TOPへ戻る akaihoshi2004の
不定期日記 2014年

2014年12月31日(水)
今年を振り返る

 今日は大晦日、2014年最期の日となりました。ここ不定期日記にはこの1年を振り返る記事を書いて今年を締めくくりたいと思います。この1年、過ぎて見ればあっと言う間だったけれど、仕事面では長い1年でした。私は今年満57才になり、60才定年まであと3年を切りましたが、これから来る3年がとても長いものに感じます。身体的にも衰えを感じ、若いころの様にバリバリとは働けない状況で過ごす会社務めは結構大変なんです。まあ、あまり思い詰めても仕方がないので、できる事を精一杯やるというスタンスでやって行くつもりです。 次に家庭面ですが、今年は下の娘が中学生になりました。小学生のときは塾通いの代わりに私が勉強を見ていたんですが、中学に入ったとたんにもうお払い箱になりました。私のような一般人が子供の勉強を見れるのはせいぜい小学校までですね。子供の成長は嬉しいけれど、もう我が家には小学生の子供はいないと思うと少し寂しいです。でも夏の家族旅行はこれからも出来る限り続けようと思います。

141231_1

さて、話はようやく模型の番になりました。今年完成したのは左の EASTERN EXPRESS 1/72 La-5 1機のみ。いやあ少ないですね。まあ坊主(完成品なし)でなくて良かった。これが完成したのは5月6日だから、もう半年以上完成品がありません。その半年間何をやっていたのかと言うと、今ノっているBe-6ともうひとつ、MiG-21PFが完成1歩前で停滞中です。それぞれの状況は下写真の通り。

141231_3

141231_2
 
Be-6は今日、胴体を接着しました。MiG-21はその気になればあと1日で完成ですが、やる気が出ません。模型作りって不思議なもので、気が乗っているアイテムはどんどん進むけれど、一度さめてしまったアイテムは放置になりがちです。MiG-21はピトー管を折ってしまったのでその時に心も折れてしまったんですね。この様に模型製作は緩慢でしたが、キットレビューの記事作製はそれなりに頑張った気がします。数えて見ればこの1年で「私が出会ったキットたち」にUPしたレビューは36キット分。未完山をなくすことはもう不可能ですが、キットレビューを書くことで皆様のお役に立てるなら、未完キットも浮かばれます。こんな調子の軟弱模型サイトですが、どうかこれからも、ちょっと思い出した際に見に来てください。それでは来年もよろしくお願い致します。

 

2014年12月29日(月)
Be-6 第10話 『胴体内部』

 今日の南関東は天気が悪く、日差しが無いので随分と寒く感じます。天気図を見ると本州南岸をなめる様に低気圧が東進していて、冬型の気圧配置が一時的に崩れていますね。こんな時は南関東でも雪になることがありますが、今日は雨で済んで良かったです。 さて、年の瀬もだいぶ押し迫ったというのに、大掃除その他家事全般そっちのけで模型弄ってます。今何か不思議と気分が乗っていて、どんどん手が進むんです。年末になってようやく模型の神様が降りて来てくれました。そのことを女房に話して、模型の神様が帰ったら、正月の後片付けでも年越し大掃除でも何でもするという条件で、今はとにかく模型弄らせてもらうことにしました。こういう滅多にないチャンスを逃がすと、私の場合また何か月も停滞するのは目に見えてますからね。

141229_01

Be-6の続きは機体内部のスクラッチです。あまり複雑な構造物は作れませんが、床板、計器板、サイドパネル位なら作れると踏んでプラ板から切り出しました。左写真の黒くてやや大きい板3枚が床板です。左上が操縦席、中央下が機首窓の後方、右上が後部銃座。その他小さ目の板はサイドパネルや隔壁になります。

141229_02

141229_03

機首内部は操縦席と機首窓後方の二階建てにします。何回も仮組みしながら、それぞれの床板をささえる細長い角棒を接着。その後サイドパネルのプラ板を適当に貼り付けました。次に墨入れして立体感を出した後、デカールのストックから合いそうなものを探して貼って行きます。この辺は実機の資料が見つからなかったので全くの空想で作っているのですが、内壁がツルツルののっぺらぼうよりはマシということにさせてください。右写真、計器板はプラ板に手持ちのデカールを切り貼りしました。操縦桿は黄銅線で作って黒く塗っています。

141229_04

141229_05

で、左写真が機首内部の工作が終わった状態、右下写真が尾部銃座です。 
  141229_06

リブに乗せているとはいえ薄い床パーツを内壁に直角に接着するのは苦労しました。反対側の胴体に付けたリブにも合わせなければならず、難しかったです。 普段の私だったらこんな工作は何週間も掛かるんですが、今は気分が乗っているおかげで昨日と今日の2日で上がりました。このハイな状態がいつまで続くのか自分でも分かりませんが、この休み中に士の字まで行けたら最高ですね。

集中して作っているとさすがに疲れるので時々休憩を取りますが、休憩中や夕食後にキットレビューの記事を書いていました。今回は下の4キット分が完成です。「私が出会ったキットたち」にUPしましたので、よろしかったらぜひご覧ください。 

141229_07

141229_08

141229_09


141229_10

2014年12月27日(土)
Be-6 第9話 『胴体に着手』

 さあ、待ちに待った年末年始休暇が始まりました。私が勤めている会社では例年12月28日まで出勤なんですが、今年は今日27日が土曜日、明日28日が日曜日ということで、いつもの年より若干早く休みに突入です。年末といえば大掃除を筆頭におせち料理の仕込みとか、家事雑用が目白押しだけれど、今なにか自分の中に模型の神様が降りて来掛けているような気がして、今日は家事そっちのけで模型を弄りました。前回、エンジンの改造を含む主翼の工作が完了したBe-6、今日からはいよいよ胴体の工作に入ります。

141227_01

141227_02

上の写真、左側は胴体パーツの初期状態です。くっきり入った凸の筋彫りとコクピットが塞がっているのが分かると思います。この筋彫りを凸→凹に変換し、かつコクピットを開口したものが右側の写真です。主翼の工作で大分このキットに慣れて来た様で、筋彫り変換手術は思ったより上手くできました。それでもかなりあちこちはみ出したりズレたりして塗料と瞬着で埋戻しています。
 
141227_03

141227_04
 

機体側面の窓ですが、キットの透明パーツはなぜか中央に丸い凹みがあって実感を著しくそこねています。そこで厚さ3mmの透明プラ板を自分で切り出して嵌め込みました。機体の微妙な曲面に合わせるため、わざと少し出張らせて接着した後、機体表面と同位置まで削っています。
 
141227_05

141227_06

141227_07
 
 
さて、このキットはコクピットが塞がっていたことからも分かる様に、機体内部のパーツは一切ありません。機体は大型なのでコクピットも広いし、機首の透明部分も相当な面積があるので完成後も中は見えるはず。そこで、無い物は作ろうということで、まずはシートを作り始めました。方法は至って原始的で、上写真のごとく、プラ板を切って作ったパーツを貼り合わせて行きます。作ったシートの数は操縦席2、機首1、機尾1の合計4個。ちょっと薄っぺらい感じがしますが、1/72で小さいし、最終的に窓越しに見ればあまり細かいところは見えない(と思う)ので、これで良いことにさせてください。 ・・ということで今日から始まった年末年始休暇、少なくとも模型に関しては一応順調に滑り出しました。この先1月4日(日)までの1週間でどこまで行けるか、まあ、あまり模型ばかり弄っている訳には行かないとは思いますが、それなりに頑張ってみます。

追伸 : 「私が出会ったキットたち」に下の4キットUPしました。
     よろしかったらぜひご覧ください。
 

141227_08

141227_09

141227_10

141227_11


2014年12月23日(火)
うれしい出来事

141223_1

 今日は天皇誕生日でお休みです。世の中は明日がクリスマスイヴ、明後日がクリスマスで、夜の商店街は電飾で溢れ、ケーキ屋さんはこの時とばかりにクリスマスケーキを売りさばいています。我が家でも子どもが小さかったころはクリスマス会をやっていましたが、下の子が中学に入った今となってはもうクリスマス会をやらなくなりました。思うに子どもが「サンタクロース=親」という現実を知った時点で、日本の家庭のクリスマス会は終焉を迎えるのではないでしょうか。今の我が家ではクリスマスプレゼントは子どもたちが各自ほしいものを自分で買うので、クリスマスお小遣いという形で現金を渡しています。何だかちょっと味気ないですね。 そんな中、折に触れ気が利いたものを贈ってくれるFさんから、素敵なクリスマスプレゼントが届きました。左写真のオランダの紙模型です。オランダへ海外旅行に行って来たのでしょうか。大きくて重さもあるので結構高価なものかも知れません。Fさん、いつもいつもお心遣いありがとうございます。御返ししなくちゃと思うのですが私はセンスがなくて良い品物が思いつきません。そこで年が明けたらFさんと一緒に働いていたころのメンバーに声を掛けて食事会でも企画しようと思います。Fさん、来てくださいね。

141223_2


さて、模型の方は今日もBe-6を少し弄りましたが、今日1日では目立った進展もないので、週末にまとめてUPする予定です。キットレビューは大物を1つ開封しました。Amodel 1/72 Mi-6 です。ささやかではありますが、「私が出会ったキットたち」にUPした記事が皆様のお役に立つことを願っております。それでは、メリー・クリスマス。

2014年12月21日(日)
Be-6 第8話 『エンジン大改造・その3』

 どうもこのところ異常に発達した低気圧が入れ替わり立ち代わり日本列島を通り過ぎ、テレビの天気予報では「一冬に何度もない強烈な冬型」だの「爆弾低気圧」だの刺激的な言葉が飛び交っています。当然天気は全国的に大荒れで、北海道から本州日本海側は大雪。それ以外でもたとえば名古屋や四国・九州の一部など、普段雪に慣れていない地方でかなりの積雪があって、交通が乱れている様子が映し出されていました。ここ南関東は昨日・土曜日は夜遅くまで冷たい雨が降り注ぎ、とても寒かったです。でも雪にならずに済んで良かった。今日・日曜日は雲が多めながら時々日が差す天気ですが、もし昨日雪だったら今日は雪かきで半日潰れたでしょう。 ところで、早いもので今年もあと十日ほどを残すのみとなりました。明後日は天皇誕生日でお休みだし、その後3日もすれば年末年始休暇が始まります。この、「とりあえず休みが来る」という場当たり的な安堵感からか、模型を弄る気力を取り戻しました。昨日と今日、本当に久しぶりにBe-6の続きをやっています。

141221_1

さて、4ヶ月ぶりに再開したBe-6はエンジンの改造工作に決着を付けました。まず、空気取入れ口の位置を前端までせり出す改造をしていたエンジンナセルは左写真のごとく改造完了。エンジンはナセルと一体成型でディティール不足だけれど、これはこのキットの個性として尊重し、精一杯塗装して終了としました。これを主翼に取付けますが、取付け角度を上向きにし、さらに取付け位置を相当持ち上げる必要があります。そこでまず、主翼側、エンジン取付け基部の下面をU字型に切除しました。とにかく余剰な下半分のボリュームを減らし、上へ上へと寄せて行く作戦です。切り取ったU字型部はポッカリ空いた開口部の内側から貼り付けて底板とし、凹部に黒瞬着を流し込んで乾燥後に削り込みました。 

141221_2

141221_3

141221_4
 切り取った部分を内側から
貼り付けて底板状にする。
凹部に黒瞬着を流し込んで
乾燥後平滑化。

141221_5

こうしてエンジン取付け基部は下半分がかなり上に上がって来たので、それに合わせてエンジンナセルを取付けると上端が良い具合に突出して来ます。そこで今度はナセル上端に合わせてエポキシパテを大量に盛り付け、取付け基部の上半分をボリュームUPしました。整形する過程で5mmのプラパイプを嵌め込んで空気排出口を追加。最後に排気管を正しい位置に接着してエンジン大改造完了です。 

141221_6

141221_7

141221_8

141221_9

上記の様に書いてしまえば簡単ですが、このエンジン改造には苦労しました。一番悩んだのはどれ位エンジンを持ち上げるか、そしてその持ち上げ量を左右のエンジンでピッタリ合わせなければなりません。色々考えた末、まず始めにエンジン取付け基部の下端をしっかり位置出しし、それを起点として上に持ち上げることにした訳です。最終的に士の字にならないと分からないけれど、結果はまずまず成功と見て良さそうです。

最期にキットレビューの記事ですが、今回は左の2キット分、「私が出会ったキットたち」にUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。


2014年12月14日(日)
近況ご報告

 ご無沙汰しております。前回の更新から約4ヶ月も経ってしまいました。みな様いかがお過ごしでしょうか?長らく戻って来れなかったのは仕事のゴタゴタが原因です。仕事は今でも大変厳しく、苦しい日々を送っております。どの位の厳しさかと言うと、一時は真剣に退職を考えました。今は周囲の人々に支えられて何とかその日その日をこなしていますが、とても安定しているとは言えず、いつまたどうなることかとハラハラしています。今はあまり具体的なことが書けません。申し訳ありません。いつの日かこの状況が想い出になったころ、今のこの胸の内を、この不定期日記に綴る日が来るかも知れません。それまではどうかお察しください。

141214_1
 
ところで昨日12月13日は私の誕生日でした。良い歳して誕生日パーティーでもないんですが、実は女房の誕生日も近いので、私と女房の合同誕生日会ということで、我が家にしては最大級の贅沢な夕食会にしました。献立は左写真のごとく、宅配ピザと宅配寿司をメインにその他スーパーで買って来たお惣菜を並べています。これは「夕食の支度を免除する」という、女房に対するプレゼントで、何と息子と娘が小遣いを出し合ってピザと寿司を用意してくれました。女房は泣いていました。私に対するプレゼントは「期末試験で自己ベストの成績を取る」ことだそうです。プライスレスですね。

平凡な一家族の、しょうもない内輪話ではなはだ恐縮ですが、仕事で苦しんでいる私にとって昨日の夕食は久しぶりに心が癒されたひと時でした。それで少し元気を取り戻して、今日この日記を書いています。模型の方もいきなりキットを弄るまでには行かなかったけれど、キットレビューの記事は作ることができました。今日は以前から作ってあった分も含めて、「私が出会ったキットたち」に下の4キット分UPしました。よろしかったらぜひご覧ください。

141214_2

141214_3

141214_4

141214_5


2014 My 夏休みレポート 

 お盆が過ぎて1週間、8月も後半に入って来ましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私が勤めている会社は決まった夏休みがなく、7月から9月の間に各自、自由に5労働日休む決まりになっています。今年は子どもの部活などの関係で、お盆明けの8月18日(月)〜22(金)の5日間、休暇を取りました。前後の土日を合わせると9連休にもなり、サラリーマンにとっては最長級の休暇でした。そこで今回の日記は、夏休み特別編・1週間回顧録でお送りします。

2014年8月16日(土),17日(日)
Be-6 第6話 『エンジン大改造』

 休みの出だしは家事雑用も少なく比較的平和だったので、模型弄りからスタートできました。厳密に言うと茶の間がひどく散らかっていたので、朝起きて1番に茶の間の掃除をしたのだけれど2時間ほどで無事終了。午前9時過ぎには模型作りに掛れました。ちなみに我が家の茶の間は6畳の和室ですが、このひと部屋の掃除に2時間かかる散らかり様がどんなものかはご想像にお任せします。女房にもっと片付けてほしいけれど、女房は女房なりに精一杯やってるみたいだし、私が少し潔癖症なところもあるので、たまには私が掃除するのも良いと思います。

さて、今弄っているBe-6は簡潔なパーツ構成で合いも良く、なかなかの好キットなんだけれど、ひとつとんでもない欠点があります。それはエンジンの取付け角度。右の図はネットから拾って来たものですが、点線と斜線がキット、実線が実機です。その他、空気取入れ口と排気管の位置が根本的に間違っていて、これらの修正も必須となります。 

140817_0

実のところ、この修正は大仕事になるので、キットのまま作ってしらばっくれようと思っていました。Be-6 なんていう旧ソ連の飛行艇を知っている人はまずいませんから。ところが、所属している模型サークルに Kさん という方がいらっしゃいまして、このキットのエンジン取付け角度が違う件をご存じだったのです。Kさんは古いキットを沢山持っていて、実機やキットのことをとても良く知っています。Be-6 はディープなソ連機マニアの間でもあまり話題に上らないマイナー機ですが、その模型の欠点を知っているなんて、Kさんの知識の広さには脱帽です。・・と言う訳で、エンジン取付け角度の件を知っている人が身近にいる以上、これを修正しない訳には行かなくなりました。私の腕でどこまでやれるか分かりませんが、とにかくやってみましょう。

140817_1

140817_2

まずは排気管を模型用ノコギリですっとばします。切った排気管は後で使うのでできるだけきれいに切り取りました。次に空気取入れ口ですが、実機はカウリング先端にあるのに対し、キットはだいぶ下がった位置に付いています。これをどうやって修正するかしばし考えて出した結論は、 

始めにプラ板を三日月形に切り出し、キットの空気取入れ口を塞ぐ位置とカウリング先端に近い位置の2か所に接着します。その上に0.2mmプラ板を曲げて強引に接着した後、すき間にエポキシパテを充填して、空気取入れ口の大まかな形を作ります。それが写真右端の姿。この先はひたすら余分なパテを削って整形して行くつもりですが、果たしてどうなりますか。・・

 
140817_3

140817_4
2014年8月18日(月),19日(火) 
御宿(おんじゅく)家族旅行 

 お盆明けの週初め、18日(月)と19日(火)は、1泊家族旅行に行って来ました。行先は千葉県の御宿という海辺の町です。ここには会社経由で入っている健康保険組合の保養所があり、格安の料金で宿泊できます。3年前、2011年の同じ日に初めて宿泊し、今回は2回目となります。この保養所は食事が美味しいと評判で、特に事前注文制の特別料理・金目鯛の煮つけが絶品です。今回も注文して堪能しましたが、この辺の様子は2011年の日記に書いています。よろしかったらご参照ください。人気の保養所なので利用希望者が多い場合は抽選になるのですが、お盆明けの平日を狙って応募したのが良かったと見えて、無事当選し利用できました。

140819_1

140819_2
  海ほたるPAにて、間近を通る貨物船を携帯のカメラに
収めるザコ戦闘員2号(下の子) 
御宿海水浴場にて、波と戯れる(左から)ザコ戦闘員 1号(上の子),2号,赤い星幹部(女房)  
 
140819_3
  
140819_4
 
  マザー牧場にて、羊に餌をやるザコ戦闘員2号↑

海ほたるPAで売っていたうつぼの缶詰→
珍しさに釣られてつい買ってしまいました。
メーカーの思「うつぼ」
・・寒いギャグです。涼しくなったでしょうか?
 
 
 
私が住んでいる所から御宿へ行くには東京湾アクアラインを使うのが最短ルートです。アクアラインには観光スポットでもあるPA(パーキングエリア)「海ほたる」があるので、そこで休憩と昼食を摂りました。御宿に着いたのは午後3時前。海は素晴らしく綺麗で流石外房、東京湾の中とは根本的に違います。砂浜でひざまで海に浸かってしばし波と戯れました。

2日目は10時前に宿を発ってマザー牧場に向かいました。「マザー牧場」は木更津の南の山の中にある酪農テーマパークで、3年前にも来ましたがその時は雷雨に遭ってろくに観光できませんでした。幸い今回は好天に恵まれ、羊,牛,ロバ,ラマ,アルパカ,豚,ダチョウ,エミュー,アヒルなどと間近に接することができました。帰り道の途中、もう一度「海ほたる」に寄ってお土産を買い揃えます。この時、「うつぼの缶詰」を発見し、珍しさに釣られて自分用に1個買いました。帰宅後、その日の夕食で早速食べて見たところ、鰻に近い風味でなかなか美味です。鰻が減って食べられなくなって来た今、うつぼのかば焼きなど良いかも知れません。ただし、皮が薄くてプルプルしているのと小骨が多いのが鰻と異なるので、調理に一工夫要るかも知れません。

なんだか最後はうつぼの話になってしまいましたが、我が家の一大イベントである夏休み家族旅行が無事終わり、父親の役目を果たせたという安堵感と運転疲れ、および「うつぼの缶詰」で一杯飲んだお酒のせいで急にまぶたが重くなりました。


 
2014年8月20日(水),21日(木) 
嬉しい出来事 

 My夏休みも中盤を迎えましたが、連日晴天が続き、すごい暑さです。
そんな中、宅急便が2つ届きました。ひとつは以前一緒に仕事をしていたFさんから、もうひとつはネットオークションで落札したプラモデルです。

Fさんからの届きものは「かまわぬ」と言うブランドの手ぬぐいで、妖怪の絵柄が散りばめられた洒落た一品でした。Fさんはもう何年も前に職場で一緒だった方ですが、私とは親子ほど歳が離れた若い方なのに妙に気が合って、楽しく仕事をさせていただきました。その時のことを今でも覚えてくれているのか、Fさんは折に触れ気の利いた品を贈ってくれます。前回は去年の正月に「踊る獅子舞人形」をいただきました。その時もとても嬉しくて、2013年の日記のトップはその獅子舞人形が飾っています。 ところで、右写真の赤い手ぬぐいの上、黒字に縦書きの文字が書いてあるものは「かまわぬ」のロゴなんですが、私は初め「へつぬ」としか読めず、意味が分かりませんでした。そこで「へつぬ」でネット検索を掛けたところ、「かまわぬ」と判明。同じ読み間違いをしてる人は多い様です。「へ」に見えるのは鎌の絵、真ん中の「つ」に見えるのは輪で、鎌輪ぬ→かまわぬ なんですね。ひとつ勉強させていただきました。

140821_1

140821_2

140821_3

140821_4

さて、オークションで落札したのは左の2品、Sky-High 1/72 Ka-25 と、ZVEZDA 1/72 Ka-27 です。両方ともあまり見掛けない希少品で、特にSky-Highのキットは私は初見でした。2つとも同じ出品者様によるもので、こんな珍しいキットが手に入ったのはラッキーでした。しかし、嬉しさはそれに留まりません。何と、出品者様は当サイト「赤い星」をご存知だったのです。この「不定期日記」や「私が出会ったキットたち」を楽しく読んでくださっているとのこと。サイトを運営する側の者にとって、読んでくださっている方の存在を知ることはこの上ない喜びなんです。オークションの取引き連絡の短いメールのやりとりでしたが、サイト「赤い星」に対し暖かいお言葉を頂戴して、私はとても晴れやかな気持ちになりました。

さて、嬉しい出来事の最後は下の子(娘・中1)との交流です。女の子は小学校の高学年になるとだんだん父親から遠ざかる様で、うちの娘も例に漏れず、特に中学に上がってからはめっきり会話が減っていました。そんな中、貝殻のビン詰め作りを通して久しぶりに娘と交流することができました。右の写真は完成した貝殻ビン詰め(左端は砂)の一部です。まずまずのクオリティーでしょ?

140821_5

実はこれ、御宿の砂浜で採って来た貝殻です。始めは大きい貝殻を探していたのですがほとんど無くて、代わりに米粒からせいぜいひまわりの種大の小さい貝殻が無数に打ち上げられている場所がありまして、砂と一緒にビニール袋に入れて持ち帰って来ました。それをバケツに入れて真水で洗い、砂とゴミと貝殻の混合物からまず形の良い貝殻を選り分け、さらにゴミと砂の混合物をふるいに掛けて綺麗な砂を抽出するという作業を娘と二人でやったんです。模型用のピンセットを持ちながら、「こんなに小さい貝殻があった」とか「これ面白い形してる」なんて言い合いながら2日間作業しました。その間何度か上の子と女房が覗きに来たので、「手伝ってくれ」と言ったら「宿題が終わってない」とか「夕飯の支度しなきゃ」とか言って逃げて行きました。旅行から帰って2日目の21日(木)の午後になってようやく選別作業が終わったので、早速ビンを買って来て貝殻や砂を詰めた次第です。苦労して作業した者しか味わえない達成感を娘と共有することができました。今後はこのビン詰めを見るたびに今日のこの想い出が蘇るでしょう。いつの日か孫ができたら、このビン詰めの由来を話してやるのが今から楽しみです。

2014年8月22日(金),23日(土) 
閑中忙あり 

 My夏休みもいよいよ後半です。冒頭に書いた通り、私が勤めている会社は決まった夏休みがなく各自・自由に休むのですが、裏を返せば自分が休んでいても会社は動いているので、色々な問い合わせや電話会議などは自宅で対応しなければなりません。携帯電話とノートPCのおかげで自宅でも仕事が出来てしまいます。この休み中も今日に限らずちょこちょこ仕事してました。便利と言えば便利だけれどONとOFFの切り替えを自分の中できちんとやらないと精神的休養が取れません。通信手段が固定電話とFAXだけだった時代が懐かしいです。

泣き言はこの位にして話題を変えましょう。23日(土)は上の子が通っている学校で、保護者の個人面談というものがあり、私一人で行って来ました。

140823_1

面談の主題は子どもの進路についてでした。上の子は今、高校2年生ですが、高2の夏ともなれば卒業後の進路について目標を定め、必要な対策を立てる時期なんですね。我が子は自分と女房の子供だから、蛙の子は蛙であまり高望みしても仕方がないけれど、親としては息子には自分を超えてもらいたい気持ちがあります。親にはあまり話さないけれど、息子は息子で自分の目標を持っている様なので、精一杯支えてやろうと思います。

2014年8月24日(日)  
Be-6 第7話 『エンジン大改造・その2』 

 今日はMy夏休みの最終日です。振り返ればこの休み中に模型を弄ったのは始めの2日間位で、続く6日間は何だかんだやることがあって模型とはご無沙汰していました。もう明日からは仕事という土壇場ですが、自分がモデラーである証しとして、最後は模型ネタでMy夏休みレポートを締めくくりたいと思います。そもそも今日は所属している模型サークルの月例会で、午前中だけですが顔を出して来ました。するとそこには2年前のUAMC(模型展示会)でお会いしたフォージャーさんがゲストとしてお見えになり、ソ連機の話題で盛り上がって大変楽しいひとときを過ごさせていただきました。帰宅後は女房と約束していた食料品の買い出しを済ませ、ようやく午後3時ごろからBe-6を弄り始めました。エンジン大改造・その2、スタートです。

140824_1

140824_2

排気管(整形前)

140824_3

排気管(整形後)      .

エンジンナセルはまず前回盛り付けたパテの余剰部分をカッターで大まかに切除した後、#400→#800の順でペーパー掛けして形を整えて行きます。さらに細かな凹凸を均すため、全体に溶きパテにサーフェーサーを混ぜたものを塗り付け、乾燥後に#800でペーパー掛けしました。特に空気取入れ口の内部は溶きパテ+サーフェーサーをたっぷり塗って厚い塗膜を作り、ルーターで整形しています。次に排気管ですが切断直後の状態では基部が短いため、プラ棒を継ぎ足した上からエポキシパテで補強。これを出発点にして削り込み、何とか写真右端の状態まで持って来ました。元々は埋まっている排気口をドリルで開口し、基部には取付け用のステンレス線を仕込んであります。この段階で単品で見ている限りではまずまずと言った所でしょうか。

さて、今夕方の6時少し前ですが、あと6時間ほどで2014My夏休みが終わります。この夏休みは恒例の家族旅行を無事こなし、家族の結束(大げさ)を確認できました。特に旅行の後、貝殻のビン詰め作りを通して娘との絆を再構築できたのは私にとって大きな収穫でした。てぬぐいを贈ってくれたFさん、サイトを応援してくださるオークション出品者の方、ありがとうございます。色々な方々のお力を借りながら、細々とではありますがサイトの維持更新を続けて参ります。どうかこれからも、当サイト「赤い星」をよろしくお願い致します。



2014年8月10日(日)
MODELSVIT新作 & Be-6 第5話 『コツコツ地味に進行中・その2』
 
 2週間のご無沙汰でした。皆様いかがお過ごしでしょうか? 私は最近 MODELSVIT の新作を2点入手しました。これが私の心の琴線をかき鳴らすジャンルの機体でして、かなりの高額にもかかわらず大人買いしてしまいました。今回はこれらのキット紹介から始めたいと思います。
 
 
140810_3 

 140810_4
 
 
まず左の機体はスホーイ設計局の試作機でS-22I(別名Su-7IG) と言いまして、Su-7に可変翼をつけたもの。後のSu-17シリーズの原型機です。私はこれをSu-7の胴体にSu-17の主翼を付けてキメラモデリングするつもりでいました。しかしこのキットが出たのでキメラ計画は中止して、素直にこれを作ることにします。まあ、いつになるかは分かりませんが。

そしてもうひとつ、右の機体はミコヤングレビッチ設計局の I-3U。小型軽量機を得意とするMiGが大型高速機を研究した時期がありまして、I-3Uはその初期のころの機体です。研究は継続され、その後 I-7U,I-75,E-150,E-152A,E-152M と進みますが、どうやらMODELSVITはそれら全てをキット化してくれる様で、取説の裏表紙や外箱のサイドにそれらの写真が載っています。マイナー機好きの私としてはもう全部買うしかありません。今すでに一生かかっても作り切れない未完山を抱えているけれど、量産されたメジャー機は後回しにして、こういう日の当たらない試作機を作ってあげたい気持ちで一杯です。これからしばらくは毎日水飲んで暮らしてでも小遣い貯めて、全機揃うまで頑張りたいと思います。
 
140810_5
 

さて、製作中のBe-6は、相変わらずコツコツと地味にやっております。ずっと弄っていた主翼はようやくパーツレベルでの筋彫り凸→凹変換が完了しました。先に凸モールドを削り落としてから筋彫りを引く方式なので随分手間取りました。でもこのやり方は線がよれることがないので気に入っています。そして今回はいよいよパーツ同士を接着する組み立て工程に入ります。

140810_1

140810_2

上下の貼り合わせは特段くせもなく良好です。エルロンは可動式ですがそのままだと実感が乏しいので固定します。主翼とエルロンの面の連続性を出すため、溶きパテにサ-フェ-サを混ぜたものを塗って乾燥後に均しました。

エルロン周辺の面出しが終わったら、全体にサフを吹いて、乾燥後ペ-パ-掛けして行きます。そうすることでパ-ツに元々付いていた表面の凹凸を均し、さらに深く彫りすぎた筋彫りを半分埋めてマイルドにすることができます。 

今日の作業でどうにか左右主翼の組立てが完了。これで水平尾翼、垂直尾翼、主翼と、「翼」の工作は全て終わりました。順調と言いたい所だけれど、胴体は全く手付かずだし、エンジンは大改造しなければならないので、全体の進捗度は10%程度と言ったところです。


2014年7月27日(日)
Be-6 第4話 『コツコツ地味に進行中』

 ここ南関東は先週の火曜日(7/22)に梅雨明けしました。昔から「梅雨明け十日」と言って、梅雨が明けてから十日間は安定した晴天が続き、暑くなるとされています。今年もそんな感じで梅雨明け直後こそ曇りがちの日が多かったものの、この土日は夏の太陽の強烈な日差しが容赦なく降り注いでいます。最高気温は連日35℃に迫る勢いで湿度も高く、ねっとりと体にまとわりつく熱気はもう十分に夏本番です。これは梅雨前線が北上して関東周辺の空気が南方由来の空気に入れ替わったためで、今後たとえ曇りや雨の日があっても、じっとりした蒸し暑さは変わらないでしょう。これから9月下旬までの2ヶ月間、熱帯並みに暑い日本の夏を冷房なしの自室で乗り切れるかどうか。もう若くないので健康面からも冷房を入れた方が良さそうです。

140727_0

さて、気候の話はこのくらいにして模型の話に移りましょう。Be-6は予定通り、主翼に手を付けました。パーツは左右別体で上下割り。これに可動式のエルロンが付きます。仮組みの結果、エンジン基部に若干の不整合が出るものの、翼外周の合いはピッタリで、ただ組むだけならあっと言う間に組み上がりそうです。

しかし、この作例では凸→凹の筋彫り変換をしており、これは組む前にやった方が楽なので、まずは各パーツでの凸凹変換から始めました。

140727_1

140727_2

140727_3

主翼のパネルラインは長い直線が多く、所々あみだくじの様に前後方向の線が入る程度です。そこで「なぞり彫り」は避け、水平尾翼のときと同じ方法で筋彫りを引きました。すなわち、ラインの両端に印を付けてから凸モールドを削り取り、その後、印を頼りにガイドテープを貼って直線の筋彫りを引きます。これをラインの数だけ繰り返す訳ですが、この週末は左翼の上下と右翼下面の一部が終わったところで時間切れとなりました。Be-6も作り始めてからかれこれひと月経つけれど、先はだいぶ長そうです。秋の展示会に間に合うかとっても微妙ですが、あきらめるのはまだまだ早いので次の週末もひたすら筋彫りを引くつもりです。

しかし、暑い中黙々とエングレーバーを使っていると、細かいプラ屑が腕や体のあちこちにまとわりついて来ます。ひと区画終わったところで立ち上がり、ゴミ箱の前に移動してプラ屑を払うのですが、そのたびに「ああ、自分は今プラモデル作ってるんだ!」という実感が込み上げて来てとても幸せです。こんな私、変でしょうか?



2014年7月21日(月)
Be-6 第3話 『やれば何とかなるもんだ』

 今日7月21日は「海の日」でお休みです。私も土日含め3連休でしたが、仕事を持ち帰って家でやる、いわゆる「ふろしき残業」がどっさりあって、連休とは名ばかりの3日間でした。赤い星帝国のザコ戦闘員1号と2号 [我が家の上の子(高校生)と下の子(中学生)] は期末テストも終わり、夏休みに突入してすっかりリラックスしています。そんな子供たちを横目で見ながらふろしき残業をこなすのはとても辛かったけれどどうにか昨日までで終わり、連休最終日の今日になってようやく少し空き時間ができて、辛うじて模型を弄ることができました。

と言う訳で今回はBe-6の垂直尾翼の筋彫りをやりました。この垂直尾翼、水平尾翼に比べて格段に難しいです。と言うのは一部曲線がある上、直線部分も短い線が入り組んでいて、印を付けて凸モ-ルドを削り落としてから筋彫りを引くという手法が使えません。しかたがないので凸モ-ルドをエングレ-バ-でなぞって凹にする方法にチャレンジしました。

140721_1

140721_2

結果は、あちこちはみ出したり一部線がよれたりしましたが、おおむね満足できる筋彫りが引けました。このキットの凸モ-ルドはとてもしっかりしていて、凸線の幅と高さがなぞり彫りするのにちょうど良く出来ています。穿った見方をすれば、このキットはなぞり彫りによる凸→凹変換を前提として作られているのかも知れません。そんな訳で今回の筋彫りが何とか上手くできたのも、自分の腕ではなくてキットのおかげです。この勢いで次回は主翼に手を付けたいと思います。


2014年7月13日(日)
Be-6 第2話 『根気勝負の予感』

 月が替わって7月になりました。7月最初の日記が13日と、ほとんど月の真ん中だという事ひとつ取っても、この「不定期日記」の更新がいかに散漫か分かりますね。この様に活動が不活発なサイトですが、どうか見捨てずに長い目でお付き合いいただけましたら幸いです。改めましてよろしくお願い致します。 さて、ここ南関東は一昨日の金曜日に台風8号の直撃を受けたのですが、不思議なことに私が住んでいる地域は雨も降らず風もなく、全くの拍子抜けでした。ザコ戦闘員1号(私の長男)は学校が休みになると期待していたところ通常通りの授業となり、教室では生徒の間で「全くだらしない台風だ」と非難轟々だったそうです。西日本ではこの台風で大きな被害が出ており、先生から「そういう不謹慎なことを言うでない」とたしなめられたとか。この様に私が住んでいる地域では影響が少なかった台風8号ですが、流石に台風だけあって南の温かい空気を連れて来ており、台風一過となった昨日から今日にかけ猛暑になりました。テレビでは盛んに熱中症への注意が叫ばれているので、外出は控えて模型に打ち込みます。

140713_1

140713_2

Be-6は胴体や主翼といったメインパ-ツは後回しにしてなるべく簡単そうな末端パ-ツから行きます。今回は水平尾翼。左端写真のごとく、パネルラインは全て直線です。これをなぞって凹にして行く方法もありますが、私の技能ではどうしてもヨレてしまいます。 

そこで考えた方法は、直線の両端にマジックで印を付けておき、凸モ-ルドを削り落として平らにしてから印を頼りに筋彫りを引く方法です。これだとヨレや途切れのない真っ直ぐな筋彫りを引くことができますが、やたら手間が掛かるのが問題点です。
 
140713_3

140713_4

このキットの場合、水平尾翼は上下左右の4枚に分かれているので、上写真のごとく、「印付け→凸モ-ルド削り落とし→筋彫り」 を延々と繰り返すことになりました。昨日と今日の2日掛かってようやく4枚彫り上げましたが、この先、主翼や胴体のことを思うと気が遠くなります。これはどうやら根気勝負の模型作りになりそうです。


2014年6月29日(日)
Be-6 第1話 『始めてしまいました』

 前回の更新から早くも2週間が経ちました。このところ隔週の更新が定着して来たけれど、こんな緩慢な更新でも今の私には精一杯です。とにかく模型制作の進捗が遅いので、1週間ではネタが揃わず、2週間経ってようやく一言二言語れる程度進みます。今回もとてもささやかな内容で申し訳ありませんが、なにとぞお付き合いください。 さて、前回ピトー管を取付けたMiG-21 は案の定、休眠状態に入りました。やればあと一息なのは分かっているんですがどうしても気が乗りません。やる気は1ヶ月前に未完山から引っ張り出したBe-6に完全に遷ってしまいました。Be-6は所属している模型サークルの次回展示会に出すつもりです。私の制作スピードから考えて間に合う自信はないけれど、可能性があるうちはあきらめずに頑張るつもりです。
 

このBe-6は古いキットで、全身クッキリした凸モールドに覆われています。今回は凸→凹の変換手術を作例のメインテーマに据えます。凸モールドのキットを凸のまま作ることが多い私は凸→凹変換は苦手なので、まずフロートを作って感覚を掴むことにしました。結果は写真の通り(左:変換前,右:変換後)まあまあ行けそうです。まだまだ先は長いけれど、とりあえずできることは分かったのでやる気が湧いて来ました。

140629_1

140629_2
 
 
140629_3

ところでこのキット、初出は旧東ドイツのVEB社と思われ、VEB社版のキットが欲しくてネットを漁っていたところ、MODELBAUKASTEN社(MB)版のパッケージを見つけました。私の推測ではベルリンの壁崩壊後にVEBがMBになったと思うので、根気よく探し続ければいずれVEB社版に会えるかも知れません。わざわざ旧パッケージの模型を追い求めるなんて、我ながらマニアックで、コレクターの気持ちを垣間見た思いです。

 
 

2014年6月15日(日)
MiG-21PF 第11話 『百里の道を行くときは・・』

 2週間のご無沙汰でした。皆様いかがお過ごしでしょうか?ここ南関東は前回6月1日に「不定期日記」を更新してから間もなく、梅雨に入りました。梅雨入り直後の3日間はまとまった量の雨が降り続いて、この3日間だけで平年の6月ひと月分の雨量に達した地域が続出とのこと。幸いまだ大きな被害は出ていませんが、テレビの天気予報では今年の梅雨は長引きそうなことを言っているので注意が必要です。私が住んでいるところは高台なので、大雨が降っても浸水の心配はない一方、恐いのはがけ崩れです。実際昨年は家の近くで小規模ながけ崩れがあり、小学校の通学路が変更になりました。その後、現場には土砂崩壊防止用の杭が打たれ、木が植えられましたが1年では木もそれほど育っておらず、今年の梅雨でまた崩れないか心配です。

さて、模型作りは MiG-21 の続きをやってます。「百里の路を行くときは九十九里をもって半ばとせよ」 という有名な格言がありますね。ウェザリングしてデカ-ル貼ってトップコ-トまで掛けたので、まさに99里まで来たところでピト-管を折ってしまい、気分は50里に逆戻り。まあ過去の経験からして何事も無くすんなり完成することは希なので、気を取り直してリカバリ-開始です。

140615_0

140615_1

140615_2

ピト-管が折れたとき、取付け基部は残ったのでここに新しいピト-管を差し込むつもりでした。しかし、差し込み用の穴を開けていたら基部全体が壊れて取れてしまいました。さらに勢い余ったドリルの切っ先で矢印部分にキズが付き、気分は最悪です。 

めげずに作業を続けます。ピトー管は少しの力では折れない様に金属に置換えました。まずは瞬間接着剤で機首に固定、続いてエポキシパテで基部を作ります。基部はエポキシパテが固まらないうちに出来る限り形を整えましたが、最終的にはペーパー掛けによる微調が必要です。
 
140615_3

140615_4

ドリルで付けたキズとピトー管基部の修正で、機首の銀塗装は大きなダメージを受けるでしょう。これをどうやってリカバリーして行くのか、それを考え、実行することを含めて「楽しい」と感じられなければ、この作例はまたしばらく休眠することになります。果たしてどうなりますか・・。


2014年6月1日(日)
MiG-21PF 第10話 『過ぎたるは及ばざるがごとし』

 月が替わって6月になりました。ここ南関東はまだ梅雨入り前だというのに、日中はすでに真夏の暑さです。湿度も相当高い様で、じっとりと蒸し暑い日本の夏を思い出させてくれます。しかしまあこの程度の蒸し暑さでは、梅雨開け後にやってくる本格的な夏には遠く及びませんね。特に夕日が落ちてしばらくすると急に風がひんやりして来て、あわててシャツを羽織ったりしています。昼と夜の気温差が大きいので、夏風邪をひかない様に気を付けたいですね。

さて、制作中の MiG-21PF ですが、キットの箱絵はえらく汚れた機体で、これがまたイイ感じに見えたものですから、無謀にも箱絵の機体を再現してやろうなどと考えてしまいました。

140601_1
140601_2 

そこでパネルラインに油彩で墨入れした後、ラインのサイドにも油彩を置いて生乾きの状態でドライブラシの要領でぼかしてやったところ、右写真の様になりました。うう〜ん・・確かに汚れた感じは出せたのだけれど、ラインがはっきりし過ぎて劇画調になってしまいましたね。デカールを貼れば感じが変わるカモと思って貼って見ましたがさほど変わらず、トップコートを掛ければ落ち着くカモと思って掛けて見ましたがこれも効果なし。確証のないまま期待だけで工程を進めた結果、もう後戻りできなくなりました。正に「過ぎたるは及ばざるがごとし」。さらに悪いことは続くものでピトー管を拡大鏡の縁に引っ掛けて折ってしまいました。少し落ち着かないといけません。


2014年5月25日(日)
MiG-21PF 第9話 『銀トーン塗り分け』

 2週間のご無沙汰でした。皆様いかがお過ごしでしょうか?5月も最終週となって日差しは相当強く、最高気温が25℃を超える「夏日」の声がテレビやラジオから聞こえて来ます。でも湿度が低いのでスッキリした暑さだし、朝晩はさわやかで清々しく、とても過ごし易いです。これが梅雨入り前のいわゆる「初夏」ですね。この素晴らしい陽気が長く続いてくれればありがたいんですがそうは行かず、あと1週間もするとここ南関東も梅雨入りしてじめじめべとべとした季節に移ってしまいそうです。過ぎ去る春を惜しむという意味の「惜春」がピッタリ来る今日このごろです。

さて、相変わらず仕事は忙しいのですが、このところ週末に数時間模型を弄れる程度の心の余裕を取り戻した様で、今日もMiG-21の制作を進めることが出来ました。

今回の工程は銀トーン塗り分け。筋彫りで囲まれた機体パネル毎に少しずつ色合いの異なる銀を塗って行きます。使った色は8番銀,暗銀,暗2銀,黒鉄色,白銀,赤銀,青銀,メタリックグレーの合計8色。8番銀はサフの上に全体にスプレーしてあります。他の色はパネル毎にマスキングして筆塗りしました。いつも思うのですが8色と言えば虹の7色より多い訳で、仮に原色で塗り分ければ虹のような戦闘機になるのでしょうか?一度試してみたいです。

140525_1

140525_2

140525_3

ところで・・ 所属している模型サークルの次の展示会のテーマが決まりました。

展示会テーマ : 「旧キット」

どのキットが旧キットに相当するのかはジャンルによって異なっていて、飛行機では
・ 凸モールドであること
・ 1980年より前に発売されていること
が条件になっています。さらに、発売当時の箱絵と一緒に展示するので、箱を変えて再販されたキットしか持っていない人は旧箱の画像データを入手してプリントアウトすることになっています。良く考えられてますね。私は Master 1/72 Be-6 で参加するつもりです。左写真・上から2番目の再販されたパッケージしか持っていないので、その上の初版の箱絵データをネットから拾って来ました。
 

展示会テーマの条件でもありますが、このキット、思いっきり凸モールドです。テーマの趣旨は「旧キットでも手を入れて作ればこんなに素晴らしくなる!」ということで、凸→凹の改造はOK(むしろ奨励されています)。私もこのキットを入手した時、モールドを全部凹に変えて、かつ細かいリベットを打ったらかっこ良くなるだろうなぁ・・なんてぼんやり空想していました。出来る自信はないけれど、やるなら今しかありません。私の制作スピードから考えて、次の展示会に間に合う可能性は限りなく低いですが、目標が有るのと無いのではモチベーションが全然違うので、ダメモトでチャレンジしようと思います。

140525_4


2014年5月11日(日)
MiG-21PF 第8話 『再起動』

 今年はゴールデンウィークが終わって3日働いて土日が来ました。年によっては連休明けがいきなり月曜日からということもありますが、それに比べれば今年のパターンは随分楽です。まあ、そうは言っても連休明けの仕事は案の定山積みで、昨日・土曜日は出勤こそしなかったものの、家でふろしき残業(古い言葉ですかね)をこなしていました。家事雑用も時間を取られるものはできるだけ昨日のうちに済ませたので、今日・日曜日は自由時間の確保に成功しています。

模型製作はLa-5の完成でモチベーションが上がって来た様で、今日はMiG-21PFを再開しました。こいつを最後に弄ったのは2012年の9月だから、1年8ヶ月放置していた訳ですが、そのくらいは私にとっては「普通」です。基本工作と小物作りまで終わってちょうど一区切り付いたので、ほんの少し休憩しただけです。

で、今日からは塗装ということで、午前中にサフを吹き、午後には銀を吹きました。サフ掛け後のアラのチェックでは特段修正が必要なヶ所は見当たりませんでした。それでも、銀を掛けて初めて顕在化するアラもあるので油断はできません。ところが今回は銀掛け後もアラは出ず、何だかとっても順調です。

140511_0

140511_1

140511_2

追伸
・「展示場」に EASTERN EXPRESS 1/72 La-5 をUPしました。
・「展示場・La-5」 からのリンクで 「La-5 制作記」 をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。


2014年5月6日(火)
La-5 最終話(再開第5話・通算第18話) 『完成』

 ゴールデンウィーク最終日の今日、皆様いかがお過ごしでしょうか。明日からの仕事に備え、休養十分元気満タンの方、素晴らしいことです。明日からまた頑張ってください。一方で気分が落ち込み憂鬱で元気がない方、大丈夫です。私もそうですから(笑)。私が憂鬱なのは連休中に仕事が溜まっていて、明日出社したらとんでもないことになっている予感がするから。でも大丈夫。連休明けが忙しいのは普通の事です。火の車になっていようが何だろうが、明日出社したら粛々と仕事に励めば良いんです。それよりせっかくの連休最終日を精一杯楽しみましょう!

140506_1

そういう訳で今日、私はLa-5を完成させました。私にも今日1日限定でプラモの神様が降りて来てくれた様です。連休最終日の今日をプラモ作りに充てる気になれたのもプラモ神のおかげでしょう。一昨日トップコートまで終わっていたLa-5、今日は朝6時から起き出して、まずキャノピー周りの修正と枠線描きを敢行。その後は脚小物,ピトー管,アンテナを取付けて、先ほど正午過ぎごろ、遂に完成しました。 

140506_3

140506_2

過去の日記を掘り起こしてみたところ、こいつを作り始めたのは 2007年6月3日と判明。製作期間は6年と11ヶ月です。1/72の単発機におよそ7年も掛かるなんて我ながら呆れます。着工当時幼稚園児だった我が子がもう中1ですよ。こんなに時間が掛かるのは仕事のストレスその他諸々で、模型を弄る気持ちになれない期間が長いためです。要するに自分の気持ちの問題なんですよね。過去を振り返ってみると、ある程度順調に模型を作れていた時期というのは仕事が暇だった訳ではなく、「仕事は仕事、休みは休み」というON-OFFの気持ちの切り替えが上手く出来ていた時期であることに気付きました。今回のLa-5の完成をきっかけとして、「気持ちの切り替え」が順調に出来る状態に戻ることを期待しています。そうすればまた毎週末模型を弄れる生活に復帰できるから・・。とりあえず明日から3日間会社に行って、次の土日が勝負ですね。


2014年5月4日(日)
La-5 再開第4話(通算第17話) 『デカール貼り』

 ゴールデンウィークもいよいよ後半に差し掛かりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 昨日・土曜日,今日・日曜日と、ここ南関東では穏やかな晴天が続いてまさに行楽日よりです。そんなときは室内に閉じ籠って模型を作るのがモデラーの証し。このところ随分長い間模型に触れていなかったので、今日は自分がまだモデラーであることを確認したくて模型を弄りました。

140504_1

140504_2

140504_3
Amodel 1/72Yak-2

140504_4
Amodel 1/72Yak-4

お題は細々と作り続けて来た1/72のLa-5です。これを最後に弄ったのは今年の3月16日で、何回か下↓の不定期日記に記事が残っています。前回まででちょうど基本塗装のやり直しが終わったところでした。で今回は、墨入れ,デカール貼り,トップコートの3工程を完了。手の遅い私の1回の作業量としては相当頑張りました。模型の神様が降りて来たとまでは言えないけれど、雲間からチラッと私に視線を送ってくれたような気がします。上の写真だとほとんど完成している様に見えるますが、キャノピーはこれからだし、小物の取付けも一筋縄では行かないでしょう。でもまだ休みが2日残っているので頑張れば完成するかも知れません。

追伸 「私が出会ったキットたち」に左の2キットの記事をUPしました。
    よろしかったらぜひご覧ください。


 

2014年4月27日(日)
MODELSVIT

 今年もゴールデンウィーク(GW)が始まりました。私は4月いっぱいはカレンダー通り飛び石で休んで、5月に入ってから少しまとまった連休を取る予定です。しかし所詮予定ですから、仕事の状況ひとつでどうなるか分かりません。

さて、唐突ですが皆さん、MODELSVIT というキットメーカーをご存じでしょうか?ウクライナの新興メーカーで、1/72航空機を中心に活動しています。現在販売中のキットは大型機シリーズがAn-124とTu-144。通常シリーズがSu-7B,BM,BMK,UとMiG-21I-1,2と、なかなかユニークなラインアップです。特にAn-124やTu-144を1/72で出すなんて、他メーカーでは(Amodelを除き)、ちょっと考えられません。こういうメーカーにはぜひ頑張ってもらいたいです。 140427_1

140427_2
1/72 MiG-21I-1

140427_3
1/72 MiG-21I-2

140427_4 
1/72 Su-7BM

今、私の手元にはMODELSVIT(以下M社)のキットが3つあります。そこで今日は同社を応援する意味を込めて左の3キットをご紹介しますね。新しい製品だけあって3つとも良く出来ています。特にSu-7は秀作で、サブタイプの品揃えも充実していることから1/72の決定版になる予感がします。詳細は「私が出会ったキットたち」に記事をUPしましたので、よろしかったらぜひご覧ください。そしてこれは私の願望ですが、M社にはぜひビジネス的に成功して、まだキット化されていない冷戦時代のソ連機をどんどん出していただきたい。以前、Red Hurricane というメーカーがTu-14とYak-25を出してそれっきり活動を停止した経緯があり、ビジネス環境は厳しいと思いますが、M社は何とか繁栄の道を切り開いてもらいたいと切に願います。
 

Amodel もまだまだ頑張っていますが、同社は1/144に力を入れ始めたので、M社にはぜひ1/72の大型機を期待します。例えばBe-10なんてイイですね。もし出れば私は絶対買います!
 


140427_5

2014年4月20日(日)
女房が寝込んでしまいました。

 桜が終わって早くも2週間と少し。皆様いかがお過ごしでしょうか。あと1週間我慢すれば今年もGW(ゴールデン・ウィーク)がやって来て、何とか一息つけるというところまで漕ぎ着けたというのに、我が家では女房が熱を出して寝込んでしまいました。病院で診てもらったところ、過労から来る衰弱で、名もないカゼ菌に喰い込まれた様です。女房は金曜の夜から一切の家事を放棄してひたすら寝ています。振り返れば娘が中学に通い出してから2週間、毎朝暗いうちから起きてお弁当を作っていました。そんなの普通だと思うのですが、女房ももういい歳なんで急な変化に付いて行けなくなってるんですね。月曜からは復帰してもらわないととても困るので、この土日は徹底的に休養させることにしました。家事雑用は最低限度まで絞り込んだ上で私がやってます。朝昼の食事は当然のごとく調理パン。あとバナナとかスナック菓子とか、とにかく家にあるものですぐ食べられるものを活用します。夕飯は温めるだけのお惣菜が中心。

140420_1

(消費税UPの影響か、パンが以前より高い気がします。) 

140420_2

140420_3

140420_4 

そんな状況なのでこの週末は模型を弄れるはずもありません。でも仕事でクヨクヨしていたところに家庭のピンチが飛び込んで来て、仕事のクヨクヨ感が相対的に軽くなりました。もう少し具体的に言うと、仕事上の懸念事項が多くて不安で不安でしかたがないのですが、そんなものは自分の女房が数日寝込む心配とそれほど大きな差がない様なのです。

つまるところ、ある状況を不安と感じるか感じないか、ひいては現状を不幸と感じるか幸福と感じるか、そんなものに尺度などなくて、結局自分の脳がどう感じているかで決まるのではないでしょうか。ここはひとつ外部の状況が好転するのを期待する一方で、自分の感じ方を変えて見るのも一案と思います。上手く行けば不安感が消え、毎週末楽しく模型を弄れる日々を取り戻せるかも知れません。・・と言う訳で今週も「私が出会ったキットたち」に左の3キットの記事をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。


Amodel 1/72 Su-1, Su-3,  MPM 1/72 Su-5
 

2014年4月13日(日)
今日もサイトのメンテナンス

140413_1

140413_2

140413_3

140413_4

140413_5


 前回の更新から早くも2週間が過ぎました。模型製作の方は相変わらず全く手が付きません。その原因はこの2週間の中でまた緊急海外出張がありまして、身も心も、もうくたくたに疲れ切っているからです。今回の海外出張は場所も近く(韓国)、期間も短かった(2日間)ので、終わってから冷静に振り返って見ると大したことはありませんでした。だがしかし、状況進行中に感じる負荷は私の脆弱な精神には重すぎます。ある日突然仕事で非常事態発生 → 現地のスタッフでは対応できないことが判明 → 最短時間で対策を立て資料を揃え、翌日の飛行機で離日 → 現地で対応が上手く行けば終わり次第帰国できるが、上手く行かない時はいつ帰国できるか分からない。・・こういう状況が昨年末から断続的に続いており、気が休まらないんです。今年になって小康状態と言える期間はまだ3月上旬の2週間位しかありません。そのときはLa-5を少し弄れたんですけどね。

こんな状況がいつまで続くのでしょうか。私の場合、行動優先順位は第1に仕事、第2に家族サービス、その2つが落ち着いてからようやく模型弄りの順番が来ます。もちろん誰かに強制されている訳ではないのだけれど、仕事や家庭に心配事があるとどうしても模型を弄る気になれません。でもそんな精神状態でもキットレビューを書くことはできるんです。何故そうなのかは自分でも分かりません。もしかしたらレビュー書きはパソコン作業だから、現物相手の模型製作とは全く異質ということなのかも知れません。パソコン作業だったら何かあったらすぐ止められるし、失敗してもいくらでもやり直せますからね。

そういう訳で今回は、「私が出会ったキットたち」に左の5キットの記事をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。

Amodel 1/72 E-7PD,  ARTMODEL 1/72 E-8,  ARTMODEL 1/72 23-01,
AIRFIX 1/72 Ka-25A/C,  AIRFIX 1/72 Ka-25B.

2014年3月30日(日)
心のもやもや

 3月最後の日曜日、ここ南関東では桜が開花しました。木曜日辺りからポツポツ咲き始め、昨日・土曜日には何とかギリギリお花見ができそうな位まで咲き進んだのですが、今日・日曜日はあいにくの雨です。我が家でも天気さえ良ければ近くの公園に出掛けるつもりだったけれど、今日の雨は本格的でとてもお花見どころではありません。逆にこんな休日は、部屋に籠もって模型を弄る絶好のチャンスです。しかし、どうしたわけか気分が乗らず、どうしても模型を弄ることができません。季節は春になったのに、私の心はまだ冬のままの様です。

140330_1

140330_2
EASTERN EXPRESS
1/72 MBR-2bis 

私のこの「心のもやもや」の原因が何なのか、自分は医者ではないので正しく分かるわけではないけれど、自分なりに整理して冷静に考えてみることでこのスランプから抜け出すきっかけが掴めるかも知れません。

まず第一に思い当たるのは仕事のストレスです。このご時世、仕事が忙しいのは良いことなんでしょうが、自分には少し忙し過ぎます。でも昔は今よりもっと厳しい状況が頻繁に有ったし、その中で模型を作って来たのだから、つまり自分のストレス耐性が劣化したと考えられます。根本原因は老化でしょう。次に、私生活では子供の成長が挙げられます。子供が成長することはもちろん良いことなんですが、同時に自分の親としての役割が終わって行くという側面もあります。事実、末の娘が来週から中学生になります。もう我が家には小学生の子供がいなくなってしまう・・そう思うと何とも言えず淋しい気持ちになります。

この様に「心のもやもや」の原因が、自分の老化と子供の成長だとすると、自分ではどうにも止められません。この事実を受け止め、「これで良いんだ」と実感できた時に、心の安寧が得られるのではないでしょうか。まあこの自己分析が合っているかどうかも分からないですし、自然と模型を弄りたくなるまで自分で自分を放置してみようと思います。模型を弄る元気はなくても、キットレビューの記事を書く気力はあるので、案外復活は早いかも知れないですし・・。と言う訳で「私が出会ったキットたち」に左の3キットの記事をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。



140330_3
ITARELI 1/72
Pe-2

140330_4
Amodel 1/72
IS-1

 

2014年3月23日(日)
今日はサイトのメンテナンス

140323_1

 1週間のご無沙汰でした。この週末は金曜日が春分の日でお休みだったので、土日と合わせて三連休という方も多かったのではないでしょうか?ようやく春らしい陽気になって来たので、寒さで手がかじかむこともなくなり、この3日間で模型製作が大いに進んだモデラーさんもいらっしゃることと思います。私はと言うと、まだまだ仕事や家事雑用の余波が残っておりまして、模型製作に没頭するには至りませんでした。

特にお彼岸のこの時期は、我が家でもお墓参りに行くのだけれど、お墓が少し遠方にあるので、出掛けた日の日中は全潰れになります。今年は3月21日(金)の朝10時ごろ出発したところ、すでに道路が渋滞していて、帰って来たときはもう夕方でした。その他にも携帯電話が故障してSHOPに持ち込んだり、学校の校外研修で長男を集合場所まで送って行ったりと、なかなか自室で落ち着いた時間を過ごすことができません。

それと、デジカメを長男に貸してしまいました。今回の校外研修は数日間の泊り掛けなので、デジカメは当分返って来ません。デジカメが無いと模型製作の途中経過が記録できないので、それも手伝って模型を弄る元気が出ませんでした。気力が充実していればそんなこと関係無いんですが・・やはりまだまだ本調子ではありません。

そうこうしているうちに、デジカメは無くてもスキャナーが有ることに気が付きました。これでパーツをスキャンして、キットレビューを書くことができます。そういう訳で今回は、「私が出会ったキットたち」に左の5キットの記事をUPしました。よろしかったらぜひご覧ください。

AZmodel 1/72 MiG-17PF,  VVS 1/72 Su-4,  Amodel 1/72 Yak-18NB,
Amodel 1/72 La-174TK,  unicraft 1/72 Tu-91.

140323_2

140323_3

140323_4

140323_5


2014年3月16日(日)
ようやく帰って来ました。 & La-5 再開第3話(通算第16話)

 当・不定期日記をご覧いただいている皆様、お久しぶりです。長い間更新できず、申し訳ありませんでした。年明け早々から今月初めまで、公私共に山谷(やまたに)ありまして、とても模型を弄っている余裕がありませんでした。今は少し落ち着いていますが、いつまた仕事で非常事態が発生するかも知れず、気が休まりません。こんなサラリーマン生活をもう三十数年も繰り返しているので、習熟して平衡状態になっても良さそうに思います。しかし、今は社会・経済の情勢がどんどん変化して行くので、身に着けた知識や技能がすぐ古くなってしまうんです。従って常に最新の情報に接し、必要な知識・技能を更新して行かないと働き続けることができません。社会の情報化とグローバル化が進んだ結果、働く者にとって大変な世の中になってしまいました。これから社会に出る若い人は世界を相手に競争して行くことになるので本当に大変だと思いますが、どうかひとつ頑張って、それぞれの人生を切り開いていただきたいと切に願います。

さて、固い話はこの位にして模型の話題に移りましょう。この週末は本当に久しぶりに模型を弄りました。これが今年最初の模型弄りです。題材は去年から仕掛かりの1/72 La-5 です。

140316_1

140316_2

ようやく塗装のリストアが終わりました。これで2007年11月にこのキットのデカール貼りを失敗した直前の状態に復帰しました。あの時からもう6年半経ったのかと思うと感慨深いです。

一方そのころ女子高生フィギュアは・・

えっと、セーラー服のとブレザーのと2体作っていましたが、どうやら2人とも高校三年生だったみたいで、もう卒業してしまいました。聞けば昨日の土曜日が卒業式だったそうです。完成度80%程度で卒業させてしまい、造物主(自分のこと)として申し訳ないです。今後は彼女たちがフラッとこのサイトに遊びに来た時に少しずつ顔を塗ってあげようと思います。もしかしたらこのサイトの奥の方のページで彼女たちに会える日が来るかも知れません。




140316_3

2014年1月1日(水)
明けましておめでとうございます。

 皆様、あけましておめでとうございます。旧年中は当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございました。本年は昨年に引き続き、仕事と家事雑用の合間を縫っての模型制作になると思います。精神的余裕と十分な自由時間がないと、なかなかはかどらない私の模型ライフではありますが、微力を尽くして制作記事とキットレビューの拡充に努めて参ります。当サイトにご来訪いただいた皆様にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。どうぞ本年もよろしくお願い致します。

140101_1

さて、私のハンドルネーム akaihoshi2004 の「2004」とは、私がネットデビューした年を表しています。「ネットデビュー」と言っても昨今の著名人のブログの様な華やかなものではなく、諸先輩がたの模型サイトの掲示板に書き込みさせていただいたり、ネットショップやオークションで模型を購入したりし始めた・・と言った程度のものです。でも「インターネット」と言うとてつもない世界と繋がったことは、私にとって画期的な出来事でした。今年は2014年ですから、あれからもう10年経つんですね。時の流れの感じ方は不思議な物で、未来の方向に「辛いサラリーマン生活があと何年も続く」・・と思うと長く感じるけれど、過去を振り返ると10年なんてあっと言う間ですね。

140101_2

140101_3

では年頭にあたり、今年の制作予定などに思いを巡らせて見ましょう。作りたいキットは山ほどあります(現実に山になっています)が、着工したけれど未完成のキット、いわゆる仕掛品を片付けるのがスジですよね。そこで仕掛品を洗い出して整理したところ、左の6キットありました。このうち B La-5 は去年の11月に再開して作製中だから、まずはこの La-5 を片付けるつもりです。次は AのMiG-21PFかなぁ・・。こいつは随分前に士の字になっていて、小物まで仕上がっているというのに何故か手が止まってしまったんです。去年のYak-1やLa-5もそうだったけど、こういう仕掛品は何かのきっかけで急に動き出すので、まあもう少し様子を見ます。残りの4つははっきり言って難航しています。@Cは工作自体が難しい。Dは現状以上組立てるには保管箱が必要。Eはヘリ初挑戦のため、勝手が分からずまごついている・・と言った具合。まあ今年は左の6個の中から3個は成仏させたいと思っています。ABは確実としてもうひとつ何が入るかは自分でも予測が付きません。

 
  @ MiG-9UTI   A MiG-21PF   
140101_4 140101_5
  B La-5   C La-250   
140101_6 140101_7
D An-12BK-PPS  E Mi-1M


過去の日記
2010年 2011年

2012年

2013年
2005年 2006年 2007年 2008年 2009年


TOPへ戻る