートです。普段弄っているキットではサフでOKでも銀を吹くとアラが出たりしますが、このキットは問題ありません。 

明日からはパネル毎に銀のトーンを変える塗装を始めます。いつも使うのはいずれも自分で調合した、白銀,赤銀,青銀,暗銀,暗々銀,メタリックグレーの6色と、全面に吹いた8番銀の塗り残しを入れて全部で7色。マスキングテープと格闘しながらチマチマ筆塗りして行くので普通なら数週間掛かるんですが、今回はこの連休中の塗り上がりを目指します。


2011年5月01日(日)
MiG-17 第8話 『小物など』

 今年もGW(ゴールデンウィーク)がやって来ました。中には10連休という方もいらしゃるのではないでしょうか。私は特段出かける予定もないので3連休x2回+土日のパターンにしました。

今日は前半3連休の最終日です。My MiG-17 は士の字になったので小物に掛かりました。

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上写真・右が小物の集合写真です。小物はほとんどが脚パーツで全部で17パーツありますが、前脚は3パーツからなる組み立て式で写真はすでに組んだ状態です。小物のディティールは素晴らしくて特に脚カバーの内側がリアル。作例では濃淡2色のグレーで塗り分けてさらに油彩の黒で墨入れしてあります。 キャノピーのパーツは風防と天窓に分かれていて開状態にもできますが今回は閉めました。上写真・左がキャノピー取り付けからマスキングまで。窓枠は胴体接着後に塗っています。

さて、前作 La-176 完成後、DRAGONのMiG-17を2機入手したばかりですが、最近またIl-40(改良型)とMiG-21UMを買ってしまいました。だいたい1機作る間に4機買うパターンが定着しつつあります。いつ手が付けられるか分からないので、せめて「私が出会ったキットたち」で紹介しますね。

ということで、「私が出会ったキットたち」に Amodel 1/72 Il-40(2種),BILEK 1/72 MiG-21UM をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。



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2011年4月24日(日)
MiG-17 第7話 『士の字到達!』

 月日が経つのは速いもので、今日はもう4月最後の日曜日です。今週の金曜日からGW(ゴールデンウィーク)が始まり、その後は静岡ホビーショーがやって来るので、制作に忙しいモデラーさんもいらっしゃるでしょう。私は今年は(今年も)出展しないので、のんびり過ごす予定です。

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とは言え貴重な連休ですから、GW中に完成品をものにしたいところ。そんな中、今作っている MiG-17 は順調に組み立てが進んで、本日、士の字に到達しました。DRAGON金型のこのキット、すき間や段差が案外出来ます。ロシア・東欧系旧作キットに慣れている私は、そういう所の修正工作がないと物足りないので、このキットにも楽しませてもらっていますが、やはりいつも作っているキットに比べると格段に作り易いですね。 

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作り易さの理由は、修正工作が一発で決まる点にあります。取付けた部品相互の関係に変な反りや歪みがないので、素直にパテ埋めして素直にペーパー掛けすればスッキリ治まってくれます。モールドははっきりした凹なので多少のペーパー掛けでは消えません。

そんなわけで今日午前中に士の字に到達しました。この作例では空気取り入れ口内部の追加工作に手間取りましたが、それがなければ簡単に士の字になっていたのかも知れません。もっともこの先のサフ掛けで修正跡が消えなければまたペーパーを当てなければなりませんが、今までの経験ではまず大丈夫そうです。

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さて、先週DRAGON版パッケージのMiG-17を手に入れた話を書きました。早速キットの中身を「私が出会ったキットたち」にUPしようとしたのですが、ランナーが大きくて手持ちのスキャナーに入り切れません。済みませんがキットレビューの記事は今しばらくお待ちください。

代わりに、「私が出会ったキットたち」に
AZmodel 1/72 MiG-17F
の記事をUPしました。
1/72 MiG-17 の最新キットです。
よろしかったらぜひご覧ください。


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2011年4月17日(日)
MiG-17 第6話 『翼の工作』

 一週間のご無沙汰でした。皆様いかがお過ごしでしょうか? 南関東はこの一週間でだいぶ季節が進み、場所によっては今年初の「夏日」となったところもありました。おかげで桜はアッ!と言う間に散り、今ではすっかり葉桜になってます。でも今日はちょっと寒い感じ。一進一退です。そんな中、My MiG-17 は先週胴体がくっついたので、今週は翼の工作に入りました。

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脚庫内には綺麗なモールドが施されています。翼後縁は上面側に一体成形されていてシャープな仕上がりです。

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下面パーツ接着後。フラップやエルロンの付け根に若干上面との不整合が出ますが、サッとペーパー掛けする程度で収まってくれます。

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あと気を付けたいのは平面の肉厚部が所々引けているので、斜光線をあててへこみを見つけ出し、溶きパテで埋めて平らにならします。こういう修正は士の字にした後では結構面倒なので、翼単体のうちに済ませておきましょう。

ところで今作っているキットは右の箱のBILEK版ですが中身は DRAGON製であることは以前にも書きました。今回、本家DRAGONのキットが手に入ったのでちょっとご紹介しておきます。 まず下写真・左が MiG-17(無印・アルタ-バ-ナ-なし)で、中身はその通り正解なんですが箱絵が間違ってます(アフタ-バ-ナ-が描いてある)。BILEKの箱絵は正しいですが箱に MiG-17F と印刷してあって表示が間違ってます。

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上写真・右は MiG-17F を中国がライセンス生産したJian Ji5 で、アフタ-バ-ナ-があるタイプ。キットもきちんとアフタ-バ-ナ-のパーツがセットされています。これは元々 MiG-17F のデカール変えキットと思われ、DRAGON版 MiG-17F もあるはずです。また、BILEK版の MiG-17(無印)も存在します。この様にDRAGON金型の MiG-17 は機名の表記,箱絵の正確さ,ライセンス生産機やOEMキットの存在・・などが複雑に絡み合って奥が深いです。私が入手した BILEK版 MiG-17F だってたまたまその個体の中身が MiG-17(無印)と入れ間違っていた可能性もあるし、箱絵だって本当はどれが正確なんだか真相は闇の中です。


2011年4月10日(日)
MiG-17 第5話 『やっと胴体がくっついた』

 時は巡り、ここ南関東にもまた桜の季節がやって来ました。去年は開花が早くて今時分にはもう散っていましたが、今年はこの土日から今週中が見ごろとなりそうです。しかし震災と原発事故でどうにも花見気分になれないという方も多いと思います。来年の今頃は皆が心から花見を楽しめる状況に戻りたいものですね。 さて、MiG-17 はやっと空気取り入れ口の工作が終わり、胴体後半と垂直尾翼も取付けて、何とか胴体だけ形になりました。

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空気取り入れ口の中央仕切り板パーツは先端のリップ分だけしか深さがありません。普通に組むと奥は左右がつながった空洞になってしまう訳で、それが気に入らなくて追加工作をやりました。また上の写真で分かると思いますが機首リップと胴体間とか、前後胴体の接続部などに結構段差ができてパテ盛りしています。ドラゴン金型のこのキット、思ったより楽しませてくれるので、私としては嬉しい限りです。


2011年4月03日(日)
MiG-17 第4話 『裏作あらため本作昇格』

 昨日のLa-176完成により、裏作扱いだったMiG-17が晴れて本作に昇格しました。実機でもLa-176の失敗の後、MiG-17が登場します。DRAGON金型のこのキット、なかなか良い出来なんですが、空気取入れ口内部の処理が気に入らなくて、やらなくても良い改造をやっています。今日は何とか中央の仕切り板を作り付けました。エポキシパテで精一杯形を造ったのですが細部まで滑らかに造ることはできず、事後修正に手を焼いています。

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追伸
・ 「展示場」に La-176 をUPしました。
・ 「展示場」の La-176 のページからのリンクで La-176 の制作記をUPしました。

よろしかったらぜひご覧ください。


2011年4月02日(土)
La-176 第15話 『完成!』

 このたびの東北太平洋沖大地震とそれに伴う津波によって発生した災害は、政府によって正式に「東日本大震災」と命名されました。「東日本」という言葉の響きが災害の規模の大きさを物語っています。世間では「被災された方々と少しでも心を共有しよう。」という気持ちから、節電,節約,各種行事の自粛などが実施されています。とても自然な発想で道徳的にも受け入れ易く、私も私なりに「自粛」しています。ところが一方、過度な自粛は経済活動を停滞させ、景気を押し下げ、ひいては被災地の復興を遅らせる遠因にもなりかねないとの議論もあります。いったいどう行動すれば良いのか分からなくなりましたが、とりあえずはデマや風評に惑わされず、できるだけ普通の「日常」を過ごすことにしますね。

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私にとって、普通の週末の過ごし方・・それは家事雑用,食品や雑貨の買い出し,子供の世話,そして模型作りです。 今日もいつも通り雑用をこなし、近くのスーパーへ食品を買いに行きました。スーパーの店内は照明が半分消され、一部の商品が品薄になっていますが、野菜や肉・魚介類など、普通の食材は全く問題ありません。
 

ということで模型も普段通り。今日は La-176がめでたく完成しました。先週、脚の取り付けを残すのみとなっていましたが取り付けガイドが不十分でどうにでも付いてしまうため、今日じっくり時間をかけて取り付けました。胴体収納式の脚はバランスが難しくて完璧な取り付けはムリでしたが、2時間掛けて何とか妥協できるレベルに収まったので、完成とします。


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2011年3月27日(日)
La-176 第14話 『あと少し』

 大地震があった日から16日が経過したにもかかわらず、被害はいまだに拡大中とのこと。ここ南関東でも色々なものが手に入り難くなっています。でも、今はとにかく被災地に物資を送り届けるのが第一ですから、被災地のことを思えば多少の不便は何でもありません。模型作りの方は幸い塗料など必要な資材が十分手元にあるので、問題ありません。

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昨日から今日にかけて、La-176 はデカール貼り → 墨入れ → トップコート と進みました。ネットで拾える実機画像はどれも完全無塗装で国籍マークすら入っていませんが、作例では垂直尾翼に赤星マークを貼りました。墨入れは油彩の黒をペトロールで溶いて凸モールドの基部に流し込んでいます。写真上2枚が墨入れ前、下2枚が墨入れしてトップコートを掛けた後です。あとは脚を付ければ完成ですが、それが一筋縄では行かない様なので、完成は来週に持ち越します。


2011年3月21日(月)
La-176 第13話 『銀塗装・完了』

 3月11日(金)に発生した未曾有の大地震は10日経っても被害の全貌が掴めず、原発危機も収束していないなど、災害がいまだに進行中です。ここ南関東では震度5弱を記録し、私のそこそこ長い人生経験中で最も強い揺れとなりました。被害に遭われた方々のご苦労は察するに余りあります。軽々なコメントは差し控えますが、とにかく物事が良い方向に動き出すことを切望しております。当方はおかげ様で家族全員無事。家屋や模型の被害も出ずに済んでいます。

今日・春分の日を含む三連休は本来なら学校行事やお墓参りやで忙しいはずだったんですが、ほとんどの行事は中止になりました。あとガソリンが手に入らないので遠出できません。ここはひとつ余分な物資を消費せず、買いだめなどにも走らず、つつましく時を過ごすのが自分にも社会にも良いと思います。

こういう時模型を弄るのは案外良いことなのかも知れません。とりあえず何もできないし、原発のニュースを観てやきもきしていても始まらないですから・・。



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2011年3月06日(日)
La-176 第12話 『銀塗装・やっと6割』

 先週の中ごろ異様に寒くありませんでした?ここ南関東は10日ほど前に春一番が吹いた後、予想通り寒さがぶり返して2〜3日真冬の気温になりました。この週末も結構寒いですが日中は日が差してそこそこ暖かく、暖房のない模型部屋でも手がかじかむことはありません。

La-176 は修行の様なマスキング→手塗りを繰り返してやっと右写真の状態になりました。一応もくろみ通り、消えた凸モールドは再生できているけれど、筆ムラも結構キツいです。あと、この方法は筆塗りにもかかわらず塗料の消費が激しいことが分かりました。マスキングした狭い面積のパネルを塗るたびに筆を洗っているので、塗料の大半は洗浄ビンに逝ってしまう訳です。何とか全体の6割程度塗り終わったけれど、塗り分けが難しい胴体中央部が残っているので、気分はまだまだ半分以下ですね。


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MiG-17 第3話 『長期戦の予感』

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裏作の MiG-17 はのんびりとやってます。今日は機首下面のパーツを接着。このパーツ割りのおかげで前脚庫がリアルに再現できた反面、空気取り入れ口にムリが掛かってます。そこを何とかしようと言う訳で、まずコクピット直前まで続いている機首の空洞に重りを仕込んだ上、適度な位置にプラ板を貼って塞ぎました。この状態から中央の仕切り板を自作して空気取り入れ口を作り込む計画ですが、相当の長期戦になるのは間違いありません。


2011年2月27日(日)
MiG-17 第2話 『胴体分割し過ぎ』

 ここ南関東では一昨日の金曜日に春一番が吹きました。明後日から3月ですから名実ともにもう春ですね。でも油断していると寒さが戻って雪が降ったりすることがよくあるので、もうしばらくは注意が必要です。 さて、La-176 は一生懸命やってます。やってるんですが画像をUPするほど進まないんです。それでも何とか垂直尾翼は塗り終わりました。次回は何らかの画像をUPしたいと思います。 ・・で、裏作の MiG-17 ですが、こちらは胴体前半を接着しました。

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それにしてもこのキット、胴体がやたら分割されています。MiG-17だったら胴体は左右2分割が普通ですが、前後左右に垂直尾翼、さらに機首下面まで別パーツになっていて合計6パーツもあります。実機のサブタイプの違いをパーツの入れ替えでカバーするのでしょうが、もう少し簡素化する工夫があっても良かったですね。


2011年2月20日(日)
La-176 第11話 『再起動』

 前作 I-302P は年越し企画で1週間で完成させ、すぐ La-176 に戻る予定でした。その I-302P が先週ようやく完成したので、今日から La-176 に戻ります。2ヶ月前の La-176 は下の写真の通り、サフ掛け後に表面をひと皮剥いて凸モールドの高さを抑え、同時にパネルラインをくっきり浮き出させるところまで来ていました。今日からはいよいよ銀塗装に入ります。

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やり方は、パネル1つ1つをマスキングして銀を筆塗りし、塗膜の段差で消えたパネルラインを再生する・・と言うもの。分かっていたことですが物凄く大変です。マスキングの手間もさることながら、1パネル塗ったらそこが完全に乾くまで隣のパネルを塗れない訳で、1日作業してやっと左の写真程度です。これではいつ完成するやら分かりません。我が家のサグラダファミリアですね。

(サグラダファミリア : スペイン・バルセロナで建設中の教会。すでに着工から120年以上経過しているがいまだに完成していない。)


 
MiG-17 第1話 『裏作』

La-176 の銀塗装は待ち時間が長いことが分かったので、「裏作」をやることにしました。選んだキットは BILEK の MiG-17。中身はDRAGON製です。まともなキットなので私の路線から外れていますが、裏作ですからあまり苦労しそうなキットはやめておきました。

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とりあえずコックピットを作製。部品点数が多いので、これはこれで大変かも知れません。

 

2011年2月13日(日)
怒濤の三連投!

 三連休最終日の今日は冬型の気圧配置に戻ったので、ここ南関東は晴天です。昨日までの荒れた天気で地面が濡れていたため、朝は霜で一面真っ白でした。天気予報だと関東地方は明日からまた雨か雪だそうですが、冬型が長続きしないということはもう春が近い証拠ですね。

さて、模型ライフの方は昨日の I-302P 完成の余韻に浸りつつ、蜜柑山のチェックを実施しました。下の4点は去年の11月以降、新しく蜜柑山に加わった方々です。この間完成したのは昨日の1機だけですから、1機作る間に4個買ってたらいつまでたっても在庫は減らないですよね。

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上の4つで一番気になっているのは Il-40 です。この姿形、何だかゾクゾクしませんか? 次回から La-176 を再起動しますが、それが終わったら次は Il-40 にしようかなぁ・・。

追伸
・ 「展示場」に I-302P をUPしました。
・ 「展示場」の I-302P のページからのリンクで I-302P の制作記をUPしました。

よろしかったらぜひご覧ください。


2011年2月12日(土)
I-302P 第11話 『完成!』

 昨日の雪は夜になっても降り続いたので「ひょっとしたら積もるかな?」と心配しましたが、今朝起きて見ると路面は黒々とアスファルトが露出し、土の部分もうっすらと雪が残っている程度で大丈夫でした。今回の降雪はニュースや天気予報で早くから注意喚起されたのでそれなりに覚悟していたのですが、この程度で済んで良かったです。我が家でも赤い星幹部(女房)が木曜日のうちから食料品を買い込んであったので、買い物に行く手間も省けてます。

さあ、自由時間が有るうちに I-302P を仕上げてしまいましょう。まず暖房の有る部屋で十分体を温めてからオ-バ-コ-トを着込み、自室に篭もります。

キットの脚注と本体間にはしっかりしたガイドがあるので取り付けに問題はありませんが、角度までは決まらないので調整が必要です。しかし1/72の常として脚パーツは細く華奢なので、あまりこね回していると折れます。ここはひとつ些細なアンバランスは気にせずに、素直に完成を楽しみましょう。

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・・で、先ほど正午前、
Amodel 1/72 I-302P 完成しました。 
振り返れば着工から1ヶ月半。まるで自分の工作技術をテストされている様な緊張感ある制作でした。
無事完成できて一安心です。


 

2011年2月11日(金)
I-302P 第10話 『墨入れ』

 今日は建国記念日で祭日ですが金曜日なので三連休の方も多いのではないでしょうか。あいにく天気は全国的に荒れ模様で、ここ南関東でも雪混じりの冷たい雨が朝から降り続いています。昨日の天気予報では、「平野部でも積雪に注意」と言っていましたが、私が住んでいる地域では今のところ積もる気配はありません。 元々出掛ける予定はなかったし、こんな日は部屋に篭もって自分の好きなことをするのが一番ですね。・・と言う訳で I-302P の続きです。

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今日の工程は墨入れ。油絵の具の黒をペトロールで薄く溶いてパネルラインをなぞり、はみ出した部分をぼかしながら拭き取って行くと、比較的簡単に上の写真程度の仕上がりになります。ただし油絵の具はプラスチックに定着しないので、最後にもう一度トップコートを掛ける必要あり。上の写真は最終トップコートが終わってキャノピーのマスキングを剥がした状態です。

あとは脚を付ければ完成ですが、日没とともに冷え込んで来た様で手がかじかんで思うように動きません。休みはまだあと二日あるし、完成は明日に持ち越すことにします。



2011年2月6日(日)
I-302P 第9話 『デカール』

 2月に入りました。ここ数日寒さも若干和らいだ様で、あちこちから梅の便りも聞かれ、春遠からじ・・と言った感じです。 私の週末は、一昨日の金曜日に月遅れの新年会で深酒したおかげで昨日土曜日は布団から出られず、一日潰してしまいました。こんなことやってるから完成しないんですよね。今日になってようやくデカール貼りです。

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キット附属のデカールは発色が悪く、輪郭もよれていたのでストックから活きの良さそうなものをスカウトしました。早朝に貼り付けて8時間乾かし、軽くトップコートを掛けたところ、胴体側面の赤星に気泡が入って凸凹しているのを発見。トップコートを掛ける前はほとんど目立たなかったんですが、コーティングで縮んだのでしょうか・・。気泡を針で潰し、マークセッターを塗って現在養生中です。見たところ経過は良好なのでデカール貼りは何とかクリア。残る工程は 墨入れ → 最終トップコート → 小物付け です。次の週末は3連休なので、ぜひとも完成させたいですね。

追伸
「私が出会ったキットたち」に Amodel 1/72 Yak-25K/S の記事をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


2011年1月31日(月)
I-302P 第8話 『何とかリカバリー』

 今日は会社休んでます。風邪ひいたとかではなく、以前から計画した有給休暇です。と言うのも 1月29日(土),30日(日)の2日間、「横浜モデラーズクラブ合同展示会」が開催されまして、私も出品者の端くれとして参加させていただきました。展示会を2日こなしていきなり1週間仕事というのはきついので、1ヶ月以上前から休暇を申請しておいたというわけです。展示会はとても楽しかったです。JMCとまではいかないまでも、横浜周辺の模型グラブが一同に会しての合同展示会ですから作品はどれも粒ぞろいかつ個性的で大いに参考になりました。 何よりうれしかったのははるばる遠方からお越しいただいた旧知のモデラーさんたちと久しぶりにお会いできたことです。シャチョーさん,FA-14さん,&さん・・本当にお久しぶりでございました。他にも南関東エリアで日ごろお世話になっている、ゆずこせうさん,OOISHIさん,ひやめしボスさんともお会いでき、大変楽しい時間を過ごすことができました。本展示会の幹事を務めてくださった横浜サンダウナーズの皆様に改めて感謝致します。ありがとうございました。

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一夜明けて今日・・モチベーション上がりまくってます!凄い完成品を沢山見たせいもありますが、お会いできた皆さんが口々に私が模型を再開したことをよろこんでくださって涙が出ました。持つべきものは模型友達ですね。

I-302P 上面色が流れ込んだ部分は筆塗りでネチネチと修正しました。あと写真では分かり難いですが、動翼と主要なパネルの色調をわずかに変えています。脚庫内も塗り上げ、これでラッカーだけで塗れる所は全て塗り終わりました。
 

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いやいやいや・・一時は挫折するかに見えた I-302P ですが、展示会で獲得したモチベーションのおかげで一気に巻き返すことができました。次の工程はデカール貼りです。そこで失敗しなければ「完成」の二文字は遠くありません。


2011年1月23日(日)
I-302P 第7話 『当分完成しそうにありません』

 先週は仕事が立て混んで疲れが溜まったので、昨日・土曜日は休養に専念。おかげで今日・日曜日は朝の寝覚めもすっきり、体力・気力とも復活し、模型制作の条件が整いました。

さて、I-302P の続きです。いつもなら上面は筆塗りに転じるところ、今回はスプレーで塗ってみました。と言うのもこの飛行機、外形がとてもすっきりしているので、これなら不器用な私でもマスキングできるんぢゃないか・・と思ったんです。

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写真では判り難いですが下面色部分全域をマスキングテープで覆っています。入り組んだ塗り分け線のない単純なパターンなので、思った通りさほど苦労せず貼り終わりました。機体が小さいことも重要なポイント。

上面色の吹き付け自体はそこそこ上手く行ったので、期待に胸を躍らせてマスキングを剥がしてみると、うう〜ん・・。 かなり多くの場所で上面色が流れ込んでしまっています。やっぱりスプレー塗装って難しいんだなあ・・。

この後 2000番のペーパーでそっと当たってみたところ、やはりサフまでは露出してしまいました。これを修正するのはかなりの手間になりそうです。こりゃ当分の間完成しそうにありません。やはり自分の制作スタイルを逸脱するとろくな事はありませんね。


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2011年1月15日(土)
I-302P 第6話 『ようやく下面塗装』

 今週は月曜日が休日で4日間しか働いていないにもかかわらず、何だかとても長く感じました。正月ボケが残っているのと、早く I-302P にさわりたい気持ちが強かったためかも知れません。

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前回2回目のサフ掛け中に床に落として埃にまみれた I-302P ですが、幸い上面を下にして落ちたので被害は少なくて済みました。まだツキは残っています。今日は午前中に埃が付いた部分をペーパー掛けして3回目のサフを吹き、午後から下面のライトブルーをスプレーしました。二度と落とさない様に竹串の径を調整してしっくり嵌め込んでいます。

明日は家族サービスの予定があって1日模型にはさわれません。1月もあっと言う間に半分過ぎてしまいましたが、何とか節分までには完成させたいものです。


2011年1月10日(月)
I-302P 第5話 『完成ならず』

 三連休も今日で終わりです。この3日間、女房の頭に角が生えるほどの勢いで模型に取り組んでいるのに一向に完成しません。 I-302P けっこう手強いです。

昨日はキャノピーの取り付けと枠線描きで1日つぶれてしまいました。透明部品と胴体の合いはすき間は出来ないんですが、アウトラインがつながらないんです。言葉では伝わり難いですが、透明部品の上半分が胴体より幅広で、下半分が狭い。従って修正しないと本機のグライダーの様な流線型の美が損なわれます。修正手順はまず出っ張っている部分をガリガリ削りました。当然曇りガラス状態になるので丁寧に研ぎ出して透明度を回復させ、その後凹んでいる部分にクリアを厚塗りしています。右写真は修正後。

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今日になってようやくサフ掛けしました。結果は色々な所にアラが出たため、サフの乾燥を待って再びペーパー掛けです。特に主翼と胴体の接合部はパテ(瞬着+塗料)のエッヂがはっきり出てしまって全く整っていませんでした。ここは相当削り込んだので、2度目のサフ掛けでも跡が残るかも知れません。それとキャノピー後端のマスキングがめくれてしまって、透明部に若干サフが浸透。慌ててマスキングをやり直しています。日没後、2度目のサフを掛けたのですが、サフ掛けの最中にロケット噴射口に差していた竹串がゆるんで落下!全身埃まみれになってしまいました。 

「年末年始特別企画」と銘打って始めた I-302P だけれど、今回厳しいです。大変申し訳ありませんが、特別企画は本日で終了とし、通常制作モードに移行させてください。せっかくここまで頑張ったので、じっくり腰を落ち着けてリカバリーします。


2011年1月8日(土)
I-302P 第4話 『小物』

 何でも「寒の入り」なんだそうでこのところぐっと冷え込んで来ました。皆様いかがお過ごしでしょうか? ここ南関東は乾燥した冬晴れが続いていて、寒いことを除けばとても良い天気です。火事が心配。テレビでは山陰や北陸で大雪のため車が立ち往生するニュースがたびたび報じられています。去年の夏が異常に暑かったので、その反動なんでしょうか。

さて、I-302P は「士の字になったら小物」という Myル-ルに従い、今日は小物に取り組みました。右の写真の通り、脚パ-ツ一式とシ-ト,キャノピ-の合計11パ-ツです。キットにはこの他に機首の機銃と尾輪格納部のパ-ツが入っていますが、これらは機体工作の一環としてすでに取り付け済み。キャノピ-は窓枠のモ-ルドが無くツルツルなので、胴体に取付けてから枠線を描くつもりです。

明日からいよいよ本塗装に入ります。残り2日でどこまで行けるかが勝負どころです。



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2011年1月4日(火)
I-302P 第3話 『やっと士の字』

 いやはや、年末年始休暇もあっと言う間に最終日になってしまいました。今日で完成するはずだった I-302P は士の字にするのが精一杯で、全工程のやっと半分と言ったところです。昨日は来客があって昼間から飲んでしまったのが響きましたね。それでも実働3日で士の字到達は4年前の I-270 と対記録なので自分としては一応納得しています。

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1月2日の写真と比べると水平尾翼が付いただけの様に見えますが、胴体⇔主翼間の不整合修正を済ませたのが大きな前進です。水平尾翼は普通に取り付けるとエレベターが胴体と干渉して下がらない位置関係になってしまいます。そのまま見過ごそうかとも思いましたが、飛行機モデラーの端くれとしてそれはないだろうと考え直し、自分なりに修正しました。

明日からまた会社ですが、3日出勤すればまた成人の日を含む三連休がやって来るので、何とか連休中に完成させたいものです。



2011年1月2日(日)
I-302P 第2話 『小粒でもピリリと辛い』

 やっと大掃除が終わりました。今回は普段私の支配が及んでいない台所とその周辺に手を入れたところ、捨てても捨てても後から後から物が出て来て、まるでアマゾン川の河川敷を掃除する様な大仕事になりました。アジの干物の化石とか、珪素化した泥付きごぼうなど、学術的に貴重な品々も多数発見されたので、当分は昼休みの雑談のネタに困ることはないと思います。

さて、I-302P ですが、休暇5日目にしてさわるのはやっと2回目です。

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小柄な機体で形状も平凡だから、楽に組める様に見えてもそこはAmodel、舐めて掛かると痛い目に会います。胴体の接合では垂直尾翼が左舷にだけ成形されているので右舷側の基部に不整合が発生。主翼は分割の関係で下面の翼端付近に大きな段差。そして胴体と主翼の接合はほぼ全周にすき間や段差が出ます。簡素なキットながら基本工作の技量をしっかりと要求して来るので、簡単なキットに飽き足らない方、ロシア東欧系旧作モデルをこれから始める方にはぜひお勧めしたい一品と言えるでしょう。


2011年1月1日(土)
新年のご挨拶

 皆様、あけましておめでとうございます。旧年中は当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございました。本年も微力ながら模型制作を中心にUPして参ります、どうぞよろしくお願い致します。

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さて、年末から始めた I-302P ですが、時間が取れなくて全然進みません。なにしろ家の大掃除が終わらないまま年を越してしまったので、今日・元日の初仕事は大掃除の続きです。何とか早く掃除を終わらせて少しでも模型をさわろうと思います。


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