2014 My 夏休みレポート |
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お盆が過ぎて1週間、8月も後半に入って来ましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私が勤めている会社は決まった夏休みがなく、7月から9月の間に各自、自由に5労働日休む決まりになっています。今年は子どもの部活などの関係で、お盆明けの8月18日(月)〜22(金)の5日間、休暇を取りました。前後の土日を合わせると9連休にもなり、サラリーマンにとっては最長級の休暇でした。そこで今回の日記は、夏休み特別編・1週間回顧録でお送りします。
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2014年8月16日(土),17日(日) |
Be-6 第6話 『エンジン大改造』 |
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休みの出だしは家事雑用も少なく比較的平和だったので、模型弄りからスタートできました。厳密に言うと茶の間がひどく散らかっていたので、朝起きて1番に茶の間の掃除をしたのだけれど2時間ほどで無事終了。午前9時過ぎには模型作りに掛れました。ちなみに我が家の茶の間は6畳の和室ですが、このひと部屋の掃除に2時間かかる散らかり様がどんなものかはご想像にお任せします。女房にもっと片付けてほしいけれど、女房は女房なりに精一杯やってるみたいだし、私が少し潔癖症なところもあるので、たまには私が掃除するのも良いと思います。 |
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さて、今弄っているBe-6は簡潔なパーツ構成で合いも良く、なかなかの好キットなんだけれど、ひとつとんでもない欠点があります。それはエンジンの取付け角度。右の図はネットから拾って来たものですが、点線と斜線がキット、実線が実機です。その他、空気取入れ口と排気管の位置が根本的に間違っていて、これらの修正も必須となります。 |
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実のところ、この修正は大仕事になるので、キットのまま作ってしらばっくれようと思っていました。Be-6 なんていう旧ソ連の飛行艇を知っている人はまずいませんから。ところが、所属している模型サークルに
Kさん という方がいらっしゃいまして、このキットのエンジン取付け角度が違う件をご存じだったのです。Kさんは古いキットを沢山持っていて、実機やキットのことをとても良く知っています。Be-6
はディープなソ連機マニアの間でもあまり話題に上らないマイナー機ですが、その模型の欠点を知っているなんて、Kさんの知識の広さには脱帽です。・・と言う訳で、エンジン取付け角度の件を知っている人が身近にいる以上、これを修正しない訳には行かなくなりました。私の腕でどこまでやれるか分かりませんが、とにかくやってみましょう。 |
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まずは排気管を模型用ノコギリですっとばします。切った排気管は後で使うのでできるだけきれいに切り取りました。次に空気取入れ口ですが、実機はカウリング先端にあるのに対し、キットはだいぶ下がった位置に付いています。これをどうやって修正するかしばし考えて出した結論は、 |
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始めにプラ板を三日月形に切り出し、キットの空気取入れ口を塞ぐ位置とカウリング先端に近い位置の2か所に接着します。その上に0.2mmプラ板を曲げて強引に接着した後、すき間にエポキシパテを充填して、空気取入れ口の大まかな形を作ります。それが写真右端の姿。この先はひたすら余分なパテを削って整形して行くつもりですが、果たしてどうなりますか。・・
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2014年8月18日(月),19日(火) |
御宿(おんじゅく)家族旅行 |
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お盆明けの週初め、18日(月)と19日(火)は、1泊家族旅行に行って来ました。行先は千葉県の御宿という海辺の町です。ここには会社経由で入っている健康保険組合の保養所があり、格安の料金で宿泊できます。3年前、2011年の同じ日に初めて宿泊し、今回は2回目となります。この保養所は食事が美味しいと評判で、特に事前注文制の特別料理・金目鯛の煮つけが絶品です。今回も注文して堪能しましたが、この辺の様子は2011年の日記に書いています。よろしかったらご参照ください。人気の保養所なので利用希望者が多い場合は抽選になるのですが、お盆明けの平日を狙って応募したのが良かったと見えて、無事当選し利用できました。 |
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海ほたるPAにて、間近を通る貨物船を携帯のカメラに
収めるザコ戦闘員2号(下の子) |
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御宿海水浴場にて、波と戯れる(左から)ザコ戦闘員 1号(上の子),2号,赤い星幹部(女房) |
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マザー牧場にて、羊に餌をやるザコ戦闘員2号↑
海ほたるPAで売っていたうつぼの缶詰→
珍しさに釣られてつい買ってしまいました。
メーカーの思「うつぼ」
・・寒いギャグです。涼しくなったでしょうか? |
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私が住んでいる所から御宿へ行くには東京湾アクアラインを使うのが最短ルートです。アクアラインには観光スポットでもあるPA(パーキングエリア)「海ほたる」があるので、そこで休憩と昼食を摂りました。御宿に着いたのは午後3時前。海は素晴らしく綺麗で流石外房、東京湾の中とは根本的に違います。砂浜でひざまで海に浸かってしばし波と戯れました。
2日目は10時前に宿を発ってマザー牧場に向かいました。「マザー牧場」は木更津の南の山の中にある酪農テーマパークで、3年前にも来ましたがその時は雷雨に遭ってろくに観光できませんでした。幸い今回は好天に恵まれ、羊,牛,ロバ,ラマ,アルパカ,豚,ダチョウ,エミュー,アヒルなどと間近に接することができました。帰り道の途中、もう一度「海ほたる」に寄ってお土産を買い揃えます。この時、「うつぼの缶詰」を発見し、珍しさに釣られて自分用に1個買いました。帰宅後、その日の夕食で早速食べて見たところ、鰻に近い風味でなかなか美味です。鰻が減って食べられなくなって来た今、うつぼのかば焼きなど良いかも知れません。ただし、皮が薄くてプルプルしているのと小骨が多いのが鰻と異なるので、調理に一工夫要るかも知れません。
なんだか最後はうつぼの話になってしまいましたが、我が家の一大イベントである夏休み家族旅行が無事終わり、父親の役目を果たせたという安堵感と運転疲れ、および「うつぼの缶詰」で一杯飲んだお酒のせいで急にまぶたが重くなりました。
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2014年8月20日(水),21日(木) |
嬉しい出来事 |
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My夏休みも中盤を迎えましたが、連日晴天が続き、すごい暑さです。
そんな中、宅急便が2つ届きました。ひとつは以前一緒に仕事をしていたFさんから、もうひとつはネットオークションで落札したプラモデルです。
Fさんからの届きものは「かまわぬ」と言うブランドの手ぬぐいで、妖怪の絵柄が散りばめられた洒落た一品でした。Fさんはもう何年も前に職場で一緒だった方ですが、私とは親子ほど歳が離れた若い方なのに妙に気が合って、楽しく仕事をさせていただきました。その時のことを今でも覚えてくれているのか、Fさんは折に触れ気の利いた品を贈ってくれます。前回は去年の正月に「踊る獅子舞人形」をいただきました。その時もとても嬉しくて、2013年の日記のトップはその獅子舞人形が飾っています。 ところで、右写真の赤い手ぬぐいの上、黒字に縦書きの文字が書いてあるものは「かまわぬ」のロゴなんですが、私は初め「へつぬ」としか読めず、意味が分かりませんでした。そこで「へつぬ」でネット検索を掛けたところ、「かまわぬ」と判明。同じ読み間違いをしてる人は多い様です。「へ」に見えるのは鎌の絵、真ん中の「つ」に見えるのは輪で、鎌輪ぬ→かまわぬ
なんですね。ひとつ勉強させていただきました。 |
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さて、オークションで落札したのは左の2品、Sky-High 1/72 Ka-25 と、ZVEZDA 1/72 Ka-27 です。両方ともあまり見掛けない希少品で、特にSky-Highのキットは私は初見でした。2つとも同じ出品者様によるもので、こんな珍しいキットが手に入ったのはラッキーでした。しかし、嬉しさはそれに留まりません。何と、出品者様は当サイト「赤い星」をご存知だったのです。この「不定期日記」や「私が出会ったキットたち」を楽しく読んでくださっているとのこと。サイトを運営する側の者にとって、読んでくださっている方の存在を知ることはこの上ない喜びなんです。オークションの取引き連絡の短いメールのやりとりでしたが、サイト「赤い星」に対し暖かいお言葉を頂戴して、私はとても晴れやかな気持ちになりました。 |
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さて、嬉しい出来事の最後は下の子(娘・中1)との交流です。女の子は小学校の高学年になるとだんだん父親から遠ざかる様で、うちの娘も例に漏れず、特に中学に上がってからはめっきり会話が減っていました。そんな中、貝殻のビン詰め作りを通して久しぶりに娘と交流することができました。右の写真は完成した貝殻ビン詰め(左端は砂)の一部です。まずまずのクオリティーでしょ? |
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実はこれ、御宿の砂浜で採って来た貝殻です。始めは大きい貝殻を探していたのですがほとんど無くて、代わりに米粒からせいぜいひまわりの種大の小さい貝殻が無数に打ち上げられている場所がありまして、砂と一緒にビニール袋に入れて持ち帰って来ました。それをバケツに入れて真水で洗い、砂とゴミと貝殻の混合物からまず形の良い貝殻を選り分け、さらにゴミと砂の混合物をふるいに掛けて綺麗な砂を抽出するという作業を娘と二人でやったんです。模型用のピンセットを持ちながら、「こんなに小さい貝殻があった」とか「これ面白い形してる」なんて言い合いながら2日間作業しました。その間何度か上の子と女房が覗きに来たので、「手伝ってくれ」と言ったら「宿題が終わってない」とか「夕飯の支度しなきゃ」とか言って逃げて行きました。旅行から帰って2日目の21日(木)の午後になってようやく選別作業が終わったので、早速ビンを買って来て貝殻や砂を詰めた次第です。苦労して作業した者しか味わえない達成感を娘と共有することができました。今後はこのビン詰めを見るたびに今日のこの想い出が蘇るでしょう。いつの日か孫ができたら、このビン詰めの由来を話してやるのが今から楽しみです。
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2014年8月22日(金),23日(土) |
閑中忙あり |
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My夏休みもいよいよ後半です。冒頭に書いた通り、私が勤めている会社は決まった夏休みがなく各自・自由に休むのですが、裏を返せば自分が休んでいても会社は動いているので、色々な問い合わせや電話会議などは自宅で対応しなければなりません。携帯電話とノートPCのおかげで自宅でも仕事が出来てしまいます。この休み中も今日に限らずちょこちょこ仕事してました。便利と言えば便利だけれどONとOFFの切り替えを自分の中できちんとやらないと精神的休養が取れません。通信手段が固定電話とFAXだけだった時代が懐かしいです。 |
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泣き言はこの位にして話題を変えましょう。23日(土)は上の子が通っている学校で、保護者の個人面談というものがあり、私一人で行って来ました。 |
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面談の主題は子どもの進路についてでした。上の子は今、高校2年生ですが、高2の夏ともなれば卒業後の進路について目標を定め、必要な対策を立てる時期なんですね。我が子は自分と女房の子供だから、蛙の子は蛙であまり高望みしても仕方がないけれど、親としては息子には自分を超えてもらいたい気持ちがあります。親にはあまり話さないけれど、息子は息子で自分の目標を持っている様なので、精一杯支えてやろうと思います。
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2014年8月24日(日) |
Be-6 第7話 『エンジン大改造・その2』 |
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今日はMy夏休みの最終日です。振り返ればこの休み中に模型を弄ったのは始めの2日間位で、続く6日間は何だかんだやることがあって模型とはご無沙汰していました。もう明日からは仕事という土壇場ですが、自分がモデラーである証しとして、最後は模型ネタでMy夏休みレポートを締めくくりたいと思います。そもそも今日は所属している模型サークルの月例会で、午前中だけですが顔を出して来ました。するとそこには2年前のUAMC(模型展示会)でお会いしたフォージャーさんがゲストとしてお見えになり、ソ連機の話題で盛り上がって大変楽しいひとときを過ごさせていただきました。帰宅後は女房と約束していた食料品の買い出しを済ませ、ようやく午後3時ごろからBe-6を弄り始めました。エンジン大改造・その2、スタートです。 |
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排気管(整形前) |
排気管(整形後) . |
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エンジンナセルはまず前回盛り付けたパテの余剰部分をカッターで大まかに切除した後、#400→#800の順でペーパー掛けして形を整えて行きます。さらに細かな凹凸を均すため、全体に溶きパテにサーフェーサーを混ぜたものを塗り付け、乾燥後に#800でペーパー掛けしました。特に空気取入れ口の内部は溶きパテ+サーフェーサーをたっぷり塗って厚い塗膜を作り、ルーターで整形しています。次に排気管ですが切断直後の状態では基部が短いため、プラ棒を継ぎ足した上からエポキシパテで補強。これを出発点にして削り込み、何とか写真右端の状態まで持って来ました。元々は埋まっている排気口をドリルで開口し、基部には取付け用のステンレス線を仕込んであります。この段階で単品で見ている限りではまずまずと言った所でしょうか。
さて、今夕方の6時少し前ですが、あと6時間ほどで2014My夏休みが終わります。この夏休みは恒例の家族旅行を無事こなし、家族の結束(大げさ)を確認できました。特に旅行の後、貝殻のビン詰め作りを通して娘との絆を再構築できたのは私にとって大きな収穫でした。てぬぐいを贈ってくれたFさん、サイトを応援してくださるオークション出品者の方、ありがとうございます。色々な方々のお力を借りながら、細々とではありますがサイトの維持更新を続けて参ります。どうかこれからも、当サイト「赤い星」をよろしくお願い致します。
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