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不定期日記 2019年

 2019年12月30日(月)
 今年を振り返る
 
 今年も残すところあと2日、明日が大晦日で明後日はもう来年ですね。この不定期日記も今回が2019年最後のUPとなります。皆さまこの1年、当・赤い星をご覧いただき誠にありがとうございました。これからも見に来てくださる方のお役に立てる様、微力を尽くして参りますので、どうぞよろしくお願い致します。

さて、それでは今年最後の日記ということで、この1年の完成作品を振り返って見ましょう。今年は定年退職後の第2の人生の2年目でパートの仕事にも大分慣れ、日常生活としては概ね平穏な1年間でした。ところが模型弄りの面では、制作アイテムが「ソ連軍用機」から「女子高生フィギュア」に変るという大変革が訪れ、自分でも戸惑っています。どういう心境の変化か・・決して飛行機模型に興味が無くなった訳ではないんです。それ以上にフィギュアのレジンキットが世の中に沢山出て来て、それを作ることに新たな達成感を見出した・・と言ったら近い感じです。
 
 
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DAKO 1/72 LaGG-3 type66
1月26日完成

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習作 ピンポン玉アート
2月24日完成
 
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くじらの置物 6月2日完成

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VALOM 1/72 Yak-7B 7月14日完成
 
 
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1/72大戦機を2機作る間にピンポン玉アートとくじらの置物を制作。それまでの「塗装」という概念から、「立体の表面に絵画を描く」という作風に変って来ました。そして年の後半からフィギュアの制作を開始。自然で健康的な素肌を表現したくて色々な技法を試しているうちにフィギュアを連作するようになって行きます。
 
MK2 1/12 JKJP-12S 9月15日完成
 
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KSモデリング 1/12 女子高生セーラー冬服使用
ビネット「水たまり」
10月20日完成

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ハセガワ 1/12 JKメイトNo.3使用
ビネット「バケツ倒したやつちょっと来い」
11月24日完成
 
 
さらに、フィギュア単品では飽き足らず、小物を追加してビネットを作るようになりました。フィギュアは生きている人間の模型ですから表情が有り、ポーズもそれぞれ違います。ビネットにすることで物語り性を含んだより大きな世界感を表現できる気がしてすっかり「沼」に嵌まりました。この分だと当分「沼」から抜け出せそうにありません。

以上、私のこの1年の模型ライフをご紹介しましたが、皆さまの今年の模型ライフはいかがでしたでしょうか。新しいジャンルに進出した方、ご自分のジャンルを深めた方、それぞれの1年だったと思います。新しくやって来る令和2年が皆さまの模型ライフにとって良い年となるよう祈願し、今年1年の締めのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

 

 2019年12月28日(土)
 JKSPM-12S 第5話 『ビネットアクセサリー完成』

 令和元年もあと数日、いよいよ押し詰まって来た年末の土曜日、皆さまいかがお過ごしでしょうか。昨日の金曜日が仕事納めで今日から年末年始休暇という方も多いと思います。この1年、お仕事ご苦労様でした。どうぞごゆっくりお休みください。この不定期日記は通常は日曜日に更新していますが、年末年始特別編成ということで、今日が通常の日記の最終版、30日に今年のまとめ、そして年明け元旦に新年スタート版を掲載する予定です。よろしかったら覗きに来ていただけると幸いです。

さて、模型弄りの方は水たまりシリーズの最後を飾る次回作のビネットアクセサリーが揃いました。一応年内の完成を目指していたので今のところ概ね予定通りです。

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商品陳列棚、清掃中パネルと作って、最後のアイテムはカゴです。これはキットに付属していました。流石まっつく先生の造形だけあってとてもイイ感じ。カゴの網目の穴一つ一つ丁寧にバリ取りして、クレオス#339エンジングレーで塗ってやると形も色も本物そっくりで、一気にスーパーマーケットの雰囲気が漂って来ました。
 
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ビネットアクセサリーが整ったので、いよいよフィギュア本体の塗装を始めます。まずは全パーツにサフを掛けました。ここでパーティングラインや細かい気泡などのチェックを行いますが、ほとんど無修正で済みました。優秀なキットです。


 2019年12月22日(日)
 JKSPM-12S 第4話 『ビネットアクセサリー:清掃中パネル』

 1週間のご無沙汰でした。今年も残すところ10日を切り、いよいよ年末ムードが漂って来た今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は先々週から先週にかけて忘年会が3つあってそれぞれ楽しいひと時を過ごしたのだけれど、その代償として身体とお財布がボロボロになりました。集まったのは高校時代の旧友とか、以前勤めていた会社の元同僚などで、皆大体同じ年回りの爺さん連中です。それぞれ第二の人生を生きていますが皆現役時代よりも身軽に集まれる様で、還暦過ぎてから忘年会の回数が増えました。

さて、模型ライフの方ですが、二日酔いで布団から出られない日が多い中、何とか体が動く時間をつなぎ合わせてビネットアクセサリーの続きをやりました。今回は清掃中パネル。これは駅のトイレや通路などが掃除中の時に良く見掛けるプラスチック製のあれです。スーパーでは掃除は開店前に終わらせるのであまり見掛けないと思いますが、床が濡れたりモノが散らばったりした時に使うことがあります。

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1/12清掃中パネル、一通りネット検索しましたが気に入ったものが見つからないので自作します。まず実物資料から形状/寸法を読み取り、1/12で作図して紙でプリントアウトしてプラ板に貼りました。続いて外形を切り出し、窪みや穴を作ってから外周を整え、上写真右の状態まで持って来ます。

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その後はさらっと組み立てて黄色一色で塗装しました。山場はパネル表面に描かれた文字と図形で、これは自作デカールを使用。具体的には2D-CADで作図したデータを描画ソフトで加工してデカール用紙にプリントしています。自分ではまずまず雰囲気は出せたと思っているのですがいかがでしょうか。


 2019年12月15日(日)
 JKSPM-12S 第3話 『ビネットアクセサリー:棚完成』

 私事ですが一昨日、12月13日は私の62回目の誕生日でした。この歳になるともう誕生日は嬉しくありません。それに曜日が金曜だったのも微妙です。ずっと昔、親に聞いた話ですが、私が生まれた当日も13日の金曜日だったそうです。ま・まあ別に自分はキリスト教徒じゃないし、今まで特段変ったことも無く暮らして来たので気にしてません。良く考えれば13って手ごろな大きさの素数だし、金曜日は土日連休前の楽しい曜日だから、13日の金曜日っていうのは本当はとても良い日なのではないでしょうか。

そんなどうでもいい話は切り上げて、模型の話題に移りましょう。今回は前回から作っていたスーパーマーケットの商品陳列棚が一応完成しました。

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これで高さは18cmあります。12倍で216cmとなり、本物(高さ200cm)より少し大きめですが、中に並べるミニチュアボトルに合わせたらこうなりました。棚の内側にはミラーシートを貼って奥行きを演出しています。ミニュチュアボトルはネット通販で買いました。上写真右の棚に並んだボトル全部で千円弱。便利な世の中になったものです。


 2019年12月8日(日)
 JKSPM-12S 第2話 『ビネットアクセサリー』

 いきなりですが昨日は本当に寒かった。日中の最高気温が5℃台で、ここ南関東では最大級の寒さとなりました。恐らく今シーズンで一番寒かったのではないでしょうか。天気も悪く、今にも雪に変わりそうな冷たい雨が降り、昼でも薄暗くて冴えない1日でした。1夜明けて今日は晴天に恵まれ、太陽が眩しいです。日のあたる部屋はほんのりと暖かく、太陽のありがたさを実感します。でも外に出ると空気はひんやりと冷たいので、季節はもう完全に冬ですね。

さて、模型の方はJKSPM-12Sを進めるんですが、フィギュアの塗装に行く前にビネットアクセサリーを作り始めました。今回のJKSPM-12Sも当然ビネットに仕立てるのだけれど、フィギュア本体とビネットアクセサリーでは当然フィギュア本体を作る方が楽しいんですよ。従って、先にフィギュアが出来てしまうと、ビネットアクセサリーを作るのが苦行になる恐れがあるので、そっちを先に片付けようという作戦です。

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JKSPM-12Sはスーパーマーケットでアルバイトしている女子高生だから、ビネットの限られたスペースで効率よくスーパーの店内を表現しなければなりません。ベースの面積が少ないなら高さで稼ごうと言うことで、フィギュアの背丈より高い商品陳列棚を作ることにしました。「1/12スーパーの棚」なんていうキットは出ていないのでプラ板で自作しています。この棚みたいに直線と直角だけで出来ているモノはプラ板の積層で比較的簡単に作れます。


 2019年12月1日(日)
 JKSPM-12S 第1話 『新たなる挑戦』

 今日から12月です。2019年もあと1ヶ月を残すのみ、光陰矢の如しですね。我が家には今高3の娘がおりまして来春に受験を控え、のんびり屋の彼女もさすがにピリピリして来ました。親としては、第一志望でなくても本人が納得できれば入れた所に行けばイイや・・と思っているのだけれど、どうなることやら。上手く進学できたらあと4年で我が家の子育ては完全終了。そうしたら今やっているパートもやめて、1年365連休・模型三昧の生活に入るつもりです。この先4年の歳月は長い様にも思えますが、今年があっという間に過ぎようとしていることを考えれば案外短いかも知れません。

さて、模型の話題に移りましょう。前作:ハセガワJKメイト#03のビネット「バケツ倒したやつちょっと来い」は結構評判が良いみたいです。まあ半分以上は原型師まっつく先生のおかげなんですけどね。そこで次回作は同じくまっつく先生のオリジナルブランド:MK2から、JKSPM-12Sで行きます。

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1/12レジンフィギュアもこれで4作目、だいぶ要領が掴めて来ました。やはり基本工作が大事ということで、塗り始める前にしっかり組み立てています(もちろん分解可能)。このフィギュアは動きがあってとても良いですね。まるでギリシャ彫刻の様です。数あるまっつく先生の造形の中でも上位に入る傑作だと思います。


 2019年11月24日(日)
 JK Mate #04 第7話 『ビネット完成』

 今日は11月最後の日曜日です。次の日曜日はもう師走、本当に1年経つのが速いです。今年は前職を定年退職して2年目ですが、定年して悠々自適に暮せば時間もゆったり過ぎるだろう・・という予測は全く外れました。これは、今パートで働いているので完全リタイアではないということもあるでしょうが、やはり模型弄りという趣味を持っていることが大きいと思います。模型を弄っているといくら時間があっても足りません。一つ完成させると必ず反省点が出るので、よし、次はこうやって見よう・・という意欲が湧いて来ます。よく、定年すると暇を持て余して元気がなくなりボケも早まる・・なんていう話を聞きますが、私には当てはまりませんね。これは恐らく全てのモデラーさんに言えることではないでしょうか。模型趣味は今後の高齢化社会を救うかも知れません。

さて、先週単品完成したサリーちゃんですが、今週は引き続きビネットが完成しました。今回は単品の制作途中からビネット用アクセサリーも並行して作っていたので、単品完成から間を開けずにビネットが完成。この流れはリズムが良いので今後のビネット作りの標準にしようと思います。それでは出来上がったビネットをご覧ください。

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作品名は「バケツ倒したやつちょっと来い」です。掃除中の教室で後ろを通った誰かがバケツに足を引っ掛けて倒してしまった・・という設定なんですが、そんな雰囲気が伝わりますでしょうか。モップを肩に掛け、腰に手を置いた姿が勇ましいでしょ? 日常風景の中に一瞬現れたSFファンタジーの女性戦士といったところです。

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この作品にも背景設定があります。背景を考えるのが楽しみになって来ました。
ニックネ-ムは「サリ-」(本名は さゆり だが友だちからは サリ- と呼ばれている)。
令和女子高等学校2年生。
竹を割ったような性格で周囲からは生徒会長に推す声が多いが本人はその気なし。


 2019年11月17日(日)
 JK Mate #04 第6話 『本体完成』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今日は所属している模型サークルの月例会があったのですが、パートの休みが取れず欠席しました。月例会では会員が各自の完成作品を持ち寄って見せ合う「作品鑑賞会」があります。毎月色々な完成品を生で観れるのはサークルに所属する大きなメリットの一つですね。さらに自分の作品を人に観てもらうことでモチベーションが跳ね上がります。今月はそのチャンスを逃してしまったのでとても残念です。その代わりと言う訳ではないけれど、次の週末に横浜でちょっとお洒落な展示会があるので観に行こうと思っています。

さて、9月末から作っていた ハセガワJKメイトシリーズ#03「令女のサリー」(自称)はようやく完成しました。最終段階で自分のミスで難航したけれど、キット自体はとても作り易い良いキットでした。

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それでは最終工程をザッと振り返って見ましょう。髪パーツにできたすき間と段差、ここは仮組み時にはさほど気にならなかったのに本組立てでは修正を余儀なくされました。これは各パーツの塗装時に接合面(パーツの裏)にも塗料を乗せてしまったため浮いたものと判明。ここはパテ盛りして削って塗り直し、何とか上写真左2枚の状態に修正しました。次に顔色が悪過ぎたのは、塗装時に髪や服、手などとの色合わせを怠った結果です。上写真右2枚、修正前(←)と後(→)。

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最後に髪と顔にTOPコートを掛け、手足を取付けて完成です。出来上がってみると流石まっつく先生の原型だけあって良い姿ですね。特に上写真右はキット箱絵と同じアングルのショットですが完全一致と言って良いほどの再現度。やはり3Dデータ由来のキットはきちんとしていて気持ちが良いです。

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少し見下ろす様な角度で撮るとまた違った表情を見せてくれます。目鼻立ちが完全な左右対称ではなく、微妙にズレているところがリアルですねぇ・・。後ろ姿も可愛いくてビネットにするのが楽しみです。


 2019年11月10日(日)
 JK Mate #04 第5話 『ビネットパーツ完成』

 11月になって2度目の日曜日がやって来ました。ここ南関東はこのところ気温が日に日に下がって今年の秋も最終段階に入った感じです。例年今頃は近所の公園に植わっている公孫樹(いちょう)の紅葉が綺麗なんだけど、今年は大きい台風が2つも来たせいか葉がまばらな木が多く、あまり美しくありません。台風の爪痕ってこんな所にも残るものなんですね。あと野菜の値段が高止まりしていますが、これは千葉県が台風と大雨の被害に遭ったことが一因とのことです。千葉県は首都圏の台所を支える近郊農業の拠点なんですね。千葉県を始め、自然災害に見舞われた各地の復旧・復興を切に願います。

さてそれでは先週1週間の模型の進捗をご紹介しましょう。フィギュア本体:ハセガワJKメイトシリーズNo.03「令女のサリー」は髪の修正を進めているものの、なかなか満足できる結果が出ません。焦りは禁物と言うことで本体は慎重に進めつつ、並行してビネットの制作に重点を置いた結果、本体より先にビネットパーツが完成しました。

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今回のビネットの舞台は学校の教室です。限られたスペースでは黒板や教壇などの大物は使えないので机と椅子で教室を表現することにしました。幸いハセガワから1/12「学校の机と椅子」というキットが出ているのでそれを活用します。前回プラ板からバケツをスクラッチしたのに比べればキットは天国ですね。バリもほとんどないのでランナーから切り出してすぐ塗装に入れます。

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そして木の塗装で小わざを発見しました。これは他のモデラーさんがネットで発表されていた方法を応用したものなんですが、タミヤアクリルXF-55デッキタンの上にMr.ウェザリングカラーWC03ステインブラウンをサッとひと塗りして、生乾きのうちに乾いた筆で払って木目を調整すると2つ上の写真右の様にアンティークな木の板が出来上がります。

さらに、プラ板とミラーシートで床に倒れたバケツとそこからこぼれた水を作りました。この上にサリーちゃんに立ってもらいます。


 2019年11月3日(日)
 JK Mate #03 第4話 『転進』

 月が変って11月になりました。私は2年前に60歳になってそれまで勤めていた会社を定年退職した後、近所の食品スーパーでパートで働いています。どこのスーパーでも同じだと思いますが、店内の飾りつけが季節をかなり先取りして変えられるんです。私が勤めている店の飾りつけもつい先日までハロウィン一色だったのが、11月に入った途端にクリスマスに変りました。すでにクリスマスケーキと正月用のおせち料理の予約受付が始まっていて、店内はもう年末気分です。1年経つのって本当に速いですね。

さて、今作っているフィギュア:ハセガワJKメイトシリーズNo.03「令女のサリー」は最終段階で難航しています。ポイントは2つ。第1は前髪と本体パーツ間にできるすき間と段差、第2は顔色が白過ぎたので修正が必要な点です。

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髪のすき間と段差は塗装前の仮組みではそれほど気にならなかったのですが、本体・顔・前髪とそれぞれ塗装してから組むと浮きが出てしっくり収まらず、修正必須となりました。次からはパーツ裏面の接着部には塗料を付けない様にしてみます。次に顔色は顔単体で塗っている時は良い様に思えたのですが、本体に取付けて見るととても青白くて幽霊っぽくなってしまいました。顔パーツはもう外せないので、ここは髪の修正が終わってからじっくり塗り直そうと思います。

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そんな訳でフィギュア本体は少し時間を掛けて慎重に仕上げることにしました。焦ってここまでの苦労をムダにするわけには行きません。そこで、ひと呼吸空けるためにビネット用のパーツを作り始めました。このサリーちゃんも前回の「水たまり」同様、ビネットの舞台に立ってもらいます。どんなビネットになるかは次回のお楽しみ。


 2019年10月27日(日)
 JK Mate #03 第3話 『手と顔・・表情のあるパーツ』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ南関東はこのところ雨が多く、なかなかすっきりした秋晴れになりません。そんな中、一雨毎に気温が下がって行く感じで、日中でも肌寒い日がポツポツ出始めました。気が付けば今日は10月最後の日曜日、次の週末はもう11月です。私が勤めている食品スーパーでは早くもクリスマスの飾りつけを準備中。時の経つのが何と速いことか・・。せっせと手を動かさねばなりません。いつまで元気で模型弄っていられるか分かりませんからね。

そう言う訳で、ハセガワJKメイトシリーズNo.03「令女のサリー」の続きです。サリーちゃんはこの不定期日記では4週間ぶりの登場ですが、その間、油絵具の乾燥待ちなど挟みながらジワジワと進めていました。今回のハイライトは手と顔です。顔はもちろん手にも表情があって、この2アイテムの出来がフィギュア全体の実感を支配すると言っても過言ではありません。キットの造形は大変良く出来ているので、その雰囲気を壊さない塗りができるかどうかが勝負所です。
 
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まずは手。上写真左がパーツとして塗装が終わった状態です。随分塗り込んだつもりなんですが、写真に撮って拡大するとアラだらけ・・まあ肉眼で見る分には何とか見られます。上写真右は本体に仮組みしたところ。服と肌のコントラストに不自然な感じが無かったのでとりあえず良しとしました。
 
 
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続いて顔です。今回は目を先に描いてマスキングし、それから肌色を乗せる手順でやってみました。この方が目の透明感を出し易いとも言われていますが、私程度の未熟な技量ではあまり顕著な効果は見られませんでした。肌色は油絵具を使用。油絵具は顔の肌色の微妙なグラディエーションを作るのに持って来いです。油絵具の乾燥後にクリアーを吹いてテカテカにしてから、眉毛、まつ毛、鼻の穴、耳、くちびるを描き、最後に半艶クリアーでトップコートして艶を整えました。

 

 2019年10月20日(日)
 紫陽花 第3話 『ビネット「水たまり」完成』

 10月も4週目に入り、すっかり秋が深まって来た今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。明後日は今上陛下の即位礼正殿の儀で祝日だから、明日休みを取って昨日の土曜日から4連休という方もいらっしゃるかも知れませんね。私の場合は年中無休の食品スーパーでパートで働いているので、土日祝日関係なく週単位で繰り返す一定のシフトをこなす方式です。私の休みは月・火・金の週休3日。従って毎週日曜日は私にとっては連休前の花の曜日なんです。でもまあ出勤日でも仕事は午前中で終わるので、ほぼ寝る時間しかなかったサラリーマン時代に比べれば半休みたいなものですね。自由時間がたっぷり有って、家事雑用はもちろん模型弄りも好きなだけできるからストレスが溜まりません。定年後の第二の人生、私はこれで大正解だったと思っています。

さて、模型の話ですが今回は紫陽花シリーズの完結編をお送りします。ちまちまと作っていた紙模型の紫陽花は、この7月に完成したJKフィギュアを飾るビネットの一部となりました。それでは何はともあれ、完成したビネットの全景をご覧ください。

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このJKフィギュア「女子高生セーラー冬服」は私の1/12レジンフィギュア第1作で、初めてにしてはまあまあ良くできたと思っています。ただキットには付属品が無く、本体のみだと少し寂しい感じでした。特に手のポーズがいかにも何か持っていそうなのと脚が歩行状態なので、傘とカバンを持たせ、ベースに立たせてビネットにしました。作品名は「水たまり」。小雨の降る遊歩道を徒歩で帰宅中という設定です。

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ここまで作ると愛着が湧いたので背景設定を考えました。
ニックネームは「ミサ」(本名は美咲(みさき)だが友だちからはミサと呼ばれている)。
令和女子高等学校3年生。
部活は随分前にやめてしまって今は帰宅部。最近「刀剣乱舞」に嵌まっている。

あと、紫陽花が咲くころってもう夏服なんだケド・・この紫陽花は「早咲き紫陽花」と言って通常の紫陽花より草丈が低く、4月下旬から咲き出す ← ウソです。



 2019年10月13日(日)
 紫陽花 第2話 『やっと形になりました』

 私は神奈川県に住んでいるのですが、昨日は台風19号の直撃を受けました。実は9月にも台風15号に見舞われ、自宅(ボロ一軒家)の外周アルミフェンスが吹き飛ばされる被害に遭ったばかりなんです。そんな所に「過去最大」という枕詞が付いた台風19号が接近して来たのでビビリまくり、思わず事前対策に走りました。まず家の外の鉢植や物干し竿など、飛ばされ易いものを家の陰に収容。続いて停電と断水に備えて調理しないで食べられる食品(缶詰・パン・菓子類)を調達。さらに風呂の浴槽に生活用水を溜めました。そして迎えた台風19号。昨日は朝から強い雨、夕刻からは強風も加わる中、閉め切った家の中でじっとこらえていたところ、日付が変わるころに台風は過ぎて行きました。各地の被害はネットやテレビで報道されている通りです。被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げます。私が住んでいる地域では幸い大きな被害はなく、停電も断水もありませんでした。用意した非常用の食品は出番なし。缶詰と菓子類は長持ちするので良いのですが、パンは日持ちしないので今日は朝昼晩全てパンと白牛乳です。

さて、模型の話に入りますが、1ヶ月以上前の9月初旬から、フィギュアの合間合間に紙模型の紫陽花(あじさい)を作っていたところ、先週ようやく形になりました。

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この紫陽花を前回UPしたのは9月8日です。その時はまだ花びらや葉がバラバラの個片状態だったものを徐々に集合させて形を作って行きます。まず花は、半球状に切ったスポンジに花びらの個片を1玉当たり30個ほど貼り付け、お馴染みの紫陽花の花を5玉作りました。続いて葉は2枚1対となった中心に0.2mm径の針金を通して3〜4層葉を重ね、紫陽花の本体を作ります。こうして10本の株を作り、そのうち5本は先端に花玉を乗せて、上写真右の状態まで持ってきました。

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さらに、紫陽花を植える地面を作ります。ベースの一角に石粉粘土を盛り付け、乾燥後、木工ボンドを塗った上に鉄道模型用のカントリーグラスを撒きました。ボンドを十分乾燥させた後、部分的に緑色を乗せると元の茶色と相まってテキトーだけど何となく地面が完成。そこに紫陽花を植えます。バランス良く自然な感じに・・何回かやり直しましたがどうにか上写真右の状態に仕上がりました。

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ベースの全景です。石畳の歩道の一隅に咲く紫陽花という設定だけど、その様に見えますか?すでにお気付きかと思いますが紫陽花は脇役です。中央右寄りの空きスペースの上に主役が乗ってビネットとして完成する予定なんですが、何が乗るかは次回のお楽しみ。


 2019年10月6日(日)
 PVCフィギュアリペイント 第1話 『女子高生バラバラ事件』

 月が変って10月になりました。消費税が上がって6日目ですが皆さん税の負担感はいかがですか? 私は今回は特段大きな買い物が無かったのと、食料品の税率が変らなかったせいで今のところあまり影響は出ていません。ただ、長女の通学定期が切れるので継続で9月30日に6ヶ月分買いました。定期の期間は10月以降なのに9月中に買うと旧税率のままっていうのは腑に落ちないけれど、安く買えたので不満はありません。

さて、模型制作ですが、今メインで作っている「令女のサリー」は上半身とスカートが一体になった一番大きいパーツの塗装中です。しかし、服のしわのシャドーやハイライトに油絵具を使ったため乾燥が遅く、下手に触れないので写真が撮れません。そこでやむなく今日の日記には代打を投入。1/6 PVCフィギュア完成品 JYOSHI-KOUSEI に来てもらいました。

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これはフィギュアと言ってもキットではなく、組立/塗装済の状態で売られているいわゆる完成品フィギュアです。かれこれ10年近く前にオークションで手に入れました。メーカーは SUB-ZERO。ルーズソックスとカバンから、昭和の最後〜平成一桁ごろの女子高生と見られ、箱のすれ具合からも相当の年代物であることが分かります。

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材質は軟質PVC、いわゆるソフビって言うやつです。何か理由があると思いますが塗装済み完成品フィギュアの材質って大抵これですね。ネットで調べると、この手のフィギュアのリペイント(塗り直し)で楽しんでいる人が大勢いて、フィギュアの楽しみ方のひとつとして定着しています。そこで私も塗りの勉強と将来の1/6フィギュアへの進出準備を兼ねて、この JYOSHI-KOUSEI をリペイントしてみようと思います。ただしこれは通常の1/12レジンフィギュアの片手間としてやりますので、更新は不定期となります。どうか気長にお付き合いください。

 

 2019年9月29日(日)
 JK Mate #03 第2話 『素肌の表現』

 秋彼岸が過ぎ、気が付けば今日は9月最後の日曜日です。いよいよ秋本番が始まるこの時期、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私はこのところちょっと食べ過ぎでおなかの調子が良くありません。事の発端は家族そろってお彼岸の墓参りに出掛けた帰り道、藍屋という和風レストランで我が家にしては贅沢な食事を取ったのが始まりです。品数が多いセットメニューを注文した女房と長女が、「これ要らない。お父さん食べて。」と、小鉢をいくつか私に回して来ました。美味しいのと、食べ物を粗末にしてはいけないと思う気持ちから全部平らげ、さらに自分が注文した料理も結構な量が有ったものですから、食べ終わった時にはおなかがパンパン。その日の夕食は入らず、翌日以降も胸焼け気味で食欲不振状態が数日続きました。ようやく昨日辺りから復活して来ましたが、昔に比べ治るスピードが遅くなっています。もう歳ですね。

さて、模型弄りは先週から始めた 1/12レジンフィギュア、令和女子高等学校の女の子 の続きです。「令和女子高等学校の女の子」というのは長いのでニックネームを付けます。「令女のサリー」(本名は さゆり だが友だちからは サリー と呼ばれている)。名前を付けると ちゃんと作ってあげなきゃ と思えて来るから不思議です。

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足から塗り始めました。青系のエナメルで表在静脈を描いて乾燥後ラッカーの肌色を薄く吹きます。さらにエナメルの赤で血管の間を埋める様に斑点模様を描きます。この時血管の上に斑点が乗らない様にするのがポイント。後々この斑点が肌のキメになるのでできるだけ小さい点を多数打ちたいのですが、私の腕では上写真右が限界。

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斑点を描いた上からもう一度ラッカーの肌色を吹きます(上写真左)。写真では分かり難いですが、この時点では斑点と血管を結構はっきり残しておきます。続いてタミヤのウェザリングマスターGとH合計6色を駆使して肌のトーンを作ります。斑点と血管がわずかに残る程度にウェザリングマスターを乗せたら半光沢クリアーでTOPコートして肌は完成。最後にソックスと靴を塗ります。ソックスは思い切り艶消し、靴は艶有りにして質感を強調しました。

ここまでまあまあ上手く塗れたのでホッとしています。赤い斑点模様を使う技法はそこそこ効果はあるけれど手間が掛かり過ぎ。この作例では約3,000ドット打つのに2時間掛かりました。次からはもっと別の方法を試してみたいです。



 2019年9月22日(日)
 JK Mate #03 第1話 『令和女子高等学校』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。時節は秋彼岸、夏の名残りでまだ少し暑い日もあるけれど、お彼岸が明ければグッと涼しくなって何をするにも良い季節になります。食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。皆さんはどんな秋がお好みでしょうか。私はやはり 趣味の秋=模型の秋 ですね。もちろん1年中模型弄っているわけですが、他の季節に比べるとやはり秋が一番気が乗り易く、手も動きます。

そんな秋のスタートに相応しく新しいアイテムに手を付けました。今度もまた1/12レジンフィギュアで、ハセガワの JK Mate Series #03 "セーラー服(夏)" です。

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このキットが発売されたのは今年の6月だから、いつもキットを買って何年も積んでおく私にとってはバリバリの新製品です。驚くのは箱絵に描かれた学校の銘板が「令和女子高等学校」だってこと。令和改元が5月でキット発売が6月だから当然狙ってやったんでしょうが、こういうメーカーの遊び心にちょっとワクワクッとします。上写真右は一緒に買ったアクセサリーの机と椅子。ハセガワは1/12のフィギュア用アクセサリーを精力的にリリースしていて、新市場開拓の意欲が感じられます。

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さて、肝心の中身ですが、最新のキットだけあってとても良い出来です。原型はJKフィギュアと言ったらこの人、トップスカルプター まっつく先生。全部で8個という少ないパーツ数で今時のカワイイ女子高生をこれだけリアルに再現しているのは流石です。上写真3枚、左:バリ取り/仮組み,中:サフ吹き,右:シャツと素肌部に白吹き。日ごろ手の遅い私ですが、1週間でここまでできたのは優秀なキットのおかげです。


 2019年9月15日(日)
 JKJP-12S 第4話 『完成』

 今日は9月の第3日曜日、明日・第3月曜日が敬老の日だから昨日から3連休という方も多いと思います。もう9月も半ば、あと1週間で秋のお彼岸という時期に来てここ南関東では暑さが遂に収まり、安定して涼しい日が続く様になりました。しかし1週間前の台風15号は凄かった。我が家でも外周フェンスの一部が猛烈な風で吹き飛ばされてしまいました。皆さんがお住まいの地域ではいかがでしたでしょうか。災害に遭われた方々にお見舞い申し上げるとともに、復旧に尽力されている全ての関係者に感謝します。しかし日本の送電施設は台風に対してもっと強靭化する必要がありますね。

さて、模型制作ですが、1/12 レジンフィギュア JKJP-12S がどうにか完成しました。今回のキットは ヘッド2種類 X 着衣or水着 で合計4パターンに組み換え可能です。それでは各パターンの完成写真をご覧ください。

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まずはアリス(Aヘッド)の着衣1枚、水着2枚です。アリスは写真映りの良い子で、どのアングルから撮っても安定して可愛く撮れました。

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続いてビッキー(Bヘッド)の水着2枚と着衣1枚です。ビッキーも可愛いのだけれど、アリスに比べると撮影アングルを選びますね。少し下を向いている関係で上写真右端の様に、ローアングルからあおった方が良い様です。

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最後に手とおなかのアップを1枚。静脈とおへその感じがまずまず表現できたかな。でもまだまだ本物と見間違えるレベルには程遠いですね。もっと修行しないといけません。

 

 2019年9月8日(日)
 紫陽花 第1話 『ちょっと変わったこと始めました』

 9月になって1週間経ちました、皆さまいかがお過ごしでしょうか。立秋が過ぎて丁度1ヶ月なので暦の上ではすっかり秋だけれど、ここ南関東は気温的にはまだまだ夏ですね。事実、先週1週間で最高気温が30℃を超えなかったのはわずか1日だけで、他の6日間は連日真夏日でした。こんな夏の陽気があとどのくらい続くのか。週間天気予報を見ると少なくともあと1週間は真夏日が続くみたいです。結局秋のお彼岸が過ぎないと涼しくならないのかも知れません。

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さて、模型弄りの方は女子高生フィギュアJKJP-12Sの黒目が入って完成寸前ですが、黒目も油絵具を使ったので乾燥待ちしています。最後に黒目の上にクリアーを点描して完成の予定。そこで、待っている間に植物の模型を作り始めました。左画像、和巧というメーカーのブランド名「紙創り」から、1/12 紫陽花 です。フィギュアを作り始めて模型ライフの幅を拡大中だけれど、ここでもう一歩踏み込んで植物まで手を拡げようという魂胆、果たしてどうなりますか・・。

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「紙創り」はその名の通り紙模型です。上写真のごとく紙がレーザーで型抜きされていて、これを彩色して切り出して使います。特別な技能は必要ないけれど、パーツ数が多いので根気が要りますね。同じ要素の大量の繰り返し・・っていうのが植物模型に共通するの特徴の様です。
 
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 2019年9月1日(日)
 JKJP-12S 第3話 『人形は顔が命』

 月が変って9月になりました、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ南関東は先週後半から最高気温が30℃に届かない日がポツポツ出始めました。この土日はまた暑さがぶり返していますが、朝夕は結構涼しい風が吹くので、そろそろ今年の夏も終わりが近い様です。何だか1年経つのがあっという間に感じます。

さて、模型制作は今週もまたJKフィギュアの続きです。前回まででヘッドパーツを除く全パーツの組立てと塗装が終わったものだから「完成度80%」なんて書いたけれど、実際は50%程度でした。と言うのも人形は顔が命なんで、顔にかかる工数が全体の半分くらい有りますね。先週から本格的に顔を塗り始めて実感しています。

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アリス @

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A

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B

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C

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ビッキー @

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A

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B

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C

キットにはA/B2種類のヘッドパーツがセットされています。記号で呼ぶのは味気ないので、Aヘッドをアリス、Bヘッドをビッキーと呼ぶことにします。ヘッドパーツの塗りは上写真のごとく下塗りから始めて徐々に肌色を乗せて行き、Cからは油絵具を使った仕上げに入りました。ここで一つ失敗したのは白目も油絵具で塗ってしまったため、完全に乾くまで黒目が入れられません。油絵具は完全乾燥に1週間掛かるし、前髪パーツの取付けもこれからなのでまだ結構かかりそうです。

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油絵具の乾燥を待つ間に小道具を作ることにしました。所属している模型サークルの会員さんの一人が1/12バイクをやっているので、そのバイクとコラボするためのヘルメットです。完成したらフィギュアに持たせてバイクと一緒に記念撮影させていただく予定です。

 2019年8月25日(日)
 JKJP-12S 第2話 『夏だ!海だ!日焼けだっ!!』

 お盆が過ぎて丸1週間経ち、8月も終盤にさしかかりました。ここ南関東はようやく暑さが一段落した感じで、日中の最高気温が30℃を少し超える程度と、常識的な範囲に収まって来ました。35℃を超える猛暑日に比べると30℃は涼しく感じます。私が子供のころは猛暑日という言葉は無くて、盛夏でも30℃未満の日がポツポツ有った様に覚えているから、この半世紀で温暖化が進んだことが実感できます。しかし自分の経験の中で地球の気候変動を感じるなんて、年取った証拠ですね。

さてそれでは先週の模型の進捗をご紹介しましょう。1/12女子高生フィギュア JKJP-12S は第2話にして完成度80%程度と(私にしては)破竹の勢いで進んでいます。

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本体の塗装は前回肌色を吹き付けた上にタミヤウェザリングカラーのGとHをこすりつけてトーンを付けました。そうしたらどうも濃い目のカラーを多く使っちゃったみたいで、上写真左のごとく肌がこんがり小麦色になったんです。これは日焼けのイメージに近いなと思ったので急遽、着衣を水着として塗装してみました。すると上写真中央の状態となり、確かに日焼けっぽく見えるものの、ちょっと黒過ぎて可愛くありません。そこで再度肌色を薄く吹いて明度を上げ、コントラストを抑えました。結果は上写真右で、顔面から首筋および両肩にかけて焼け過ぎた肌が正常範囲に戻ったのが判ると思います。これが男子だったら元の濃い肌色で良いと思うんですよ。実際テレビに映る高校球児はもっと黒く見える時も有ります。でも女の子のフィギュアは黒過ぎるとダメですね。あと修正前の首筋から鎖骨の辺り、筋や骨を強調するのも逆効果の様です。

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本体塗装が一段落したので服を塗ります。下地サフ→白と吹いてから黄色を乗せました。やはり明度の高い原色系(黄色など)は白下地が必須かと思います。仕上げに油彩で布のひだや襟元にシャドーを入れました。もっと色数を足して描き込もうかとも思ったのですが、自分の技能を考えるとこの辺りが無難と判断し、止めておきました。

ここまで来ると残るは顔の仕上げ塗装のみ。しかし何と言っても人形は顔が命ですから、今までの苦労が水の泡にならない様に、慎重に取り組みたいと思います。



 2019年8月18日(日)
 JKJP-12S 第1話 『もうどうにも止まらない』

 1週間のご無沙汰でした。暑い日が続いていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。お盆が過ぎ、今日の日曜日が夏休み最後の日で明日から仕事という方、ご苦労様です、そして頑張ってください。世の中が回っているのは働く皆さんのお陰です。私はサラリーマンを定年退職して第二の人生に入りましたが、体が動くうちは働こうと思って近所の食品スーパーで荷捌きのパートをやっています。自分の労働が少しでも世の中のためになると思うと気持ちにハリが出て、趣味の模型弄りの楽しさも増えるから不思議なものです。まあ、気持ちの問題ですけどね。

さて、その模型弄りですが、本業の飛行機と副業の潜水艦にプラスして、「海の生命」の制作をきっかけに生物模型に進出、そしてとうとう人間の模型である女子高生(JK)フィギュアまで作ってしまいました。7月21日にUPしたものが初めて作った本格的JKフィギュアなんですが、これがビギナーズラックと言うべきか偶然にもそこそこ上手くできたので、すっかりJKフィギュアに嵌まってしまいました。そして今、2作目のJKフィギュアを作っています。こうなるともうどうにも止まりません。
 
 

 
 
アイテムはハセガワのJKメイトシリーズで有名なトップスカルプター、まっつく先生のオリジナルブランドから、製品番号 JKJP-12S を選びました。製品内容は1/12スケールのレジンキットで、上画像左端のパッケージアートの通りジャンパースカート姿の女子高生。2種類のヘッドから好きな方を選べるコンバーチブルキットです。で、出だし早々に大失敗しました。制服パーツが前後割りになっていて、仮合わせしたところ僅かなすき間を発見。手で押すとすき間は閉まるので、これは熱矯正できると思って輪ゴムで縛って熱湯に漬けたところ、スカートの裾がしぼんでしまいました。仕方なくしぼんだ裾を切断し、制服のジャンパースカートから私服のワンピースに改造しました。  
 
 
 


 
 
本体は上写真左の様に6分割されています。各パーツ合いは良好ですき間はほとんどできません。そこで各接合部にネオジム(小型強力磁石)を仕込んでいつでも分解できる様にしました。上写真中央はネオジムの磁着のみの組立て状態で、これできちんと自立します。凄いと思うのは各パーツ、素肌と着衣の境界で分割されているため、接合部を消す必要がありません。これは後々の塗装にも好都合です。上写真右、服パーツも取り付けて組立て完了。ここまでで接着したパーツは一つも有りません。いつでも全パーツバラバラに戻せます。良く考えられたキットです。  
 
 
 


 
 
塗装に入ります。レジンキットの基本としてまずはプライマーサーフェイサーを吹き、その上に白を吹いて全身真っ白にしました。サーフェーサーの上にいきなり肌色だと発色が悪いと思ったので白を吹いています。続いて飛行機模型の下地シャドーの要領で、表皮の下の状態を描いてから肌色を吹いてみました。結果は・・手間が掛かる割には効果は今一な感じです。折角描いた血管や肌のキメがほとんど見えません。肌色を厚く掛け過ぎたかなぁ・・。フィギュアの塗装は奥が深いや。

まあこんな調子で普段手の遅い私にしては怒涛の勢いで作っています。気が乗っていると言うか、とにかく今はJKが作りたいんです。飛行機や潜水艦ももちろん作って行くけれど、これからはJKも私の制作レパートリーの重要な一部になりそうです。


 

 2019年8月11日(日)
 夏休み家族旅行

 今日の日記は家族ネタです。先週8月5日(月)から6日(火)にかけて、1泊2日の家族旅行に行ってきました。メンバーは私、女房、長男(大学4年)、長女(高校3年)の4人。同居していた親は何年も前に亡くなっているので、これが現在の我が家のフルメンバーです。行った先は静岡県・伊豆半島の東岸にある伊東市とその周辺。東京から電車で2時間、道がすいていれば車でも同じ位で着く手軽な観光地ですが、美しい自然がたっぷり残っていて旅行気分を満喫できます。

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上写真左は大室山の山頂です。大室山は標高580mと小ぶりながら独立峰の火山で、すり鉢を伏せた様な端正な形と山全体を覆う緑の草原がとても綺麗でした。伊豆では有名な観光スポットなんだけど我が家は全員初めてで、皆で感動しました。

写真右は大室山のふもとにある「怪しい少年少女博物館」。B級感満載でした。昭和レトロがテーマですが、学術的に整備された正規の博物館ではないので見学する際はそのつもりで。奥にお化け屋敷があります。

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食べ物は美味しかったです。泊まった宿の食事も良かったけれど、2日目の昼に偶然立ち寄った道端の食堂が最高でした。長女が鰺のたたき定食を頼んだのですが、上写真左の状態でまだ生きていて、食べる間中、尾をパタパタ振っていたのには一同ビックリ。

伊豆半島は太平洋にかなりの距離突き出しているから海が綺麗で海産物が豊富です。帰りに道の駅で干物やら佃煮やらたっぷり買って帰って来ました。ここ数日、それらを肴にチビチビ飲んでますが、酒と肴が引き立て合って美味いこと! 普段は下宿している長男も夏休みで家に居るので、2人で飲んでいたら買って来た海産物があっという間に無くなってしまいました。

 

 2019年8月4日(日)
 今日はサイトのメンテナンス

 月が変って8月になりました。これからの約1ヶ月間が1年で一番暑い時期ですが、我が家の模型部屋にはエアコンは無く、旧式の扇風機が有るだけ。真夏は扇風機を回しても熱風が吹き付けるのみで少しも涼しくなりません。従って8月はどうしても模型の制作ペースが落ちます。冷暖房完備のアトリエでも有れば、春夏秋冬・天候問わず、1年中快適に模型が作れるんでしょうが、私にはそんな環境は夢のまた夢です。それに先週梅雨明けしてまだ1週間経たないこの時期、体が暑さに慣れておらず早くも夏バテ気味です。そんな訳で今回は模型弄りはお休みして、サイトのメンテナンスを行いました。

・展示場に VALOM 1/72 Yak-7B をUPしました。
・同展示からのリンクで、同制作記をUPしました。
よろしかったらぜひご覧ください。

ところで、私が所属している模型サークルでは年に1度展示会をやりますが、毎年テーマを決めてそれに沿った作品を持ち寄り楽しんでいます。集まった作品は展示会来場者の人気投票によって順位付けされ、優勝者には次回の展示会のテーマを決める権限が付与されます。で、私、この前の展示会で優勝したんですよ。サークルに入会して15年目にして初めて手にした優勝だったのでとてもうれしかったのですが、何と言っても次の展示会のテーマを自分で決められるのが一番うれしいです。そして、そのテーマを決めました。

・テーマ名称     「メイドイン・ウクライナ」
・レギュレーション  ウクライナのキットメーカーのキットを作ること

ウクライナは模型産業がとても盛んで、今現在多くの優良キットメーカーが活動しています。例えば飛行機なら Amodel,ICM,RODEN と言った老舗に加え、MODELSVIT など新進気鋭のメーカーも多数。飛行機に限らず、AFVやフィギュアなどでも多くのメーカーが多様なキットを出しています。ただ、ウクライナというお国柄のため、旧東側陣営のアイテムが多めで、そのため良いキットが沢山ある割には完成品を見掛ける割合が少な目なんです。そんな訳でサークルのメンバーにぜひウクライナのキットを経験してもらいたくてこのテーマに決めました。

で、自分は何を作ろうか、今まだ考え中なんだけれど、MIKRO MIR(これもウクライナ)が 1/72 カリーニン K-7 を開発中なんですよ。いつ発売されるか分かりませんがね。まあ仮に今発売されたとしても私の制作ペースでは次の展示会には間に合わないですけど、夢だけは広がります。ちなみに下の画像がカリーニン K-7 の実機写真です。御存知ない方で興味の有る方はぜひネット検索してみてください。

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 2019年7月28日(日)
 ウィスキーロングビン級 第4話 『塗装(2)』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ南関東は先週水曜日から金曜日の日中いっぱい晴れて強い日差しが降り注ぎ、いよいよ梅雨明けかと思ったら台風6号が接近して金曜の夜から雨、昨日・土曜日は激しい雨と急な晴が交互に続く不安定な天気となりました。しかし台風はすぐに熱帯低気圧に変わったので風は大して吹かず、雨も今日・日曜日の朝までで、その後は眩しい太陽が主役の夏空が広がりました。気象庁のHPを覗いたところ、関東甲信地方の梅雨明けはまだ発表されていませんが、週間天気予報を見てもこの先1週間は雨マークが無いのでこれはもう事実上の梅雨明けでしょう。少なくとも私個人の気持ちの上では梅雨明けしました。

さてと、My模型ライフは先々週Yak-7Bが、先週女子高生が次々に完成して、仕掛り品は潜水艦のみとなりました。アイテムは ピットロード 1/350 ウィスキーロングビン級。現在、本塗装の真っ最中です。この先本格的な夏が来て気温が上がると、スプレーを使った大掛かりな塗装がやりずらくなるので、この1週間は積極的にスプレーを吹いて何とか本塗装を終わらせました。

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前回この潜水艦をUPしたのは7月7日です。3週間ぶりのUPだけれどその間全く止まっていたわけではなく、Yak-7Bや女子高生と並行してじわじわと進めていました。7月7日までの作業で下地と艦の上半分の塗装が終わっていたから今回は下半分を塗装します。潜水艦の下半分って普通は艦底色だと思うけど、キットの取説では濃松葉色と指定されています。ネットで調べると確かにそういう色の実物のカラー写真が見つかったので、素直に取説の指示通りクレオスの320番をボトルストレートで吹付けました。

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続いて上面と下面の境界に白い線を描きます。やり方は、先に0.7mm幅のマスキングテープを線の位置に貼っておき、次に6mm幅のマスキングテープを0.7mmの上下から挟む様に貼ります。6mmを貼り終えたら0.7mmを剥がし、そこに艶消し白を筆塗りし、乾燥後テープを剥がして出来上がり。この方法なら私の様な艦船素人でも比較的簡単に白線を描くことができます。

さてと、船体本体としてはこれで取説に指定されている色は全て塗り終わりました。しかし、どうも情報量が足りません。もちろんこの先ウェザリングや墨入れをしますが、それだけでは今一実感が不足しそうです。ここは一つ多少のフィックションを取り入れて独自のアレンジをやって見ましょうか。



 2019年7月21日(日)
 ちょっと別世界 その3

 今日・7月21日は関東甲信地方の梅雨明けの平年日です。以前はこの7月21日が海の日で、梅雨が明けて海のシーズン到来!・・みたいな乗りだったけれど、今では海の日は7月の第3月曜日に変っていて今年は先週の月曜日でした。そして梅雨ですが先週水曜日の7月17日に本当に久しぶりに太陽が顔を出し、その後、木・金と3日連続で日が射したのでいよいよ梅雨明けか?と思ったのもつかの間、昨日・土曜日は再び曇り時々雨でまた梅雨空に逆戻りです。週間天気予報では次の水曜日の7月24日以降、晴れマークが増えているので梅雨明けまでもうしばらくの辛抱と言ったところでしょうか。

前置きはこの位にして模型の話題に移ります。先週 Yak-7B が完成して一山超えたので、この1週間はリラックスした気分で女子高生フィギュアを弄っていたところ、ポロっと完成しました。着工したのは5月下旬だったから約2ヶ月での完成。正直もっと長く掛かると思っていたので、うれしい誤算です。出来栄えは・・ネットで見掛ける超絶作品に比べれば取るに足らない初心者の凡作だけれど、一応自分では満足しました。それでは完成写真をご覧ください。

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上下分離していますが着脱式なのでこれで完成です。上下を組んだ写真ももちろん撮ってあるけれど、ものすごく縦長でこのページのレイアウトに合わないため、ここではとりあえず上画像の2枚だけUPしておきます。完成全高140mm。1/12だから身長168cmになる計算で、女の子にしてはノッポさんですね。これを他の模型と並べて見ると、ミリタリー系のプラモで親しんで来た1/32や1/35のフィギュアに比べれば相当大きいですが、それでも140mmというサイズは1/72単発大戦機の胴体程度のボリューム感しか有りません。逆にこの位の大きさがないと私の技能では細部の塗装が追い着かないです。一度大スケールの模型を作ってしまうともう小スケールには戻れないって良く聞くけれど、私の場合、1/35フィギュアは細部が塗り切れずもうムリ、1/20も怪しい・・と言うことでフィギュア部門での私の標準スケールは1/12になりそうです。

さて、この後どうしようかな・・。 完成と言っても単品だけだとインパクトが弱いし、手に何も持っていないのも不自然なので、小道具を足して小洒落たビネットなんかにできたら良いですね。でも今すぐはネタが思い浮かばないので、しばらく他の模型を弄りながらじっくりと構想を練ろうかと思います。



 2019年7月14日(日)
 Yak-7B 第7話 『完成!』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。天気の話ですが、ここ南関東はこの1週間ほぼずっと雨が降っています。気温も低めで最高気温が25℃に届かない日も多く、7月にしては異例の涼しさと言えるでしょう。とにかく太陽が顔を出しません。何でも東京の7月に入ってからの日照時間は、統計を取り始めた1961年以降で最も短い記録を更新中だそうです。どうも今年の梅雨は長く感じるので調べて見ると、関東甲信地方の梅雨明けの平年値は7月21日と判明。従ってまだ梅雨の期間中で不思議は無いのだけれど、晴れ間がなくずっと曇りか雨なので、梅雨が長く感じるのだと思います。

さてそれでは模型の話題に移りましょう。今日はかねてから弄っていた Yak-7B が遂に完成しました。欲を言えばもう1週間早く完成していれば、日にYak-Bが第話で完成 という尽くし大当たりだったのにちょっぴり残念です。

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では最終工程のレビューを始めます。上写真は前回仕上げ塗装が終わっていた機体にデカールを貼ってトップコートを掛けてキャノピーのマスキングを剥がしたところです。デカールは十分薄くて貼った直後は良い感じに機体に密着していたのですが、糊が弱いと見えて乾くにつれ浮いて来ました。そこで半乾きの内にマークセッターを投入し再度密着させています。

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デカール貼りとトップコートが終われば後は小物を付けるのみ。小物付けは楽しい反面、ここで失敗すると今までの苦労が水の泡になるので緊張します。特にこの作例は翼下にロケット弾が付くのでいつもより作業量が多くなりました。

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土壇場に来てトラブル発生。プロペラ軸受け穴がずれているのか曲がっているのか、スピナと胴体がしっくり合いません。軸受け穴を大きく開け直したところプロペラを保持できずポロっと落ちます。仕方なくプロペラは胴体に接着してしまいました。こういう所がまだまだ修行が足りないと痛感しつつ、どうにかこうにか Yak-7B 完成です。


 2019年7月7日(日)
 ウィスキーロングビン級 第3話 『塗装(1)』

 月が変って7月になりました。7月は切り良く月曜日から始まったので最初の日曜日が7日となり、今日は7月7日の七夕です。七夕と言えば短冊に願い事を書いて笹に吊るす・・っていうのは知っていますが、それを実際にやるのは幼稚園かせいぜい小学校低学年までのことで、その後は無頓着というのが日本人の標準ではないでしょうか。では七夕とはそもそも何なのか?大体が七夕って普通に読めば「シチユウ」ですよね、それが何で「タナバタ」なのか、激しく謎です。同じ様な例は他にもあって、例えば飛鳥と書いてアスカと読むのは有名ですが、この由来は明日香(アスカ)という土地に鳥が沢山いて、枕詞を付けて "飛ぶ鳥の明日香" と言っていたのが、枕詞が独り歩きして 飛鳥=アスカ となったと言われています。この例を参考に、七夕=タナバタ となったいきさつを私なりに考えてみました。以下、私の勝手な空想です。「古来日本にはタナバタと呼ばれる祭事があり、7月上旬の夕刻、7日間に渡って儀式が行われていた。人々はこれを "七夕のタナバタ" と呼んだため、いつしか七夕と書いてタナバタと読む様になった。」 本当の七夕の起源はネットで調べれば分かるけれど、時々こうやって思考の遊びをしています。まあ一種のボケ防止です。

長々と駄文に付き合っていただきましてありがとうございました。それでは模型の話題に移りましょう。今弄っているアイテムは飛行機と潜水艦とフィギュアの3つあり、先週もこの3つを大体まんべんなく弄ったけれど、前回の日記では飛行機を取り上げたので今回は潜水艦の進捗状況をご紹介します。

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ピットロード 1/350 ウィスキーロングビン級。これを前回UPしたのは3月31日だからもう3ヶ月も放置してしまいました。キットはレジン製ですがとにかく部品点数が少ないのでレジン入門用に好適な一品です。事実この作例が私のレジンキット初挑戦です。ここまで手探りで進めて来たけれど、工作が終わり小物も片付いたのでクレオスのプライマーサーフェイサーを全体に吹き付けたところ、レジンの地肌にしっとり馴染んでくれたので安心しました。これで本格的な塗装を始めることができます。

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塗装は船体にいくつかの色を塗り重ね、最後に表層の色を少し削って下層の色をチラっと覗かせる技法で行きます。この技法は前作の潜水艦2作:K-3とK-19でそこそこの結果が出せたので私の作風の標準にするつもりなんですが、レジンで上手く行くかどうかは分かりません。とにかくやって見ます。まず1色目は黒。これが色のベースとなります。

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続いて下半分をマスキングして上半分に艦底色を吹き、さらにその上に軍艦色を吹きました。ここまでは特段失敗は有りません。この後は下半分に濃松葉色を吹きます。この作例の勝負所は塗装が終わった後の表層色の削り出しなので、その結果が出るまでは期待と不安が入り混じった複雑な心境です。

追伸:「赤い海」に
HOBBY BOSS 1/350 SSN705 アルファ級 をUPしました。
よろしかったらぜひご覧下さい。


 2019年6月30日(日)
 Yak-7B 第6話 『仕上げ塗装』

 今日は6月の最終日、6月30日です。たまたま日曜日なので日記をUPしていますが、今日で今年がちょうど半分終わります。半-年末、半-年の瀬 ですから、除夜の鐘を54回聞きながら、半-年越しそばなど食べて過ごすのも良いのではないでしょうか。何だか還暦過ぎてから、時が経つのが一段と早く感じる様になりました。この分だとあっと言う間に平均寿命に到達する気がします。まだまだ作りたい模型は沢山あるけれど、これからは順番を守るよりもその時々の作りたい気持ちを大切にして行こうと思っています。今作りたいのは Yak-7B(飛行機)とウィスキーロングビン(潜水艦)なんですが、前回の日記で肌の塗りが上手く行ったJKフィギュアも俄然上位に食い込んで来ました。

そういう訳で当面は上記3アイテムの完成を目指します。先週1週間は3つともまんべんなく弄っていたけれど、今日は中で一番進んでいるYak-7Bに焦点を当てます。

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上画像左は前回基本塗装まで終わった状態で、ラッカーで塗れる限り塗ってあります。この上に塗る冬季迷彩の白をエアブラシで行くか筆で行くか迷った挙句、筆にしました。理由は自分のエアブラシの技能に自信が無いのと、白が剥げ掛けた状態に仕上げるには筆の方が適していると判断したためです。上画像右、まずはエナメルの白を機体上面にベタ塗りしました。何だかとっても楽しいです。ご覧の通り酷い筆ムラですが、実機も部隊で水性塗料をハケ塗りしたそうなので似た様なものだったかも知れません。

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次に筆にエナメルシンナーを含ませて、今塗った白を適度に拭い取って行きます。この作業は一発で決めるのは難しいけれど、拭い過ぎた所はまた白を乗せて何度でも修正できるので気が楽です。まあ多少根気は要りますが、やってればそのうち何とかなります。 

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下面はエナメルの黒を薄く溶いて墨入れしました。筋彫りの凹部にだけ墨を流すのではなく、ラインの周囲に少しはみ出させてぼかす様にするとシャドー吹きに似た効果が得られます。上下面ともエナメルを定着させるため、この段階で一度軽くトップコートを掛けました。残る工程はデカール貼りと小物付け。順調に運べばあと1話で完成のペースですが、デカールはどんなに良さそうに見えても貼るまで分からないので要注意です。


 2019年6月23日(日)
 ちょっと別世界 その2

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。ここ南関東は先週は梅雨の中休みで比較的雨の少ない1週間でした。特に週初めは梅雨時とは思えないカラっとした晴天で過ごし易かったです。水曜日以降は湿った空気に入れ替わってジメジメして来ましたが雨は降らず、昨日・土曜日になってようやく一雨来ました。何でも九州北部から近畿にかけてはいまだに梅雨入りしてなくて、水不足が懸念されているとのこと。自然現象だから意図的ではないんだろうけれど、前半の少雨を取り戻す様に後半多雨になるなんていうことも良くあります。雨は少な過ぎても多過ぎても困るもの、この先豪雨災害などが無いことを祈ります。

さて、My模型ライフですが、Yak-7B の本塗装が一段落付いて切りが良いので「別世界」の方を弄りました。前回、約1ヶ月前に「ちょっと別世界」をUPした時と、2月に「ピンポン玉アート」をUPした時は、TOPページのカウンターがいつもよりかなり沢山回ったんです。これは飛行機模型をやっているモデラーさんの中にリアルフィギュアに興味の有る方が一定程度いらっしゃるということではないでしょうか。今日の日記はそんなフィギュア好きの皆さんのためにお送りさせていただきます。

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昨今ではリアルフィギュアが模型の1ジャンルとして固まりつつ有る様で、ネット上で多くの完成品を見ることができます。中には本物と見間違うほどの超絶作品も散見され、自分もあんな風に塗ってみたいなぁ・・と常々思っていました。思っているだけでは始まらないので、失敗覚悟でとにかく塗って見ます。1回目:失敗、2回目:また失敗、3回目:やっぱり失敗・・レジンの良いところは塗りが気に入らなければシンナーにトプンと漬けて洗い落し、また最初からやり直せるところです。そしてもう数えるのをやめた位のトライで、ようやく納得できる結果が出ました。人間の肌って難しいですね。日ごろ見慣れているだけに、少しでも変だと自然な肌に見えないんだと思います。今回は2月に塗った「ピンポン玉アート」を基礎として、さらに皮膚の透明感と血のぬくもりを追及して見ました。「ピンポン玉アート」の時もそうだったけれど、上画像の書籍はとても参考になります。素肌部分に比べればソックスや靴の塗装は実に簡単でした。やっぱり人間が作った物(ソックス・靴)と神様が造ったもの(人体)とでは全然違うんですね。


 2019年6月16日(日)
 Yak-7B 第5話 『本塗装』

 所属している模型サークルの展示会が終わって1週間経ち、ようやく生活のペースが通常に戻って来ました。気が付けばここ関東地方は6月7日に梅雨入りして今日で10日目。この10日の内、1日24時間全く雨が降らなかったのは2日だけで、さすがは梅雨時と言ったところです。あと日によって気温の上下が激しいですね。この時期は北の冷たい空気と南の暖かい空気が日本付近でせめぎ合っていて、どちらの勢力に入るかで気温がガラっと変わるから、日によって寒暖差があるのは自然なことです。しかしこれが食品スーパーの仕入れ担当者にとっては鬼門で、1年中で一番発注が難しいとのこと。中でもアイスクリームや飲料などは気温によって売れ足が大きく変わり、特に梅雨の晴れ間で急に暑くなった日は大化けします。先週も1回そんな日があって、冷凍室のアイスクリームの在庫がみるみる減り、品切れ寸前まで行ったのでハラハラしました。

さて、模型の話題に移りましょう。長らく展示会モードだった模型弄りも通常モードに戻り、久々に飛行機 : VALOM 1/72 Yak-7B の制作を再開しています。前回これを弄ったのは5月5日だからもう1ヶ月以上間(ま)が空いてしまったけれど、その間に大物の卓上水族館が完成したから良しとしましょう。5月5日の時点では切り良く組立てまで終わっていたので、今回は本格的な塗装からの再スタートとなります。

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まずはセオリー通り、全面にサフを吹きました。使用したのは缶スプレーのMr.SURFACER1200グレータイプです。サフの乾燥後、工作のアラなどが無いか目を凝らしてじっくりと観察したところ、幸いどこにもアラは無く、一発で下地が整いました。通常はアラが出てサフ掛けを数回繰り返すのですが、これはやはりキットの素性が良く、すき間や段差が少ないことから来る効果だと思います。 

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次に、筋彫りなどに沿ってあらかじめ影を付けておく「下地シャドー」をほどこします。このシャドー付けはエアブラシの細吹きで行なうのが一般的ですが、私のエアブラシの技能は未熟で満足なシャドー吹きができません。そこで今回は実験的に筆による太めの墨入れで代用してみました。結果は上写真右のごとくシャドー効果が物足りません。ここはやはりエアブラシの腕を上げなければ1ランク上には行けない様です。

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下面が塗り上がったところでマスキングし、上面の緑を吹き付けました。以前はマスキングの手間がイヤで上面は筆塗りしていたけれど、還暦を過ぎた今となっては大面積をムラ無く筆塗りすることが難しくなったので、素直にマスキングしてエアブラシで吹付けるやり方に変えました。

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上面の2色目もエアブラシです。以前なら2色目は確実に筆塗りしたでしょう。この作例はこの上にさらに冬季迷彩の白を塗るので、上写真の段階での筆ムラは隠蔽されます。従って上面筆塗りでも良かったんですが、今は気持ちがエアブラシに傾いています。これは遅ればせながら何とかエアブラシの腕を上げたいという気持ちの現れでしょう。次工程の冬季迷彩の白をエアブラシで行くか筆で行くか、今ちょっと悩んでいます。


 2019年6月11日(火)
 卓上水族館「海の生命」 最終話 『展示会』

 去る6月8・9日(土・日)の両日、所属している模型サークル「トライアングル」の展示会が開催され、盛況の内に無事終了致しました。必ずしも思わしくない天候の中、ご来場いただいたお客様、ゲストの皆さま、大変ありがとうございました。そして展示会実行委員始めサークル会員の皆さん、お疲れ様でした。この日記をUPしたのは展示会終了の2日後、6月11日です。展示会の嬉しい疲れと、翌日仕事だったせいもあって、日記の更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

今年の展示会のテーマは「いのち」でした。私はおよそ20年前からコツコツ集めた生物フィギュアとクジラの置物を、卓上水族館「海の生命」としてまとめて展示したところ、テーマコンペで1位をいただきました。望外の喜びです。ありがとうございます。

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上画像は展示会場で撮影した私の作品「海の命」の全景です。業者に発注して作ってもらったアクリル展示台のお陰で、水族館風の雰囲気を出すことができました。背面の立方体セルは90コマ有ります。数で勝負です。

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上写真3枚は前庭部に配置したビネット5点です。それぞれの生物が活動している様子が再現できたみたいで概ね好評でした。私にしては出来過ぎですね。サークルに入会して15年目ですが、コンペで初めて優勝することができました。もう60年以上生きているけれど、1等賞を取ったのは小学校の書初めコンクール以来、約50年ぶりです。

とても楽しく有意義な展示会だったのですが、ただ一つ、とても心残りなことがありました。それは私を訪ねて来場してくださった方がいたのに、たまたま私が会場を留守にしていたためにお会いできなかったことです。その方は2日目・6月9日の午後の早い時間においでになり、「赤い星さんはいらっしゃいますか?」と尋ねられたそうです。そしてかなり長い時間じっくりと会場をご覧になってからお帰りになられたとのこと。スラッと背が高いダンディーな方だったそうです。聞けば私が再び会場に戻る30分前までいらっしゃったとのこと、とても残念です。もしかしたらその方は遠方からはるばるおいでになった可能性もあります。大変申し訳なく、とりあえずこの場にて深くお詫び申し上げます。どこかで何かチャンスが有ればぜひお会いして直接お話しさせていただきたいです。



 2019年6月2日(日)
 卓上水族館「海の生命」 第5話 『一応完成』

 月が変って6月になりました。私の頚腕神経痛が始まってからかれこれ1ヶ月経ちます。今は一時期の激痛は収まってだいぶ楽になって来ました。心配してくださる方がいらっしゃるかも知れないので書いておきますが、近所の整形外科で紹介状を書いてもらって大きな病院へ行き、詳しい検査をし、原因が判明して適切な治療を受けていますので大丈夫です。まあ、加齢による慢性症状ですので、良くなったりまた痛くなったりを長いスパンで繰り返しながら、一生この神経痛と付き合って行くことになります。今は亡き実母が痛い痛いって言っていた辛さが今ようやく分かりました。もっといたわってあげれば良かったと今更ながら思って、久しぶりに仏壇を掃除してお線香を1本あげたら何だか少し痛みが和らいだ気がしました。

神経痛とは不思議なもので、気の持ち様によって痛みが変るんですね。例えば模型弄りに没頭していると痛みを忘れます。所属している模型サークルの展示会が来週に迫る中、いよいよ尻に火が付いて多少の痛みを押して制作を始めたところ、制作に夢中になっている間は痛くないことに気が付きました。多分痛みの信号は出ているのだけれど、脳がそれを感じないのでしょう。脳がそういう状態になることで日々のストレスも解消されるのではないでしょうか。好きなことをやることで心が癒され、また次の日を生きる活力が再生産されるならば、趣味は各個人にとって非常に有益な営みだと言えるでしょう。

前置きが長くなってしまいました。展示会に出す卓上水族館のメインとなるクジラの置物がようやく完成しましたので、どうぞご覧ください。

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このクジラの置物、前回UPしたのはもう3週間も前になります。その時はサフ掛けが終わってクジラの腹に白を吹き付けたところまででした。今回、途中経過の写真は上左の1枚だけで、他は全て完成後の写真です。途中の記録が荒くて申し訳有りません。実はこれ、腹の白と最後のトップコートを除き、全て筆塗りです。こういう自然ものを筆塗りしたのはほぼ初めてですが、塗り始めると気が乗って全体のバランスを見ながら一気に塗ってしまいました。写真上左はラッカーによる塗装が終わった状態です。さすがにここまで塗ると一段落したので写真を撮ることができました。子クジラは軍艦色、親クジラはジャーマングレー、土台の岩は濃淡の紫で塗った上から白をドライブラシしています。

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仕上げは試行錯誤の連続でした。まずクジラの親子はタミヤのウェザリングマスターで背と腹の境界をぼかし、同じくウェザリングマスターでヒレとあご下を中心に色を乗せました。土台の岩には薄く溶いたエナメルでウォッシングと墨入れおよびハイライトをほぼ同時進行で行っています。色は赤・黄・青・白・黒の5色をパレット上に出しておき、エナメルシンナーを含ませた細筆で適当に混色しながら塗りました。ある程度行き当たりばったりで塗り始め、全体の様子を見ながら塗り進めて、最後はもうこの位でいいやと思ったら止めるという何ともアナログな塗り方でしたが、今までそんな塗り方したことが無かったので良い勉強になりました。

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そんな訳で卓上水族館の生き物たちは何とか完成しました。残るはその生き物たちを入れる水槽:透明な集合展示台を作ります。材質はアクリルを使用。しかし、アクリルは硬くて私には加工はムリなので、図面を描いて業者に発注しました。図面は全部で6枚、上画像はその一部です。アクリルパーツはすでに手元に届いています。あとは組立てるだけだから私の設計ミスなどが無ければ展示会に間に合うでしょう。展示会詳細は先週の日記↓にUPしてありますので、ご興味のある方は是非お越しください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

 

 2019年5月26日(日)
 展示会 告知させていただきます

 今日は5月最後の日曜日ですね。そろそろ春が終わります。ここ南関東では先週は前半に雨が多く、特に火曜日は大雨で「そろそろ梅雨入りかな」などと思っていたら、水曜日以降は天気が回復しました。そうしたら気温がグングン上がり、昨日・土曜日に最高気温が30℃を突破。今日・日曜日も朝から容赦なく日差しが照り付けてまるで真夏の様です。まさか火曜日の大雨が1日だけの梅雨で、水曜日に梅雨明けしてもう夏になった・・なんていうことは無いですよね? 全く5月からこんなに暑いんじゃ今年の夏はどうなるんでしょう。つい先日までは爽やかな若葉の季節だったのに、そういう過ごし易い時期はあっと言う間に終わってしまいました。昨今の気候変動で冬は寒く、夏はより暑く長くなり、春と秋はどんどん短くなっている気がします。

さて、私が所属している模型サークル「トライアングル」は、来る6月8・9日(土・日)に展示会を開催致します。場所は藤沢市湘南台です。詳細は下記ポスターをご参照ください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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ところで、私の頚腕神経痛ですが、痛み始めてから3週間経ってもまだ毎日ジンジン痛みます。ただし多少体が慣れたのか痛みの程度はやわらいで、短時間なら模型を弄れる様になりました。今は生物模型(卓上水族館「海の生命」)に集中しています。これを展示会に間に合わせなければなりません。まだ時間があると油断していたら頚腕神経痛が出ちゃったのでちょっと慌てています。そんな訳で途中経過を記録している余裕が無くて画像がUPできず、申し訳ありません。来週中の完成を目指しますが、展示会が終わるまで神経痛が小康状態を保ってくれる様願うばかりです。


 2019年5月19日(日)
 ちょっと別世界

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。先週の土日は静岡ホビーショーでしたね。私はパートのシフトの関係で基本的に土日は出勤なので、残念ながら今年も不参加でした。モデラーズクラブ合同作品展に出展されたモデラーさんの中には、土日は静岡で過ごし、週明け月曜日から金曜日までは仕事で、昨日と今日やっとゆっくり休んでいる・・という方も多いのではないでしょうか。月初めは異例の10連休が有ったし、このところ生活のペースが乱れて体調を崩されている方もいらっしゃると思います。実は私も10日ほど前から左の肩と腕がジンジン痛いんです。近くの整形外科で診てもらったところ、年取ると良くある神経痛みたいです。そう言えば自分の親も良く肩と腕が痛いって言っていました。つまりこれは親譲りの持病で、この先ずっとこの神経痛と付き合って行くことになりそうです。年取るってこういうことなんだなぁ・・。

私のこの頚腕神経痛には波が有るのか、ここ数日は痛みが激しくてなかなかに辛いです。そんな訳で先週はほとんど模型が弄れず、飛行機も潜水艦も生物模型も日記にUPできるほどの進捗が有りませんでした。そこで今回は急遽「ちょっと別世界」と題してレジンフィギュアを紹介させていただきます。

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このレジンフィギュアはケーズモデリングさんの「1/12女子高生フィギュア・セーラー冬服」という製品で、販売はネット通販のみ。他に何点か製品が有りますが少量限定生産と見えてどれも売り切れで、私が気付いた時にはこのセーラー冬服のみ入手可能でした。ちなみに私がこれを手に入れたのは去年の秋です。品物が届きパーツをチェックしてすぐに、そのクオリティーの高さに驚きました。それでは上の写真をご覧ください。左がパーツ状態、右がそれを仮組みしたものです。

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仮組みは接着剤はもちろんセロテープも不使用で、パーツ同士の嵌め合いだけで上写真のごとく組めます。さらにこの状態で自立します。恐るべき精度と言うべきでしょう。そしてこのリアルさ。頭と胴、四肢のバランスにデフォルメが無く、実際の人体が再現されています。測って見ると7等身でスタイルが良過ぎる点は否めないけれど、実在する人類の範囲を超えていないので、一部のアニメ系フィギュアの様な違和感は有りません。

左写真はフィギュアの命とも言える顔のアップです。目の大きさ、鼻・口・顎の比率、首の太さと長さなどの要素が実際の人体を逸脱していません。写真では見えていませんが、下から仰ぎ見ると鼻の穴がきちんと開いています。そういうキットの素性の良さを活かした塗りができるかがこの先の勝負所でしょう。 

さて、このフィギュアを買ったきっかけですが、フィギュアの服が我が家の「怪人・わがままJK」(私の娘)の学校の制服にちょっと似ていたものですから、記念に作って見ようかと思って買いました。娘は今年高3なので、来春の卒業前までには完成させたいと思います。それではまた、飛行機や潜水艦の記事が間に合わなかった時などに不定期で、「ちょっと別世界」の続編をお送りしますね。


 2019年5月12日(日)
 卓上水族館「海の生命」 第4話 『個別フィギュアは完成』

 改元をまたぐゴールデンウィーク・怒涛の10連休が終わって1週間が過ぎ、連休後初の週末がやって来ました。長い休みが明けて現実に引き戻された人たちの中には、ぐったり疲れてこの土日は自宅でゆっくり休養という方も多いのではないでしょうか。お父さんたちはもちろんのこと、連休中、夫と子供たちがずっと家に居るためにいつもよりたくさんご飯を作らなければならなかったお母さんたちも相当お疲れのはずです。おりしも今日は母の日なので、各ご家庭で「お母さんを休ませてあげましょう」という気運が高まるのもうなずけます。こんな日の食品スーパーの売れ筋はズバリ、お寿司とケーキです。つまり、お母さんを食事の支度から解放すると同時にいつもよりちょっと豪華なものを食べてお父さんや子供たちも満足するという、Win-Winの見本みたいな状況が出現する訳。私がパートで働いている店の経験値では、母の日にはお寿司は通常の2倍、ケーキは1.5倍売れます。私は今日は出勤でしたが、私の勤務は午前中だけなので帰り際にチラッと売り場を覗いて見たところ、お寿司もケーキも飛ぶように売れていました。皆さまのご家庭では今日の母の日はどのようにお過ごしでしょうか。

さて、模型の話題に移ります。この1週間は生物模型を中心に弄っていました。これらは食玩のリメイク/リペイントを中心に一部ビネット的なものなど取り混ぜて、最終的にはそこそこ大きい集合展示(卓上水族館)に仕上げる計画です。今回は基礎となる食玩リメイクの個別フィギュアが完成し、メインのクジラの置物もじわっと進みました。

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まず食玩リメイクのクジラ/イルカ類、左から、シャチ,ザトウグジラ,イシイルカ です。全て白地に黒のパンダ模様ですが、クジラ/イルカ類はこの白黒迷彩がとても多いです。何か理由が有るに違いない。もしかしたら彼らは色の識別ができず、白黒の世界で生きているのかも知れません。そういう例は陸上生物にも有って、パンダや獏(バク)、シマウマやホルスタインなども白黒模様です。

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続いてカマイルカ。こいつは単純な白黒ではなくて、白・明/暗グレー・黒(縁取り)の4色構成です。なかなか込み入った模様なので筆で手塗りしました。5体目はクジラ/イルカ類から離れて軟体動物のアオウミウシです。こちらは赤・黄・青の三原色を基調とした派手ないでたちだけど、こんな目がどこに付いているか分からない奇妙な生き物に色の識別ができるのでしょうか?

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そしてクジラの置物。石膏の塑像にサフを吹いて乾燥後ペーパー掛け。それを何度も繰り返してようやく下地が整ったのが上写真・左です。この状態から色を乗せて行きます。手始めにクジラの腹側に白を吹き付けたところ、サフだけでは分からなかったアラが浮き出て来ました。まあ同じことはプラモデルの塗装でもよく有ることなので想定内です。慌てず、アラ部分にサーフェーサーを筆でタッチアップして乾燥を待ちます。(上写真・右)

 

 2019年5月5日(日)
 Yak-7B 第4話 『小物』

 皆さま、令和改元おめでとうございます。4月30日夜から5月1日未明にかけては各地でカウントダウンイベントなどあった様で、大晦日から正月並み、いやそれ以上の盛り上がりでした。改元は滅多にあることではないし、ゴールデンウィーク10連休の真っ只中だったのも祝賀ムードが高まった一因でしょう。私は令和初日の5月1日はきっちり働いておりました。(初めてこの日記をご覧になる方がいらっしゃるかも知れないので書きますと、私の仕事は近所の食品スーパーの早朝荷捌きと品出しです。)例年5月1日は連休の谷間でお客さんの出足はそれほど多くなく いつもの平日と変わらないのですが、今年の5月1日は特別で、大勢のお客さんで大混雑しました。うれしい悲鳴です。店に並んだ商品は中身はいつもと同じだけれど、パッケージに「祝・令和」と書かれていたり、中には 改元記念福袋 なんて言うのも有ってにぎやかでした。私も仕事が終わってから 改元記念仕様 の和菓子詰め合わせを買って帰宅し、古女房と二人でお茶をすすりながら新しい令和の世の始まりをお祝いしました。

さて、令和最初の模型制作は自分のメインフィールドの飛行機でスタートします。アイテムは VALOM 1/72 Yak-7B、前回士の字に到達したので今回は小物を仕上げます。

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まずはパーツを良く見て金属に置き換えるものを決めます。今回は主脚の引込支柱とピトー管を真鍮線に換えました。引込支柱は松葉杖の様な形ですがキットのパーツはオーバースケールで脚庫に入り切りません。実機写真も見ながら考えた結果、この部分は1/72では目立たないと割り切って、直線の棒状に単純化しました。
 
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上写真はその他の小物を塗り上げて並べた集合写真です。脚周りが主でそれにプロペラとアンテナ類というオーソドックスな構成。しかし何故かプロペラ中央部と主脚のタイヤがレジン製でした。サブタイプ間で異なるパーツをレジンにするのは理解できるけど、プロペラ中央部とタイヤは共通だろうから、どうしてこれらがレジン製なのか分かりません。タイヤのディティールはそれなりに細かいですが、この程度ならプラ成形でもできるレベルです。
 

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小物の最後は翼下に付くロケット弾です。左右各3発、合計6発。戦闘機にロケット弾を装備するのはソ連大戦機では割とポピュラーだけれど、大戦中のソ連空軍は地上軍の近接支援任務が多かったということなんでしょう。キットにはレジンのロケット弾6発と発射レール6基が入っています。しかし、私が入手した個体ではロケット弾2発と発射レール1基が欠品していました。オークションでその旨明示して安売りしていたものを承知で買ったので、初めから「無いものは自作」と覚悟を決めていたから精神的な苦痛もなく自作できました。まあこの程度のパーツなら自作可能です。


 2019年4月28日(日)
 卓上水族館「海の生命」 第3話 『ビネット的なものたち』

 さあゴ-ルデンウィ-ク(GW)が始まりました。今年のGWは10連休!昨日4/27(土)から来週5/6(月)までずぅ〜っと休みなんですよね。それと言うのも 5/1(水)が皇太子殿下新天皇即位・改元の日で今年限りの祝日となったため実現したもの。平成から令和に変る前後10日が休みというのは、去り行く平成に感謝しつつ、新たな令和の始まりを祝う意味があり、私個人の考えでは大変良いことだと思います。しかし一方では一部の生活インフラが10日間も止まって困ることも有るみたいですね。例えば病院がずっと閉まっていると休日診療所がパンクしそうだし、ゴミの収集はどうなるんだろう?・・などなど。でも中には休日でも止まらないものが有ります。例えば電車、これ止まっちゃったら動けませんからね。あと小売業、デパ-トやショッピングモ-ルなどは休日こそ稼ぎ時です。私がパ-トで働いている食品ス-パ-も年中無休なので私にはGWは有りません。いやむしろ普段より出勤日が多めです。これはまだお子さんが小さくて家族でどこかへ出かけたり、連休を利用して帰省するパ-トさんが多いので、私の様にどこへも行かない人間が穴埋めするんです。そんな訳でサラリ-マンだったころはGWに集中して模型弄ったりしたけれど、セカンドライフの今はGWでも普段通りのペ-スで模型を弄っています。

さて、今回の模型記事は生物です。本来の順番なら潜水艦なんですが、所属している模型サ-クルの展示会が 6/8(土),9(日)に決まったので正味残り1ヶ月となり、出品予定の生物模型を優先することにしました。今日は過去作のビネットのリメイクと新たに着手したクジラの置物をご紹介します。

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上4点、ビネットです。これらはもう10年以上前に作ったもので、長らく押入れの奥で埃を被っていましたが、今回引っ張り出してリメイクしました。まず綺麗に掃除して埃や汚れを取った後、細かい破損個所を修復、さらに10年前には手を入れてなかった継ぎ目の修正なども追加しています。

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そしてこれが卓上水族館展示の目玉となるクジラの置物。これも10年以上前、とある手芸素材店で見付けて買って来ました。石膏でできた塑像の状態で売られていて、塗装説明図が付いており、自分で彩色する立体塗り絵です。上写真は石膏用のプライマ-サ-フェイサ-を全体に塗って一通りペ-パ-掛けした状態。バリやパ-ティングラインは大体消えたけれど、細かい気泡跡が無数にあるのでそれらを埋めて下地を作って行きます。


 2019年4月21日(日)
 おすすめ戦争映画

 いやあ先週はパートのシフトが立て込みまして模型を弄っている暇がありませんでした。4月という月はやはり人の出入りが多い様で、私が働いている店でも正社員さんが入れ替わったり、ベテランのパートさんが退職したりして人員のやりくりが混乱しています。そんな中、やっと2年目に入った私でも少しは役に立つのか、チーフに拝み倒されて初の5連勤となりました。5連勤とは5日連続で働くという意味で、一般のサラリーマンならごく普通の働き方です。しかし、還暦を過ぎた私が早朝からの肉体労働を何日も連勤するのはきつく、今までは長くても3連勤でした。今回も3日目までは順調でしたが、4日目・5日目は疲れが溜まって帰宅後即昼寝、夕方目覚めて夕飯を食べるとまた眠くなって翌朝まで爆睡でした。でも肉体労働の疲れはサラリーマン時代に味わった精神的ストレスと違って、寝れば直るのが良いところです。今回も5連勤が明けて一晩ぐっすり寝たらスッキリしました。体重は1Kg減り、足腰の筋肉も強化されたみたいで快調です。

まあそんな訳で今回の日記には模型制作記事はありません。その代わりという訳ではないけれど、今日は私のおすすめの戦争映画をご紹介したいと思います。タイトルは「北極圏対独海戦1944」。1983年に公開されたソ連映画です。

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この映画、日本では劇場での上映はありませんでしたが、後にDVDが発売されました。上画像2枚、DVDパッケージの表と裏です。私はこの映画の存在を知った時、2つの意味で期待しました。1つはソ連映画であること。この映画が公開された1983年はまだソ連が健在で、ソ連国内では社会主義こそが人類に幸福をもたらすと信じられていました。そんな中で作られた映画が観る者にどんなメッセージを伝えてくるのか?という期待。2つ目は飛行機ものの戦争映画ということで機体映像の資料的な価値に対する期待です。それでは映画の感想をご紹介しますが、以下は私の個人的な感想であることをご承知おき下さい。この映画は史実に基づき、1944年当時の北極圏におけるドイツ海軍とソ連のIl-4飛行隊の戦いを描いたものです。突出した主人公や特段のストーリーは無く、淡々と戦闘を描写して行く手法は2017年に公開された映画「ダンケルク」に似ています。意外なことに自国の政治体制を称賛したり、ナチスドイツの残虐性を過度に煽る様な演出は有りません。ほとんどドキュメンタリーの様に兵士の日常を追い、壮絶な戦闘を描写して行きます。アメリカ映画の様なエンターテイメント性を期待してこの映画を観た人は「いったい何が面白かったの?」となるかも知れません。しかし、観終わった後、私の心には確実に「何か」が残りました。何が残るかは観る人によって様々でしょう。あなたの心には何が残るのか、それは観てのお楽しみです。

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さて、この映画に出て来る機体映像の資料的価値ですが、こちらは客観的に大いに高いと評価できます。それもそのはず、劇中に登場するIl-4Tの一部映像とMBR-2bisは実機です。特にIl-4Tはこの映画の実質的な主人公とも言える存在で、機体外周だけでなく、内部も詳細に出て来ます。もちろん機体内部は撮影用のセットなんでしょうが、当時残存していた実機を取材して作られたと見られ、資料価値は高いものがあります。さらに映画のエンディングでは飛行中のYak-9の動画が短時間ですが流れます。これもWW2ソ連機マニアには必見ものです

また、模型の世界では本家ロシアのZVEZDAが1/72のIl-4Tを出していますが、これはこの映画の影響によるところが大きいでしょう。私もいつかはIl-4Tを作りたいと思ってキットと資料本を購入済です。Il-4は機体規模・形状とも日本の一式陸攻に似ています。被弾するとすぐ火が付くところもそっくり。映画の中でも派手に燃えてます。よろしかったらぜひ一度、この映画をご覧ください。



 2019年4月14日(日)
 Yak-7B 第3話 『士の字』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。いきなりですが今年の春はなかなか寒さが抜けないと思いませんか? 私が住んでいる南関東では3月21日に桜が開花してからもう4週目だと言うのにまだ花が残っています。もちろん満開はとうに過ぎて葉が出ているけれど、まだぎりぎり花見ができるほど花が残ってる木も少数有ります。これは開花後に寒さが戻る、いわゆる花冷えの影響ですね。特に先週中ごろは全国的に冷え込み、この時期にしては何十年ぶりかで積雪を観測した地域も多かったとか。昨日から今日にかけてはようやく暖かくなって来ましたが、この先再び寒くなることが無い様に願っています。一度暖かくなってからまた寒くなると風邪ひきますから。

さて、模型制作ですが3週間ぶりに飛行機の順番が回って来ました。この Yak-7B は今回でやっと第3話だけれど、3週に1回の制作なので着工してからもう1.5ヶ月が経過。何とも緩慢なペースで申し訳ありませんが、今回どうにか士の字に漕ぎ着けました。

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まず上写真・左は士の字前の記念撮影です。この時点で胴体の筋彫りをなぞって増し彫りしておきました。続いて右側が十の字の状態。主翼と胴体の継ぎ目はそこそこの段差ができたので瞬着と溶きパテで埋めました。写真で白っぽく写っているのが修正後に残ったパテです。この部分の合いはこの時期のロシア/東欧系キットとしては標準的だと思います。まあポリエステルパテなどの固形パテを使わなくてもなんとかなるレベルです。

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下面には機首とコクピット下に冷却器の出っ張りが付きます。これらは別パーツなので本体との間にできる微妙なすき間を埋めなければなりませんが、その分ディティールはしっかりしています。特に機首下の冷却器は胴体と一体成型になっているキットが多いけれど、それだと前後にズレたり、抜きの関係でシャープエッヂが出難かったりするので、このキットの様に別パーツになっている方が私は好きです。

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続いてキャノピーを接着しました。このキットのコクピットはレジンやエッチングも使う豪華仕様なので、キャノピーを開状態に改造することも考えましたが、失敗したら替えが無いのでやめておきました。こう言う場合、自分でキャノピーを絞れれば制作の幅が広がるんでしょうね。

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最後に水平尾翼を取付けてめでたく士の字到達です。上写真で分かる様に水平尾翼付け根にかなりパテ盛りしてありますが、ここは胴体側の基部との間で厚み方向に大きな段差ができました。あまりにも明瞭な段差だったので、「もしかして実機にも段差があるのか?」と思って調べたところ、実機は段差なくスムーズに繋がっていたので本腰を入れてきっちり修正しました。今回の士の字到達で大きな工作は終了しましたが、ここまで作ってみてこの水平尾翼付け根の段差が本キット最大の難点かと思います。


 2019年4月7日(日)
 卓上水族館「海の生命」 第2話 『順次制作中』

 月が変って4月になりました。去る4月1日には新元号「令和」が発表されましたね。令和には「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という意味が込められているとのこと。来る5月1日からはその令和元年が始まります。平成の世は今日を含め24日間を残すのみ。私が生まれたのは太平洋戦争が終わって干支が1週した昭和32年で、平成になった時はすでに30才を過ぎていました。さらにそれから30年が経過。いやはや、昭和は遠くなりにけり・・です。私が未成年だったころは明治生まれと言えば高齢者を意味しました。令和の世では 昭和生まれ=高齢者 と言う認識が一般化するのでしょうね。私もあと数年で公的年金がもらえるからもう高齢者の仲間入りですが、まだまだ作りたい模型はいっぱいあるのでこれはサッサと手を動かさなければなりません。

そんな訳で模型の話題に入りましょう。飛行機→潜水艦→生物 の順で回している模型制作、今回は生物模型の順番となりました。

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所属している模型サークルの展示会に向けて卓上水族館を作るべく、かなりの数の海洋生物フィギュアをリメイク&リペイントしています。そんな中、今回は上の3体が完成しました。左から、メガマウス、ジュゴン、ツノシマクジラ です。生物模型は生きている様に見えることが肝要なので特に塗装が難しいです。上3体、試行錯誤しながら何とか塗り上げました。生物模型を専門にやっている方から見ればまだまだ稚拙だと思いますが、私なりにベストを尽くした結果ですのでどうか大目に見てやってください。

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ここからは制作途中のものをいくつかご紹介します。上3体、左から シャチ、ザトウクジラ、イシイルカ です。この3体は皆、黒地に白の牛模様なのでまず全体に白を吹き、白を残す部分にマスキングゾルを塗りました。私は普段、飛行機や潜水艦の模型を作る時はマスキングゾルはほとんど使わないのだけれど、上の3体はマスキングゾルがピッタリ嵌まりました。次回、全体に黒を吹いてからマスキングを剥がします。どんな出来になるか楽しみです。
 

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続いてカマイルカ(左)とアオウミウシ(右)を載せておきます。カマイルカは色の境界がはっきりした複雑な縞模様なので筆塗り。アオウミウシはそれとは正反対のフリーハンドエアブラシで塗装中です。他にも多くの魚や亀やタコなどをリメイク中ですが、塗装方法はおおむね上に書いたどれかの方法に近似のため、ここへの記載は省略させていただきます。


 2019年3月31日(日)
 ウィスキーロングビン級 第2話 『組立て終了』

 今日は3月最後の日曜日にして3月最終日、私が住んでいる地域では桜が開花してから10日目を迎えます。しかし一昨日・昨日と気温が平年より大幅に低い いわゆる「花冷え」となり、桜の進みがゆっくりでやっと8分咲きほど。天気予報によると今日は気温が上がるけれど明日からまた寒くなるとのことで、これはひょっとすると桜の花の長寿記録が出るかも知れません。話は変わりますが、長寿と言えば私も還暦を過ぎてから1年3ヶ月が過ぎ、自分の健康に気を遣う様になりました。おかげさまで近頃は体の調子が良いです。実は3週間ほど前に健康診断を受けていて先日その結果が届いたのですが、それが近年になく良かったんです。前回の健康診断は1年前の同時期に受けた「入社時健康診断」でした。その時はまだ今の仕事を始める前で、色んな数値が悪かったんです。それが今回は体重が4Kg減り、血圧・血糖・体脂肪などの値が正常あるいは準正常範囲に入りました。やはり体を動かす今の仕事(食品スーパーの荷捌き)は健康に良い様です。仕事は1回5時間、うっすらと汗をかく程度の肉体労働を週3〜4回なんですが、これと同程度の内容でスポーツジムに通ったら相当お金が掛かるのではないでしょうか。その点今の仕事は健康に良い上、お金がもらえるのでとってもお得です。

さて、輪番制で回している模型制作記、今週は潜水艦です。アイテムはピットロードのレジンキットで、1/350ウィスキーロングビン級。フルレジンキットには初挑戦中なのですが、第2話にしてもう組立てが終わりました。一般に潜水艦模型はパーツ数が少なくて組立てが簡単だけど、このキットは特に少ない8パーツ(潜望鏡類除く)です。従って第2回で組立てが終わっても特段ハイペースとは言えないですね。

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このキットは艦橋が船体と一体成型されているので、レジンパーツ同士を接着する組立ては艦尾の水平安定板くらいです。さすがにレジンキットだけあって位置決めガイドなどは有りません。こういう取付けを瞬着一発勝負でこなすのはムリなので今までレジンキットを敬遠していたのですが、ゆっくり固まるゼリー状瞬間接着剤の登場によって私でもレジンキットを組める様になりました。接着後、パーツと船体間に通常の瞬間接着剤(液状)を流し込んですき間を埋め、さらに溶きパテで微調整してペーパー掛けしたところ、普通のプラモデルと同じ様に継ぎ目を消すことができました。

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次に潜望鏡類に掛かります。キットには直径(Φ)1.0,0.6,0.3mmの真鍮線が入っていて、これらを指定された長さにカットして取付ける様に指示されています。しかし、ただ真鍮線を切っただけでは実感に欠けるので、途中で太さを変えたり先端を一回り太くしたりしてそれらしく演出しました。またΦ0.3は細すぎるのでΦ0.5やΦ0.8に置き換ています。取付け位置は船体側に目印となる凹などは一切ないので、自力で穴を開けなければなりません。作例では取説に印刷されていた通りの位置に穴を開けましたが、実際にパーツを差し込んで見ると、もう少し間隔を広げた方が良かった様です。

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最後にここまでの全体像をUPしておきます。艦首の昇降舵も着いてこれで組立ては終了。この昇降舵と潜望鏡類は着脱可能なので塗装時は外します。次回から塗装に入るけれどまずはサフからですね。レジンにも使えるプライマーサーフェイサーの缶スプレーを買って来て、上写真の段階ですでに艦尾に試し吹きしてあるんですが、密着も良くまずまず行けそうです。


 2019年3月24日(日)
 Yak-7B 第2話 『胴体と主翼の組立て』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。春彼岸が過ぎ、ここ南関東では3日前の3/21に桜の開花が宣言されました。春本番ですがここ数日は寒暖の差が激しく、一昨日までは最高気温が20℃を超えて5月並み、かと思えば昨日の最高気温は9℃、今朝の最低気温は2℃と一気に冬に逆戻りです。これがいわゆる寒の戻りと言うやつで、春特有の気象現象ですね。一度暖かくなってから寒い日があると体に応えますが、週間予報を見るとこの先多少の寒暖はあるものの、順調に暖かくなる様です。

さてそれでは模型の話に移りましょう。ここ最近の制作パターンは週替わりで、飛行機→潜水艦→生物模型 の順で回しています。今回はそのパターンの2順目の始まりで、飛行機:Yak-7B の第2話です。3週間前の第1話では胴体に収まるパーツを作りました。今回は胴体を閉め、さらに主翼の工作まで進めます。

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まずはコクピット内部を右舷胴体に接着しました。位置決めガイドは無く、どうにでも着いてしまうので十分な仮組みが必要ですが、正しい位置に着くとほぼピッタリ胴体内に収まるのでキットの素性は良いのでしょう。接着が十分乾いたら左右胴体の接合線を消します。機首上面はサブタイプの違いに対応した別パーツになっていて、このパーツと胴体の合いが悪いと大変ですがピッタリ合ったので助かりました。

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続いて主翼です。一体の下面に左右別々の上面を貼るごく一般的な構成。上下のパーツは外周はピッタリ合いますが、厚み方向の合いが悪くてそのままでは翼端や後縁が厚く、すき間もできます。合わない原因は上写真左に斜線で示したパーツ内側の外周が厚いためです。そこで内側外周を丹念に削り込み、満足できる状態になってからガッチリ接着しました。 

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このキットの主翼にはもう一つ問題があります。それは脚庫。普通に組むと上写真左になりますが、これだと脚庫底面が不連続な上、翼下面と脚庫底面の間に壁がないので翼内部が筒抜けです。そこで底面はプラ板を貼り、翼下面とのすき間はパテ埋めして壁を作りました。この作業には結構手こずって、先週の作業時間の約半分はこの脚庫の修正に費やしました。 

個人的な見解ですが、この脚庫はこのキット最大の欠点だと思います。完成後にあまり見えなくなるコクピットはレジンやエッチングパーツまで使って精巧さを追求しているのに、完成後も丸見えの脚庫に無神経なのはバランスを欠いていると言わざるを得ません。しかし、こういう不完全な部分があると個々のモデラーごとに処理の仕方が変わるので、逆に作り手の個性を発揮できる場として肯定的に捉えることも可能です。他のモデラーさんが作ったこのキットに出会ったら、私は是非脚庫を見せてもらいたいです。


 2019年3月17日(日)
 卓上水族館「海の生命」 第1話 『プロジェクト始動』

 今日から3月も第4週に入ります。テレビの天気予報を見ていると「今週は季節の歯車がググっと動いて春本番の暖かさとなり、後半は桜の開花ラッシュになるでしょう」とのこと。そう言えば次の木曜日3/21は春分の日ですね。もうこの日記で何度も書いているけれど、「暑さ寒さも彼岸まで」とは本当に良く言ったものだと思います。早朝から働く身にとって暖かくなるのはもちろん有り難いことですが、それ以上に日の出が早まるのがうれしいですね。暗い中での荷下ろし作業は危険だし、何よりも明るいとテンションが上がります。良く昼型人間/夜型人間なんて言いますが、私ははっきりと昼型みたいです。昔若かったころもあまり徹夜はしなかったし、夜中のトイレは今でも怖いから・・。

さて、模型の方ですが、先週1週間は生物模型を弄っていました。これは所属している模型サークルの次回展示会用です。展示会のテーマが「命」なので、魚など海洋生物の模型を使って、卓上水族館「海の生命」なんて言う展示をやって見ようと思います。

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素材は一昔前に流行ったお菓子のおまけ(いわゆる食玩)やガチャガチャなどで売られていた生物フィギュアたち。これらをリメイク&リペイントしてグレードアップします。上写真はその一例で、フルタ製菓チョコエッグ第4弾からメガマウス(深海鮫の1種)です。左端が初期状態。チョコエッグは卵型のチョコレートを食べると中からカプセルが出て来て、そのカプセルの中に組立て式の生物フィギュアが1体入っているという代物でした。フィギュアは塗装済なんですが組立て式のため、そのまま組んだだけではすき間が目立ちます(上写真中央)。そこで一般のプラモデルと同様にすき間をパテ埋めし、サフで下地を再構築して塗装をやり直します。

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今日の時点ではまだメガマウスは塗り上がっていません。代わりにイシダイが先行して完成したのでイシダイの Before / After をご覧ください。上写真中央が普通に組んだ状態です。上手く実物の形を捉えていますがパーツの分割ラインがクッキリ見える上、塗りも人工的でイマイチな感じが否めません。これに手を入れて分割ラインを消し、さらに図鑑を見ながら塗り直すと右端になります。

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そんなリメイク&リペイントをその他沢山のフィギュアでやって行きます。上写真2枚はその一部なんだけれど、思った以上に手が掛かってるなぁ・・。すき間埋めと下地作りは基本的に飛行機プラモデルと変わりませんが、やはり数を揃えようとするとそれなりの作業量になるのは当然ですよね。

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あと過去作で、生物フィギュアを使ったビネット(小規模なジオラマ)がいくつか手元に有るのでそれらも展示に加えて上手く卓上水族館を演出できないか模索しています。所属している模型サークルの展示会は6月の予定だからまだあと3ヶ月ほど先だけれど、うかうかしているとあっという間に時間が過ぎるので緊張感を持って取り組むつもりです。


 2019年3月10日(日)
 ウィスキーロングビン級 第1話 『レジンキット初挑戦』

 1週間のご無沙汰でした、皆さまいかがお過ごしでしょうか。気が付けばもう3月も中旬にさしかかりました。あと10日もすればあちこちで桜の便りが聞かれることでしょう。ちょっと気が早いですが4月からは新年度が始まります。私もサラリーマンは卒業したけれど長年の習慣からか、やはりこの時期は新しい節目を感じます。そう言えば私が今のパートを始めたのは去年の3月6日だったので丸1年が経ち、2年目に突入しました。さすがに通常業務には慣れたけれど、たまにしか発生しない稀な状況に遭遇するとマゴマゴします。そういう時に限って近くに先輩店員がいないんです。パート2年目の目標は「全ての状況に対応できる経験作り」で行きたいと思います。

さて、模型弄りの方ですが、こっちも何か新しい事を始めたくてレジンの潜水艦に手を出しました。ピットロードのコンバットサブシリーズから、1/350 SSG665 ウィスキーロングビン級です。まあ先週 Yak-7B に手を付けたばかりなんですが、ちょっと今、色々な模型を作りたい気分になっていまして、当分は飛行機と潜水艦、それに生物模型の3本立てを週替わりで回す予定です。

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レジンキットを作るのはこれが初めてです。今までプラキットの補助として付いている小規模なレジンパーツを使ったことは有りますが、本体まで全部レジンのキットは初めて。そこで手持ちのレジンキットの中で一番パーツ数の少ないものを探した結果これになりました。展示台と金属製の潜望鏡類を除くとパーツ数はわずか8個です。レジンキットでまず始めにやることは離型剤落しだということは知っていたので、ファインモールドのご機嫌クリーナーを吹きかけ、歯ブラシでゴシゴシこすりました。続いてゆでました。ゆでる理由はいくつか言われているけれど、私は「樹脂の中に封じ込められているガスを抜く」説を支持します。ゆでている最中に観察しているとパーツ表面から気泡が沸き出し、辺りに樹脂っぽい匂いが漂うからガスが抜けているのは本当だと思います。

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ゆで上がったパーツをしばらく眺めた後、まずはレジンの工作性や表面処理の感覚を掴もうと思って展示台から始めました。上写真左端が初期状態で、ゲートの切断痕が荒々しいのと、あと写真では分かりませんが平らな面にも微小な凹凸が有ります。そこで全体に薄くポリエステルパテを塗り付け、乾燥後にペーパー掛けして平準化しました。どうやらレジンとポリエステルパテの密着性は良好の様です。

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展示台でいくらかレジンの扱い方が飲み込めたので船体に手を付けます。このキットの船体はムクの一体ものなので組立ては有りません。ただし左右割りの型のパーティングラインがくっきり入っていて一部には段差も有ります。そこで見え易い様にグレーの塗料でパーティングラインをなぞってからパテ代わりの瞬間接着剤を乗せ、乾燥後削りました。この段階では一応パーティングラインは消えた様に見えますが、後でサフを吹いて見て消えてなかったらまた削ります。

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その他小さな舵の類とスクリューがレジンのフィルムに埋まる様に成形されているので取り出し、周囲のバリを取り除きます。これでこのキットのレジンパーツは全て手が付きました。次回、これらの小物類を船体に取付ければもう組立ては終わります。今まで長い間、レジンキットは手ごわいと思って手を出さずにいましたが、やってみるとさほど難しくないかも知れません。少なくともこのキットは・・。

追伸:「赤い海」に
MIKRO MIR 1/350 SS641 フォックストロット級 をUPしました。
よろしかったらぜひご覧下さい。


 2019年3月3日(日)
 Yak-7B 第1話 『着工:新たなる旅立ち』

 月が変って3月になりました。3月最初の日曜日の今日は折りしも3月3日のひな祭りです。娘さんがいらっしゃるおうちでは雛人形を飾り、ちらし寿司やひなあられ・甘酒などを用意して今夜はホームパーティー・・なんていうご家庭も多いかも知れません。我が家にも娘が一人おりまして、幼少のころにはおじいちゃんおばあちゃんにも参加してもらってささやかながら精一杯のひな祭りをやったものです。それから幾星霜、娘の背丈は母親を超え、次の誕生日が過ぎれば選挙にも行く様な歳になりました。もうとっくにひな祭りはやらなくなり、ここ数年は雛人形すら出していません。昔から「ひな祭りの後、雛人形をいつまでも出していると娘の嫁入りが遅れる」と言われていますが、そもそも雛人形を出さないとどうなるのでしょうか。何だか少し心配になって来ました。

まあそれはさておいて模型の話題に移りましょう。ピンポン玉アートの仕上がりが自分でそこそこ納得できたので大分気持ちが落ち着きました。それで先週 Valom 1/72 Yak-7B の制作を開始、通常制作モードに復帰です。まずは胴体を閉める事を目指して、胴体内に収まるパーツを弄って行きます。

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このキットでは別パーツになった排気管を胴体内側から取付ける仕様になっています。折角なので排気口に0.5mmドリルで凹みを付けました。やり始めてすぐ気付きましたが、このキットのプラ質はとても硬いです。そのため排気口の穴開けは上手く出来たけれど、ゲート処理やバリ取りは慣れるまで少しギクシャクします。

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続いてコクピット内壁のディティール。ここはレジンパーツが用意されています。実はレジンにはあまり馴染みが無いので上手く出来るか心配でした。しかし今では「ゆっくり固まるゼリー状瞬間接着剤」なんていう便利なものが売られているので、そういう工作資材の力を借りて作って行きます。

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計器板は透明フィルムをプラパーツとエッチングで挟む豪華仕様です。私はこの仕様の計器板を組むのは初めてだったので、どんな風に出来るかワクワクでしたが結果はまあ普通な感じになりました。慣れたモデラーさんならもっと実感が出るのでしょうが、これは私の力量不足ですね。まだまだ経験が足りません。一方、床板・シート・操縦桿は通常のプラパーツで、こちらは慣れているので問題なく塗り上がりました。

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床板にシートと操縦桿を取付けます。1/72なので私としては「もうこれで良くね?」とも思いますが、このキットにはエッチングでフットペダルとシートベルトが付いています。キットに付いているモノを使わないのは忍びないので、自分の視力の限界と戦いながら何とか付けました。やっぱりシートベルトがあると見栄えがしますね。

以上で胴体に収まるパーツは一応終了です。使ったパーツを数えるとフィルムやエッチングを含め全部で18個でした。胴体を閉める前でこの数は1/72大戦機にしては多いですね。でも箱の中にはプラパーツもレジンもエッチングもまだ沢山残っています。Valomのこのキット、1/72の小型機だと思って甘く見ているとひどい目に合いそうです。


 2019年2月24日(日)
 大脱線・ピンポン玉アート

 今日は2月最後の日曜日です。次の金曜日からは3月だからもう冬も終わります。ここ南関東ではこのところ寒さが緩んで、朝、車のフロントガラスが凍らなくなりました。昨日土曜日の天気予報は当初雨マークが付いていたけれど、良い方に外れて晴天となり、日中はポカポカ陽気でまさに早春という感じでした。春の花々が咲き始めるのはもう少し先ですが、一足先に杉の花粉が飛んでいて、道行く人々の多くがマスクを掛けています。冬の間はインフルエンザ、春先は花粉とマスクの需要が多い時期ですね。私が働いているスーパーでもマスクの品切れに注意との指示が飛んでいました。

さて、模型制作の方ですがちょっととんでもない方向に脱線しました。手を出したのはピンポン玉に人の顔を描くという、自称「ピンポン玉アート」です。まあ長い模型人生、メインはソ連の飛行機とたまに潜水艦というスタンスに変りはありませんが、もう少し幅を拡げたいので人類を含む生物模型をごくまれに作ることがあります。

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人類の模型って要するにフィギュアのことだけれど、フィギュアを作ったことによって飛行機模型がより良く出来た経験があります。上画像左端は以前ちょっと作って失敗した女子高生フィギュアで、後ろを向いているのはとても顔をお見せできない拙い出来だから。しかしこれを作ったおかげでデカール貼りを失敗して長年放置していたLa-5のドラゴンマウスがスラスラ描けてしまったのです(画像中央)。で、画像右端は先月完成したLaGG-3で、ハートにライオンのマークのデカールが破れてしまって手描きしたものです。これが予想以上に上手く描けたので、ライオンの顔が描けたなら人間の顔も描けるのでは?と思ったのが今回の脱線の始まりでした。

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でも、全く自己流でやるとまた前回の女子高生フィギュアの様に失敗すると思い、ネットで調べて上画像の本2冊を買って読みました。一通り読み終えて、「よし、練習だ!」と思い立ち、ピンポン玉に女性の顔を描いて見ることにしたんです。それではちょっと恥ずかしいけれど、塗り上がったピンポン玉アート3作をご覧ください。

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左から順に長女、次女、三女です。これは出来上がった順です。本は読んだものの、塗りを実践したのは初めてだったので試行錯誤の連続でした。何度も失敗してはやり直し、長女で学んだことを次女に活かし、さらに三女で改良しています。でも必ずしも三女が一番出来が良いとは限らないんですよね。スケールは次女が1/6、三女が1/5位、長女はその中間です。これで1/6位までならこの習作程度の人の顔は描ける様になりました。この勢いで1/6リアルフィギュアなど作って見ようかと思うけれど、腕や足の塗装の練習もしなきゃいけないのでまだまだ先は長いです。
 
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 2019年2月17日(日)
 次回作・方向定まらず

 先週の始めはここ南関東でも雪がちらつきました。とても寒くて路面が凍結し、車のスリップ事故が多発してテレビで話題になるなど、気温も先週がこの冬の底だったのではないでしょうか。この週末に入ってからようやく少し暖かくなって来て、日中太陽光が射しこむ部屋や車の中はけっこう気温が上がって春の気配を感じます。あと、早朝から働いていると正月ごろは朝7時近くにならないと明るくならなかったのに、今では6時過ぎごろには東の空が白んで来ます。気温的にはまだ冬だけれど、太陽の運行はもう春なんですね。そう言えばとうに立春も過ぎました。

さて、my模型ライフの方は、先月末に今年の第1作:LaGG-3が完成して幸先の良いスタートを切ったものの、その後は次回作が決まらないままいたずらに3週間が過ぎてしまいました。気が乗らないのではなく、逆に作りたいものが多過ぎて1つに絞れないんです。今日の日記では次回作候補をリストして自分の気持ちを整理して見ます。

(1) LaGG-3
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(2) Yak-7B
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(3) I-211
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(4) Yak-1000
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上画像は年初に構想していた制作リストです。LaGG-3は完成しました。このリストに従えば次はYak-7Bで、これが完成すれば一応WW2のソ連単発レシプロ戦闘機は制覇となります。自分がメインフィールドにしている冷戦期のジェットに行く前にレシプロ制覇というのは大きいモチベーションだから上画像の中ではYak-7Bが第1候補です。

(5) Soyuz
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(6) E-2A
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(7) MiG-21F
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(8) 生物模型
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次に、上の画像(5)から(8)はLaGG-3完成後に私の心に割り込んで来たアイテムです。(5)Soyuzは私にとって異次元のキットなので興味津々。(6)E-2Aと(7)MiG-21Fは最近買いました。E-50やE-5も出るので「MiG-21への道」なんて言う連作もして見たい(E-2A, E-50, E-5はMiG-21開発期の試作機)。そして(8)は所属している模型サークルの展示会に向けた生物模型です。昔集めた食玩やガチャポンをリメイク&リペイントするつもりなんですが、試しに「アオウミウシ」って言うやつを少し弄ったところ、結構良い手応えが返って来ました。

結局何を作るのか?(2)から(8)で期日があるのは(8)だけで、しかもサークルの展示会は6月だからまだ余裕があります。(8)にドップリ浸かる前に何か1作ひょいと作りたいです。(2),(5),(6),(7)で一番パーツ数が少ないモノ・・やっぱりYak-7Bかなぁ・・。



 2019年2月10日(日)
 今日はサイトのメンテナンス

 あっという間に1週間が過ぎ、2月も上旬が終わります。皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は今日も午前中、食品スーパーで荷捌きと品出しのパートをしておりました。スーパーの2月のイベントは節分とバレンタインデーですね。先週の話ですが、節分の日には私が働いている店でもご多聞に漏れず、恵方巻を大量に売りさばきました。私は去年の3月から働いているので節分は今回が初めてだったけれど、夜明け前からトラックが凄い量の恵方巻を運んで来るのでビックリしました。しかしチーフが言うには去年、余った恵方巻の大量廃棄が社会問題になったので、今年は随分仕入れを抑えたんだそうです。それでこの量とはただただ驚くばかり。他にも「恵方ロールケーキ」とか「恵方エクレア」なんていう商品も入って来てもう大変。伝統的な豆まき用の豆や紙製の鬼のお面なども並べたのでもうヘトヘトでした。クリスマスと年末も商品の量が多くて大変だったけれど、節分は1日に集中して忙しいので侮れません。節分恐るべし、一つ勉強になりました。

さて、模型の方は先週末に横浜モデラーズ合同展示会があり、いまだ興奮冷めやらない中でちょっと塗料を買いに行った模型店で下のキットにバッタリ出会って衝動買いしてしまいました。これでまた1日分のパート代がパーです。

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1/150 ソユーズロケット+搬送列車。メーカーはGOOD SMILE、日本製です。凄く良く出来てる!上画像右はパッケージの底面だけれど、ここに写っているのは未塗装素組み品です。そうです、このキットは多色成形品なんです。恐らく精度もガンプラ並みでしょう。流石は世界に冠たる日本のプラモデルだと素直に感心しました。え?次はこれを作るのかって?・・え〜っと、あの、それはもうちょっと考えさせてください。

という訳で、今週はLaGG-3完成の余韻に浸る期間でキット制作はお休み、代わりにサイトのメンテナンスを行いました。今回新たにUPした記事は次の通りです。
・展示場に DAKO 1/72 LaGG-3 type66 をUPしました。
・同展示からのリンクで、同制作記をUPしました。
私が出会ったキットたちに
・R.V.Aircraft 1/72 MiG-21S および
・KP 1/72 MiG-21 M/SM をUPしました。 よろしかったらぜひご覧ください。


 2019年2月3日(日)
 横浜モデラーズ合同展示会

 月が変って2月になりました。何だかほんの少し日が長くなった様に感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。さて、2月2日と3日(土日)の二日間、神奈川県の県庁所在地である横浜の、海に面した観光スポット「みなとみらい21地区」にて、横浜モデラーズ合同展示会が開催されました。私が所属している模型サークルも、この展示会の主催クラブに名を連ねていたものですから、私も卓の隅っこに拙作を並べさせていただきました。

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上写真は卓の後方(出品者が椅子に座っている側)から撮影した私の出品物です。ラボーチキンレシプロ戦闘機5機と潜水艦を2隻持って行きました。ここに座って待機しているとほとんどのお客さんはスルーして行きますが、たまに足を止めてじっくり眺めてくださる方がいます。そういうお客さんにはすかさず声を掛け、楽しくお話させていただいた上、手作りの名刺を渡してこのサイト「赤い星」の宣伝もさせていただきました。そうすると大体半数ほどの方が「赤い星」をご存知で、「いつも見てます」とか、「お会いできて良かった」などと言ってくださいました。サイトやってて良かったと思う瞬間ですね。ありがたいことです。

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私の記憶ではこの横浜モデラーズ合同展示会は最初、飛行機模型の展示会としてスタートしたけれど、数年前からオールジャンルに広がって、今ではAFV、艦船、SFやキャラものまで多様な作品が集まる様になりました。だけどやっぱり飛行機が多めです。

それでは会場の中で、特に気になった作品を2つだけご紹介しましょう。一つ目は 1/48 の La-9(上写真)。「あれ?1/48 の La-9 なんて出てたっけ?」と思って作者の方に聞いて見ると、アカデミー 1/48 La-7 からの改造だそうです。いや凄いですね、やる人はやるんですね。この作者の方とは仲良くなって、拙作の 1/72 La-9 を隣に置いて撮影させていただきました。 
 
 
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二つ目は上写真の謎のソ連機。う〜んカッコイイ!いかにも失敗したソ連の試作機にしか見えないけれど、良く見たらこれ TSR-2 じゃないですか!このクラブさんはいつもテーマを決めて大規模な展示をされています。今回は TSR-2 特集で、色々な国の塗装がされた仮想 TSR-2 がズラッと並んでいて壮観でした。

ソ連機は他にも 1/72 の Tu-95 とか 1/48 の Su-22 とか結構並んでいたのでソ連機ファンとしても大いに楽しめました。 もちろん、凄腕モデラーさんの超絶な完成品も多数、生で見ることができ、模型制作のモチベーションが大いに上がった二日間でした。展示会実行委員会の皆さま、素晴らしい作品を見せてくださったモデラーの皆さま、私の展示品を見に来て下さった方々、その他関係者全ての皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。


 

 2019年1月27日(日)
 LaGG-3 type66 第6話 『完成!』

 今日は1月最後の日曜日です。毎年1月の終わりから2月初旬にかけてが1年で一番寒い時期なんで、ちょうどこれからの1〜2週間が寒さの底でしょう。気象庁の週間天気予報ではここ南関東の最低気温は平年並みとのことだから氷点下にはならない見通し。去年は厳冬で今頃は連日氷点下だったのでそれに比べれば暖かいですが、パートの有る日は朝5時に家を出るので寒さが身に沁みます。あと、次の土日(2月2,3日)は横浜モデラーズ合同展示会があるので天気が気になります。南関東でも年に1・2回は雪が積もるので、展示会当日に雪・・なんてことにならない様に祈ってます。

さて、制作中のLaGG-3はその展示会に間に合わせるべく気合を入れて進めた結果、昨日の夕刻に完成しました。全6話(実働6週間)での完成は私にしては最速レベルです。やはり展示会という目標が有ると全然違います。(まあ1/72単発大戦機に6週間はかかり過ぎですケド) それではLaGG-3の最終工程を振り返って見ましょう。

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ラッカーによる基本塗装が終わったらエナメルでウェザリングし、油彩で墨入れします。上写真左がBefore、右がAfter。このキットの筋彫りはシャープで、細いけれど深さが有るため、墨入れがとても上手く行きました。こういう事って大事だと思います。

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エナメルと油彩はプラスチックに対して定着しないので、私はウェザリングと墨入れが終わったらとりあえず軽くトップコートを掛ける様にしています。デカールを貼った後でもう一回仕上げのトップコートを掛けるので二度手間と言えばその通りだけれど、少しでも良い作品にするためには手間を惜しんではダメだと自分に言い聞かせています。

さて、大詰めのデカール貼りで大事件が起きました。この作例の目玉である赤いハートにライオンの横顔のマーク、当然キット付属のデカールを貼りましたが、定着が弱くて剥がれてしまいました。貼り付け時にマークセッターを使い、乾燥後に仕上げのトップコートも掛けたので、普通ならちょっとやそっとでは取れないはずです。しかし、キャノピーのマスキングを剥がす際にピンセットの先端がすべってちょっとデカールを引っ掛けたところ、ベリッと剥がれてしまったんです。慌ててデカールの破片を繋ぎ合わせて修復しようとしたけれど、やればやるほどデカールが粉々に砕けて行ってもうどうにもならなくなりました。どうしよう、もう一つキットを買おうか?いやそれでは展示会に間に合わない。しかたがないので手描きすることにしました。

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左がデカール、右が手描きです。実機のイラストを見ながら5色のエナメルでチマチマ描きました。あれ?何かデカールより良くない? 思った以上に上手く行ったので嬉しくなりました。

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最後は小物を取付けて完成です。主脚カバーが長過ぎて急遽削った以外は特段問題なく組み上がりました。終盤でデカールのアクシデントは有ったものの、展示会1週間前に完成できて一安心です。DAKOのこのキット、問題点が無いわけではないけれど、結構作り易かったし、実機の雰囲気も良く出ていてお勧めです。これ持って横浜モデラーズ合同展示会に行きますので、見掛けたらどうぞ声掛けてやってください。よろしくお願いします。


 2019年1月20日(日)
 LaGG-3 type66 第4話・第5話 合併号 『小物 & 下地塗装』 ・ 『本塗装』 

 2週間のご無沙汰でした、寒さが一段と厳しさを増している今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。先週の土日はパートのシフトが立て込んで自由が利かず、日記を更新することができませんでした。そして今日は所属している模型サークルの月例会の日でしたが、やはりパートを休めず月例会は欠席しました。こんなにパートに精を出しているのは理由がありまして、2月の最初の土日(2月2日と3日)に休みを取るために先行して出勤しているんです。では2月2日と3日に何があるのか? 神奈川県および周辺地域にお住まいのモデラーさんなら御存知と思いますが、「横浜モデラーズ合同展示会」がその名の通り、港(みなと)横浜で開催されます。私が所属している模型サークルもこの展示会のホストに名を連ねているので、私も展示会に参加して隅っこに駄作を並べる予定にしています。それで、今作っている LaGG-3 も展示会に出すつもりなんですが残りあと2週間、いよいよ尻に火が付いて来ました。日ごろ手の遅い私ですが、前回日記をUPした1月6日から、私なりにアクセルを踏んで頑張ってます。今日はその様子を、第4話・第5話 合併号としてお届けします。

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まずは第4話分の小物と下地塗装。小物は切れが良くディティールも細かくて上の部です。ただ主脚の引き込み支柱はとても小さく細いのでランナーから切り出すのも一苦労です。この支柱を洗濯ばさみに挟んで塗装していたら2つあるうちの片方がピンッ!と弾けて飛んで行ってしまいました。2時間探しましたが見つからず、これ以上は時間の無駄と諦めて自作に踏み切ります。上写真左の上が自作、下がオリジナル。始めは「こんな小さいパーツ、自作なんてできないよ〜!」と思って必死に探したのですが、意を決して作り始めると0.3mmピアノ線と極細ステンレスパイプで何とかなりました。その他の小物は上写真右のごとく異常なく塗装完了です。

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小物が片付いたら本体に戻り、下地塗装を始めます。まずは透明部分のマスキングから。これが済まないと本格的な塗装に入れません。上写真右はサフ吹きが終わった状態。今回は継ぎ目消しなど、基本工作のアラは出ませんでしたが、胴体側面に微妙な凹凸が出て対応に追われました。

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続いてサフの上にシャドーを吹きます。口径0.2mmのエアブラシを使っているのにこんな太いシャドーしか引けないなんて、全く宝の持ち腐れですね。何年もやっていればそのうち上手くなるのでしょうか? そんなヘロヘロのシャドーでも下面のライトブルーを掛けて見ると結構イイ雰囲気が出たのでちょっと嬉しくなりました。やはりシャドー吹きはやらないよりやった方が良い様です。

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ここから先の作業分は週をまたいだので第5話になります。上面の本塗装、まずは下面をマスキングして1色目のライトグレーを全面に吹き付け。グレーは隠蔽力が強いと見えてこの段階で下地のシャドーはほとんど見えなくなりました。さて、2色目のダークグレーをどうやって塗るか。せっかくエアブラシを買ったのだからフリーハンドでの直吹きも考えたけれど、シャドー吹きの結果を見れば私にそんな技能が無いのは明白です。ここは素直に迷彩パターンのマスキングで行きます。

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色の境界をぼかしたかったので、マスクのエッジを少し浮かせました。これは大変な作業だったからそれに見合う良い結果を期待したのですが、実際の結果は上写真左のごとく失敗。模型雑誌に書いてある通りにやってもそうそう上手く行きません。仕方がないのでエアブラシのフリーハンドでダークグレーを直吹きして修正しました。今度は拡大鏡を使って慎重にやったので、シャドー吹きに比べれば細く吹けたけれどあちこちはみ出してヘロヘロ。そこでエアブラシの塗料をライトグレーに変えて吹き戻し。それでもまだ納得できない所が有って再度ダークグレーを吹き戻し。それを4〜5回繰り返したかなぁ。こんな時エアブラシがもう1本有れば効率良く作業できるんでしょうね。
 
 
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ようやくエアブラシの作業が終わりました。上写真左が私の記念すべきエアブラシ迷彩塗り分け第1号です。1/72にしてはボケ足が荒いですがこれが今の私の限界だし、一応自分では満足したのでこれで良いことにさせてください。最後に細部を塗装して今回の締めとします。具体的には垂直尾翼上端の白帯、動翼とパネルのトーン変え、主翼前縁上下色の境界を整える、脚収納庫の塗装、などです。上写真右が細部塗装後。これでラッカーによる塗装は全て終わり、後はエナメルと油彩を使って墨入れとウェザリングに進みます。

ここまで来ればまあまあ一段落。この先何も無ければ2月の展示会には多分間に合うでしょう。恐いのはデカールの質ですが、それは貼って見るまで分かりません


 

 2019年1月6日(日)
 LaGG-3 type66 第3話 『士の字』 

 今日1月6日は今年最初の日曜日です。今日までお休みで明日が仕事始めという方も多いのではないでしょうか。私のパート先の食品スーパーは年中無休で元旦から営業です。年始は帰省などで休みを取るパート仲間が多い中、特段予定のない私は年始からきっちり働きました。三賀日の店の様子は年末に比べると大分落ち着いて、お客さんの出足は遅いし人数も少なくのんびりムードです。仕入れの物量も平常の半分。年末の仕入れ量が平常の倍だったから三賀日の仕事量は年末の1/4ほどでした。しかしこの土日の店内は早くも次のイベントである節分の飾りつけに変更となり、豆まきセットやら恵方巻の予約受付告知看板が並ぶなど、正月ムードは早々に消え、仕事量も平常に戻りました。

そんな訳で食品スーパーで働いていると盆暮れ正月やゴールデンウィークなどのまとまった休みが取れないのが玉にキズです。でも仕事は午前中で終わるので、毎日午後半休みたいなものだから自由時間はたっぷり有って、家事雑用を差し引いても毎日数時間は模型を弄れます。おかげで大晦日から今日にかけての1週間で、制作中のLaGG-3は(多少の紆余曲折は有ったものの)めでたく士の字になりました。

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胴体と主翼、それぞれの工作をスラスラ進めて来たDAKOのLaGG-3ですが、両者を合体させる段になって問題が発生しました。翼が胴体に嵌まりません。原因は胴体フィレットと翼上面が干渉しているためと判明。どちらかを削ることになりますが、この作例ではすでに主翼の上下を接着してしまったため、胴体フィレット部を削って主翼を嵌め込みました。すると当然フィレット端面と翼上面間に段差が出来ます。ここはフィレットは削り、翼には溶きパテと瞬着を盛って平にならしました。直前まで順調だっただけに、このトラブルはちょっと残念です。やっぱりDAKOはダメなタコなのか?

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続いてキャノピーを塗装して胴体に取付けます。パーツは風防と天窓に分かれているので風防だけ胴体に接着して天窓は着脱可能にしました。透明パーツと胴体の合いはまずまず良好ですがそのままだと風防の基部と胴体間に谷間状の窪みが残るので、作例では塗料を塗り込んで埋めました。また、天窓の裾幅がちょっと広くて胴体からはみ出すけれど、私としてはまあ許容範囲だと思います。

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水平尾翼を取り付けてめでたく士の字です。この水平尾翼も胴体との間に段差が出来ました。DAKOのこのキット、どうも翼と胴体の合わせに関して詰めが甘い様です。

しかしまあ何はともあれ、第3話で士の字と言うのは私にしては異例のハイペースです。この先大過なく進めば今月中の完成も夢ではないかも知れません。正月早々1作上がればこの1年の模型ライフに弾みが付きます。ここはひとつ頑張って見ましょうかね。



 2019年1月1日(火)
 あけましておめでとうございます。

 皆さま、新年あけましておめでとうございます。旧年中は当「赤い星」をご覧いただき、誠にありがとうございました。本年も従来と変わらず閲覧いただけましたら幸いです。どうぞよろしくお願い致します。さて、毎年恒例、年1回年明けのTOP画像更新ですが、今年は昨年の完成品の中から Tu-95K-22 を選びました。この画像の作り方を簡単に紹介しますと、まずネットの無料壁紙サイトなどで適当な背景画像を拾っておきます。次に模型の完成品を撮影してその画像をパソコン上で切り抜き、背景画像に貼り付け、最後に機体と背景の境界を違和感が無い様に調整して出来上がりです。Tu-95は胴体が細長く、主翼も長い上、二重反転プロペラが4基もあるので機体の輪郭線が長くなり、切り抜きも境界調整も大変でした。苦労した割にはご覧の通り、まだところどころいかにも「切り抜いて貼り付けました」という感じが残っているけれど、なにとぞご容赦の上、ご笑覧いただけましたら幸いです。

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さて、年の初めにあたり、今年の抱負など語らせていただきます。今年は私にとって定年2年生を過ごす年となります。昨年新しく始めたパートもどうにか板に着き、第二の人生も安定した水平飛行に移った様なので、模型制作にますます力を入れる所存です。今現在未完山には飛行機350、潜水艦20、合計370もの在庫が有りまして、昨年は飛行機と潜水艦合わせて7作完成したからこのペースで作ると未完山消滅まで53年かかります。ところがいまだにぽつぽつキットを買うし、そもそもそんなに長く生きてられないのでもう未完山消滅はムリなんですが、置き場所の問題もあるのでとにかく少しでも在庫を減らしたいところです。まあ昨年が7作完成ですから今年は8作がとりあえずの目標ですね。

アイテムとしてはまず今作っているLaGG-3が片付いたら次はYak-7を作るつもりです。そうすると一応大戦中のソ連単発レシプロ戦闘機が揃うのでレシプロはそこで一区切り。続いてジェット機は好みのマイナー機に焦点を合わせて例えばアレクセイエフ I-211 とか Yak-1000 なんかを画策しています。さらに潜水艦は最低1隻、できれば2隻。その他は長年放置している Amodel 1/72 La-250 や RODEN 1/72 An-12 などが脳裏をよぎりますがこれら長期放置組がどうなるかは全く未定です。

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あと、所属している模型サ-クルの展示会用に飛行機でも潜水艦でもない何かを作るかも知れません。サ-クル展示会のテ-マは「命(いのち)」なんです。一応、生物模型にも興味があるのでちょっとそっち方面の模型でも作って見ましょうか。61才になったと言うのにまだまだ作りたいものが沢山あります。て言うか作りたいものが増えています。これからは健康に気を付けて1日でも長く元気で模型作れたらイイナと思います。それでは皆さま、2019年もこの赤い星をごひいきに、どうぞよろしくお願い致します。



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